ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

半年ぶりの読響コンサート

2020-08-22 | クラシック音楽
7月末頃から人数制限をして、読響がコンサート活動を再開しています。
今月サントリーホールで開催の読響サマーフェスティバル、三大交響曲と三大協奏曲の2公演のうち、8/19の三大交響曲の方へ行ってきました。
もう一方の協奏曲の方は8/22で、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの其々のソリストが演奏するので、特にピアノは辻井伸行さんが演奏するというので、魅力はあったのですが、久しぶりにシンフォニーをじっくり聴きたかったので、交響曲の方を選びました。

指揮は、角田鋼亮(つのだこうすけ)
曲目は、シューベルトの「未完成」、ベートーヴェンの「運命」、ドヴォルザークの「新世界」
オケは、一人一人の間隔を空けて椅子が配置されていて、通常の半分以下の40人編成でした。客数は1席ずつ空けて通常の半分の約1000名が入っていたと思います。コロナ感染防止で団員同士の接触を避けるためだと思いますが、コンサートマスターのすぐ横に、弦が切れた時のための予備ヴァイオリンが置かれていました。
40人編成での演奏が80~100人編成の演奏とどう違うのか、実際に聴いてみないと、また、人によって、席の位置によって感じ方は様々だと思いますが、私は音量ではないと感じました。人数が少なくてもかなりの音量が出せていましたし。
オケで一番人数が多いのは弦楽器です。弦楽器の数を減らしたために、通常のオケ演奏では弦楽器の音でかき消されて聞こえにくい時がある、木管や金管楽器の旋律がとてもクリアに聴こえてくるのです。
しばらくは、どこのオーケストラも少人数での演奏が続くと思いますが、いつもとは違う感覚で演奏を楽しむことができると思います。

今回のサマーコンサートでは、寄付金付きのチケットを買ったので、このような読響ブラボーマスクというのを頂き、それを付けて応援してきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッスン: 音階練習

2020-08-09 | ヴァイオリン
ヴィヴァルディの曲に入ってから、ポジション移動が多く、音階の幅が広くなってきたため、音階練習を始めることになりました。
使用する教本は、小野アンナの音階教本。
バイオリン関連で検索すると時々名前が出てくるので気になっていましたが、表紙を開けると左ページに小野アンナさんの写真が掲載されています。
名前だけで日本人かと思っていましたが、ロシア貴族の生まれのロシア人です。
教本の紹介文には、編集当時のソビエト連邦出身と書いてあります。
1950年代に日本人と結婚されて日本でバイオリンを教えていたそうで、後に離婚して当時のソ連へ帰国し、この本を作られたようです。
離婚したのになぜ小野姓を名乗っていたのか不明ですが、帰国しても日本への思いがあったのか、元の姓に戻すのに、何度も日本を行き来するのが大変だったのか、でしょう…
このアンナさんの元夫というのは、オノ・ヨーコさんの父上の弟で、つまり、アンナさんは、一時期は義理の叔母だったようです。

教本にもどりますが、内容は2オクターブ、3オクターブ等の全て音階のバリエーションでまとめられています。バイオリンの音域は4オクターブだそうですが、すでに、2オクターブの高音キーに指が届かず四苦八苦しています。😅 

表紙は地味ですが、初版から約60年経ってもバイオリンの指導本として愛用されている重みのある本です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする