ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン再開 - ザイツのヴァイオリン協奏曲第5番

2020-06-19 | ヴァイオリン
先週ですが、音楽教室が再開し、レッスンが始まりました。約3か月振りです。😊 
再開したクラスは全部ではないようで、大人が多い教室はオンラインレッスンに切り替えているようです。オンラインレッスンって、音と動きにズレが出ることもあるし、音質も変わるのでは。。どうなんでしょう。
また外出自粛勧告が出て休校になることもあるかもしれないことを考えると、対面レッスンの時間は貴重ですね。
3ヶ月前、鈴木ヴァイオリン第4巻の最初にあるザイツの協奏曲第2番3楽章を終え、発表会の曲もレッスンしてもらっていたのですが、その後、発表会は中止になってしまったので、鈴木教則本の次の曲、ザイツのヴァイオリン協奏曲第5番1楽章を自習していました。
然し、最初の譜読みを間違えて、それに気が付かないまま長期間練習し続けると、脳にインプットされてしまって、なかなか修正が効きません。
譜読みでめったに間違いはしないのですが、どういうわけか、♯と♭を勘違いして弾いていた部分があり、今回、久しぶりのレッスンで指摘され、譜面を見直して初めて間違いに気づきました。現在、「癖」になってしまった間違いの修正に苦労しています。 
やはり指導してくれる人は必要だと感じています。

それにしても、マスクをしながらヴァイオリン、弦の手前が見えないのでどうしたものか。口だけのマスクか透明のマスクがほしい。。😷 

さて、ザイツの協奏曲第5番ですが、聞いた話によると、ヴァイオリン初級レベルの生徒の憧れの曲らしいのですが、なぜ憧れなのかというと、鈴木ヴァイオリンの第3巻までは、ソロ曲やピアノ伴奏付きの曲ばかりなのですが、この第4巻で初めて、「協奏曲」を習うことになるわけで、つまり、オーケストラと演奏するような曲を弾けるようになる、ということなのだそうです。
クラシックを聴きすぎているおばさん(私)は、ヴァイオリン協奏曲といえば、ブラームスやメンデルスゾーンが憧れなのですが、ヴァイオリンを習っていてザイツの協奏曲にたどり着いたことは、喜ばなくてはいけないことなのですね。😄 
ただ、この協奏曲第5番については、難しいテクニックが集まっているので、今はそれを攻略するのに忙しくて、協奏曲に到達した喜びを感じている余裕はないですね。

鈴木の教本には、この協奏曲5番の1楽章と3楽章だけが載っていて、2楽章がありません。YouTubeでヴァイオリニスト・島根恵という方が全曲演奏されている動画を見つけたので、参考に聴いているのですが、全曲通して弾けたら素晴らしいかもしれないと思い始めています。
そこで、島根さんが解説している、ザイツの協奏曲第5番の演奏アドバイス付楽譜を参考書として買ってみました。
譜面には、音がズレやすい音譜の上に、それを意識させるための記号が付いているので、それが結構役立っています。




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読響 7月の公演中止 / 去年の6月公演を思い出す

2020-06-17 | クラシック音楽
公演中止のお知らせにもう慣れてしまって落胆しなくなりました。
今回は通知が届くのが早かったです。
楽団では、オケ編成や座席数を縮小して、7月に特別公演を検討しているらしいですが、モーツァルトなら、編成が少なくてできるかもしれません。
実現するとよいですね。

コンサートに飢えている状況で時々思い出すのは、昨年(2019年)6月の読響名曲コンサート。この公演はブログを始める前だったので投稿していませんでしたが、ちょっとだけ。
この時の指揮者は小林研一郎 (コバケン)氏。
曲目は、ビゼーの歌劇「カルメン」第1組曲、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、フランクの交響曲ニ短調でした。
ヴァイオリン協奏曲のソリストは、韓国出身のキム・ボムソリさん。
キム・ボムソリは、読響とは2度目の共演だったらしいのですが、私の記憶では初めて聴くヴァイオリニストでした。ソウル大学を経て米国ジュリアード音楽院で学び、ミュンヘン国際コンクール最高位、ヴィエニャフスキ国際コンクール第2位、モントリオール国際音楽コンクール第2位等、と輝かしい受賞歴を持っています。
黒地に金の装飾の入ったドレスで現われ、後ろに束ねた長いポニーテールが揺れて可愛らしいという印象でした。
印象からは想像できませんが、彼女の演奏は、鍛え上げた演奏技術、豊かな表現力、力強さを持っています。
ボムソリさんの第2楽章の演奏中に思い出したことですが、
以前ウィーンフィルのコンマスで、後に読響のコンマスを何年か務めたダニエル・ゲーデ氏が、NHKの「奇跡のレッスン」という番組で、千葉県の小学校の弦楽部の生徒たちに指導している時に発した言葉です。
 ”ヴァイオリンは相手に語りかけるように弾くもの”
第2楽章のアダージョの時は、ボムソリさん、客席ではなく、指揮者コバケンの方を向きながら、まさに語りかけるようにヴァイオリンを奏でていました。 
第3楽章のアレグロ・エネルジコはこの曲の見せ場ですが、リズム感があり、コバケンとオケ、ボムソリ、息のピッタリ合った演奏でした。
アンコールは、確かイザイのヴァイオリン無伴奏だったと思います。

ところで、読響とは関係ないですが、ボムソリさんが今年初めにアップしたリサイタル動画を掲載します。曲は、サン=サーンスのロンド・カプリチオーゾ。 
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