2024.5.3
晴れて暑くなると思ったのですが、少し肌寒い陽気でした。
今日から3日間、東京国際フォーラムを中心に、丸の内のオフィスビル各所で毎年開催されている音楽祭ラ・フォル・ジュルネが始まりました。
コロナ禍で開催中止となっていたのですが、昨年再開されました。
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ピアニスト亀井聖矢さんが出演するセッションは、開催時間が20:45〜と遅いので、その前の、ピアニスト萩原麻未さんが演奏するセッションも聴くことにしていました。これらのチケット購入の際は出遅れて、良い席を入手できなかった話は前に書きましたね。
萩原さんのセッションの前に、少し早めに出かけてバイオリン専門店等が数店出展するホールEに寄りました。ホールEはプロアマのアーティストが演奏する入場無料のステージを見る客で溢れ、展示ブースは壁際に数件だけ。
各社数百万円はするストラディバリウス等を数台展示していましたが、興味本位でブースに入ってくる人、写真を勝手に撮る人、恐らく購入者に渡すであろうノベルティを勝手に持っていく人、がいるような環境で、出展する意味はあるのか疑問でした。
さて、18:15からホールAで萩原麻未さん✕神奈川フィルによるオールラヴェルの演奏です。
神奈川フィルの指揮者は斎藤友香里さん。全体的に指揮に切れがあって好印象でした。このオーケストラの弦楽器はなかなかのクオリティですね。
曲目は、ラヴェルの「亡き王女のためのバヴァーヌ」、「ピアノ協奏曲ト長調」、「ボレロ」。
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ピアノ協奏曲ト長調:
萩原さんはグリーン地に白赤の帯模様の独創的なドレスで登場。肩や腰のあたりにボコッと袋が飛び出したような…?ちょっと説明しにくいですが。
2010年ジュネーブ国際ピアノコンクールで日本人として初めて優勝したピアニストです。
1楽章はちょっとガーシュインっぽい、3楽章は躍動的で切れが合っておもしろい。2楽章のアダージョは詩的でロマンティックに歌い上げていました。
最後は、聴いたことがない人はいないだろうと思う、ラヴェルのボレロ。
この曲は、ラヴェルの母親がバスク出身(スペイン)ということもあって、幼い頃に体験したサンセバスティアン’(バスク)の太鼓祭りからイメージされたのではないかと思っています。
小太鼓奏者が良く見えなかったのですが、メイン奏者の隣にサブがいたようです。読響の場合は1人で演奏するのが常ですが、曲の最初から最後まで叩き続けるのは、かなりきついと思います。
ホールAは約5000人の収容ですが、ほぼ満席でした。
少し終了時間が伸びたので、急いで夕食を食べに行き、亀井聖矢さんのセッションへとつなぎます。
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