ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン:マルティーニのガヴォット

2019-10-26 | ヴァイオリン
いよいよ鈴木ヴァイオリン教則本第3巻に入りました。
といっても、第2巻の後ろのページに載っている第3ポジションの指の基礎練習と、セヴシックの練習曲は、これからしばらく続くようですが。

指のポジションの基本として習ってきたのは第1ポジション。
第1ポジションでは、A線の場合、開放弦でラ、人差し指で押さえてシ、中指でド、薬指でレ、小指でミと奏でます。 習い始めた第3ポジションでは、この3番目の薬指の位置に、人差し指をシューッと滑らせてレ、そこから中指でミ、薬指でファ、小指でソ、と、隣のE線で鳴らす高い音を、A線でも弾けるようになるというわけです。
第3ポジションだけの練習譜はわかりやすいので、指もシュッと動いてスムースに弾くことができます。
でもですね、楽曲の応用にはまだ慣れていないので、譜面を追っていて、第3ポジションの指番号が出てくると、戸惑います。

今回宿題になっていたマルティーニのガヴォットは、途中で第3ポジに変える小節が①②の2か所あります。これは、普通に第1ポジで弾くととても弾きやすい曲なのですが。
気持ちよ~く弾いていると、第3ポジに指を切り替えるのを忘れて慌てるので、音がぐずぐずになったり、ここはどの弦だっけ?、と一瞬思考が止まることがしばしば。


さて、昨日のレッスンですが、いつも最初の無伴奏一発目が好調で、次第に妙なスパイラルに入る私です。 最初に通しで弾いたところ、第3ポジのところもスムースに弾けました。やったぁ!とぬか喜び。 
レッスン開始とともに、他のスタジオから聴こえてくるギターとドラムの音に惑わされ、段々集中力が続かなくなってきます。😖 
次のステップのピアノの伴奏との演奏で、撃沈です。第3ポジの罠に嵌り、指の位置ははずれ、どこを弾いているのか迷子になり、歌詞を忘れてごにょごにょ歌っているような演奏でした。
ピアノ伴奏付きでも4回位やり直したでしょうかね。先生も、第3ポジションは習ったばかりだから仕方ないと思ったのか、曲自体が単調な繰り返しであまり面白くないからか、お情けなのかやっと〇を付けてくれました。

次回は、バッハのメヌエットのト長調とト短調に進みます。元はピアノのために作られた曲で、これもまた、他の人の楽譜が紛れてバッハの曲とされてしまった、という逸話がありますが、本当はベツォルトという人の作品です。
優しくてきれいな曲なのに、ト短調の部に入ると、完全5度と減5度の連続技という難所があり、手こずっています。😓 

専門用語が出てきて、何を言っているのかわからない方は、ネットでお調べ下さい。私自身もよくわかっておりません。。😅 





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ヴァイオリン周りの小道具

2019-10-25 | ヴァイオリン
本日はレッスンでしたが、朝から雨です。大雨です。
しかも、出かけるタイミングで豪雨が始まりました。
レッスンへ行く前に、家の近所の練習スタジオを予約していたので、豪雨の中、ヴァイオリンを背負って、歩いて出かけて行きました。スタジオまでひたすら上り坂です。 
前に、ヴァイオリンケース用のレインカバーを探していたのですが、気に入ったものが見つかりませんでした。私のケースはオブロング型(四角)で、一応雨にも強い撥水素材でできているのですが、やはり雨の日は心配だから保護したい。
そう思って、ヴァイオリンのレッスン日に初めて雨が当たった時には、取り敢えず30リットルのポリ袋(取っ手付き)をケースの頭部に被せてみました。これが、ちょうど良くフィットして、また、袋の取っ手の片方を、ケースのハンドルに引っ掛ければ、歩いていて外れたりすることはないため、普通の雨なら、それで事足りるということになりました。
ところが、今日は豪雨に強風。 いつだったか、ケースにポリ袋を被せて、背中に背負って歩いていたら、突風が吹いて、ポリ袋がバサバサバサバサと大きな音を立て、周りの人にビックリされて、とても恥ずかしい思いをしました。
風のある日は、ポリ袋はやめた方が良いですね。
それで、昨日思いついて戸棚から探し出したもの。 旅行用のレインコートです。
これをヴァイオリンケースに着せてみました。それが、誂えたみたいにピッタリで、レインコートのスナップを、背中に背負うためのストラップを遮らないように留めれば完璧です。
レインコートが少しゆったりめだったので、背負ったまま自分も着れるかなと思って、試しに袖に腕を通してみたのですが、ケースの頭が自分の頭より上にある、ということを忘れていて、腕が、バンザイの形になってしまいました。。。😣 

今日はとにかく、このレインコートで正解でした。
レインコートは、女性用のMサイズがちょうど良いと思います。
レッスンに行くと、音楽スクールのスタッフが、そのレインコートが黒色だったこともあって、新しいタイプのヴァイオリンのレインカバーに見えたようです。
100円ショップのレインコートでも、ちょっとリメイクすれば、使えるかもしれませんね。

ところで、3月にヴァイオリンを購入した時に、消音器なるものが付いていました。
お店の人からは、金属製なので軽く載せる程度にした方がよいですよ、と言われたのですが、その時は超初心者だったので、訳がわからず、どこにセットするのかも知らずにいました。その消音器は、このようなくし形で金属製です。

自分なりに、ここだろうと思ってセットしたのが、実際に弓を当てる弦の上。でも、この形だと、弦2本しか抑えられないから、他の2本の弦は音が出てしまうじゃないの??消音器はもう一つ必要なの??等、疑問を抱いたまま何もせず、使わないまま7ヶ月ほど過ぎました。
一昨日、たまたま違うことを探していて、あるアーティストの方が書いているブログに、消音器の比較が写真入りで掲載されているのを見つけました。
なんだー、 ここに置くのかぁ、と思いながら、早速付けてみたのがコレ。

駒(ブリッジ)の上です。そうですよね。駒が弦の振動を表板に伝えて響かせているのですから、これなら、4弦全部消音になります。
これで弾いてみました。消音器ですが、音は出ます。空気を振動させるような大きな響きが抑えられているので、弱く苦し気な音を発しますが、運指や弓の動きを練習するには問題ありません。
マンション住まいにとっては、これはありがたいです。これからは、ビクビクしながら弾かないでも良さそうです。マンションというのは、遠くの階の音でも近くに聞こえたりするので、どこに音が届いているかわからない怖さがありますからね。 
時折、風呂場という密室で弾いております。😅 
但し、この消音器、デメリットがあります。 ヴァイオリンらしい響きや音の伸びやかさが抑えられてしまうので、音程の狂いがわかりにくかったり、楽器の特性を学んでいくには不適切なようなので、長時間、長期間使用はNGだそうです。



















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レッスン: 第3ポジション

2019-10-18 | ヴァイオリン
肩凝り持ちなのですが、それに加え、五十肩になりそうな不気味な肩の痛みが続いています。最近、肩が凝ると、小指、薬指の動きが鈍くなることがわかってきたので、今月から朝のラジオ体操を始めました。

先週からの課題だったボッケリーニのメヌエットのトリルからの移弦が、昨日まで完成していなくて、また〇をもらえないかもしれない、と落ち込みながら、レッスンへ行く前の練習をしました。 
ですが、あ~ら、不思議。 あんなにできなかったのに、できたじゃないですか。😊 
キーは、弓の運び方でした。 左の指は正確にトリルの動きをしているのに、トリルの最後の音が終わらないうちに、弓を次の弦に移動させていたのです。
それが直前にわかっただけでも良かったぁ。

でも、レッスンでは、上手くできたようなできなかったような。。
曲を弾く時は、最初は無伴奏です。先生が良いと思われたら、ピアノ伴奏で合わせて、上手にできたら合格になります。 
無伴奏1回目。トリルが上手くできるように慎重に、モデラートを保ちながら弾いて行きました。トリルから移弦、成功です! すると、調子に乗って、中盤のTRIOに入った時に、急にスピードが上がってしまい、ダ・カーポで最初の小節に戻ってもスピードは落ちず、再びトリルが来た時に、指がスピードに追い付かずつっかえてしまいました。
無伴奏2回目、今度は別の小節で弓の運びのトラブルでやり直し。そして、強弱にも気を付けて3回目を弾き、ようやくピアノ伴奏に移りました。先生のピアノの速度が安定していたおかげで、私の暴走が抑えられ、何とか〇がもらえました。
トリルのところは、自分ではあまり良い出来とは言えませんでしたが、曲全体として強弱やリズム感などが良かったそうです。
何はともあれ、終わってホッとしています。😫 いつまでもできないと、好きな曲でも嫌いになりそうです。
最後に、E線上で第3ポジションでの弾き方をレッスンしましたが、慣れないので、指を移動させて正しい位置に当てるのが少し大変です。集中的に練習が必要です。

来週は、いよいよ鈴木ヴァイオリン教本の第3巻に入ります。
第3巻は消費税増税前に買っておいたので、すでに中をパラパラ弾いて、1曲目のマルティーニのガヴォット、初見ですぐ弾けるほど簡単、と思っていましたが、楽譜をよく見ると、カッコ書きで第3ポジションの運指番号が所々入っています。
先生が 「折角ですから、第3ポジションで練習して来てくださいね。」と…😨 

苦戦したボッケリーニのメヌエットの曲です。
トリルには種類があるので、この方のトリルは教本のとは少し違います。
演奏は Jennifer Jeon.
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10/15読響コンサート: シベリウス・ヴァイオリン協奏曲ニ短調

2019-10-16 | ヴァイオリン
昨夜、18:25頃サントリーホールの入口前で開場を待っていると、チケットデスクの脇のガラス扉を、若いスラっとした縮れ毛の外国人の青年がそーっと開けて出てきました。右肩に角形のバイオリンケースを提げている。 もしかして、この日のヴァイオリンのソリスト、エマニュエル・チェクナヴォリアン(Emanuel Tjeknavorian)か!? 
開演は19時。 あと30分なのに、ソリストが会場から出てくるかなあ、と半信半疑。
ステージに現れた彼は、似ているようで違うような、髪型が、ちょっと違ったかなあ。。 
このもやもやの結末は、文末で。。

10月15日、読売交響楽団の名曲シリーズのコンサートに行ってきました。
指揮は、80歳のロシアの巨匠、ユーリ・テミルカーノフ(Yuri Temirkanov)。
演目  ● シベリウス・ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
   ● チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調作品64



シベリウスを弾いたヴァイオリンソリストは、前述のチェクナヴォリアン。
ウィーン生まれの24歳。父は指揮者、母はピアニストの音楽一家に生まれ、5歳でヴァイオリンを始め、7歳でオーケストラとの共演デビューを果たしています。
2015年に開催されたシベリウス国際ヴァイオリンコンクールで第2位を獲り、またベスト・シベリウス演奏賞を受賞、2017-18には、ECHO(欧州コンサートホール機構)による権威ある新人賞 「ライジング・スター」に選ばれ、欧州各地の著名なコンサートホールでのデビューを果たした新鋭ヴァイオリニスト。
父である指揮者ロリス・チェクナヴォリアンは、かつて読響を指揮したことがあるそうですが、エマニュエルは読響とは今回初共演だそうです。

さて、チェクナヴォリアンのシベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調ですが、 
憂いを帯びた旋律で始まる第1楽章は、低音の響きに膨らみがあり、抒情的、音の正確性、が印象的でした。また、女性ヴァイオリニストとは違う力強さを感じました。
第2楽章。ヴァイオリンの悲しげな旋律が続き、オケと共に次第に盛り上がっていく曲ですが、終盤、オケの音量でかき消されるのではと思うくらいの繊細なピアニッシモで弾くのですが、旋律が鮮明に聞こえてくる。存在感のある独創的なピアニッシモでした。そして、技巧性のある第3楽章は、力強く躍動的で、指揮者、オケとの一体感を感じました。 
後でわかったこと。チェクナヴォリアンが使用していた、低音がとても美しく、豊かな響きを出していたヴァイオリンは、記述によると1698年のストラディバリウス、のようです。

今回の公演は、テレビの収録カメラが入っていました。
日付は忘れてしまいましたが、この日の演奏は、2020年1月にBS日テレで放送されるそうです。

さて、冒頭の青年ですが、さっきまでチェクナヴォリアンかもと思っていたのですが、持って帰ってきたチラシを見ていたら、あれ?違う人だ、ということに気が付きました。
今週の土日に東京芸術劇場で、同じテミルカーノフ指揮により読響とブラームスを演奏するヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトゥリアンです!  アルメニア出身の、2005年のエリザベート王妃国際コンクールでの優勝者です。
演奏を見に来ていたのですね。
一日に世界的ヴァイオリニストの2人に会うことができるなんて。。😢 
(会ったとは言わない、見たというのが正解ですけど、座席もステージに近かったので、おばさんは会った気になっています。)
今週末、10/19と10/20、東京芸術劇場、両日マチネで、ブラームスが演奏されます。チケットは、昨日の時点でA席とB席はまだ残っているようですが、ハチャトゥリアンの演奏、聴いてみたいなあ。。💛

若手ヴァイオリニスト二人にに夢中で、巨匠テミルカーノフと読響の、素晴らしいチャイコフスキー5番の演奏について書き忘れるところでした。
が、次回につづく、です。




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レッスン:トリルから移弦

2019-10-11 | ヴァイオリン
台風19号が明日関東を直撃するというので、食糧確保、停電時のための対策、ベランダを片付けなくては等といろいろ忙しくて、今日はヴァイオリンどころではなかったのですが、きっちりレッスンに行ってきました。

今日はボッケリーニのメヌエットです。
有名な曲ですし上手に弾きたいのですが、2週間練習しても上手く弾けないところがあります!
毎週1曲ずつ順調にクリアしてきたのに、鈴木ヴァイオリン第2巻の最後のこの曲にきて、ここ(赤い枠部分)のトリルで躓き、そこからA線へ移る部分で躓き、今日は〇を頂けませんでした。😫 


もう少しだけ手が大きくて指が長かったらなあと思うことがしばしばあるのですが、E線で人差し指と中指でトリルして、素早く小指を伸ばして隣のA線のミへ、この動きって、手の小さい人にはきついのですよ~。
このパターン、もう少し後の小節でも音程を変えて出てくるので、厄介な存在です。
頭の中で、トリルの次は小指を大きく伸ばすのだよー、という意識が先んじるので、トリルのところで指が焦るかもたつくかして、音がクリアに鳴らず、やり直しでスムースにA線へ移れない。トリルが上手く行ったかと思うと、A線のミ音がずれるか情けない音になる。それを繰り返すほど、トリルができなくなってきて、余計焦る、というスパイラルに嵌ってしまいます。
先生からは、トリルの後にちょっと間を入れてA線へ移ればよいと言われたので、その通りにやってみたのですが、どうもメロディーが滑らかにならない。。😔  

結局、ボッケリーニは、また次週への宿題となりました。
一週間でこの問題をクリアできるかどうか。。
これに加えて、次回から第3ポジションのレッスンをするそうです。
第3ポジション? 指を3度弦の上を滑らせる? 更なる難関でしょうか!?

今回の台風は、昭和33年に関東に大きな被害をもたらした狩野川台風に匹敵するほどの記録的台風だそうです。 
大きな被害にならないことを願うばかりです。




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