とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

会いに来たおばあちゃん・・・。

2006-07-15 22:57:14 | 職場
先週の金曜日の出来事だ・・・。
仕事をしていると、どうもレーザーの部屋からこちらを伺っているお婆さんの気配がした・・・。
病院という職場ですし、色んな人が出入りするのでこんな事はよくあるのだが、今回はどうも誰かを探しているようだ・・・。
私も仕事が色々あったのであまり構わずに、どうせそのうち居なくなるだろうと思いあまり気にもしなかった。
ただ、パートのナースが「体がだるくてだるくて・・・年ですかねぇ・・・」何て話しかけてきたりしていた。まあ、彼女はいつもだるいので「いつものことか?」と聞き流していたのだが、本当にだるそうだった・・・。
午前中の勤務も終わり、お昼の休憩で昼食を摂っていると、事務の女の子が「これ、昨日会いにいったお婆ちゃんです」と携帯で撮った写真を見せてくれた。
見た瞬間に「あっ、亡くなるな」とすぐに判った・・・。
何故なら、そのお婆ちゃんこそ午前中から検査の辺りをウロウロしていたお婆ちゃんだったのだ。
お婆ちゃんは90代で、長年リウマチを患い、最後は寝たきりになっていた。
彼女のお母様は早くに母を亡くしていたこともあって、そのお婆ちゃんは夫の母になるのだが、本当のお母さんの様に思っていたようで、それだけに彼女達の思い入れも強かったようだ・・・。
休憩も終わり、午後の診察を開始して、4時すぎくらいだっただろうか・・・。
彼女から「お婆ちゃん亡くなったんです・・・。急に休みを取る事になるかもしれません」と報告を受けた・・・。
翌日土曜日、彼女は当然お休みになった、そんな彼女が不在の場所でパートのナースが私にこんな事を聞いてきた・・・。
「何かいませんよね?」
思わず「ん?何が?」としらばっくれた私・・・。
続けて彼女が言うには・・・。
「昨日の午後、診察室に入ってた時何か話し声が聞こえたので振り返ったんです。そうしたら、カーテンの隙間から骨と皮だけの様な、痩せたおばあさんが居たような気がしたんですけど・・・。事務の子のお婆ちゃんの写真を見た後だったし、気のせいかなと思ったんですけど、目が合って・・・それから益々体がだるくて、今日も車の運転もしたくなくて、旦那に送ってもらったんです」
彼女は以前も亡くなる前にさまよっていた患者さんを目撃したりしていて、最近そんな力もついてきたのである・・・。
そんな話しをしているうちに彼女にすがっていたお婆ちゃんが私の所にやってきた・・・。
私は「そうね、実は昨日午前中から来てたのよ」何て話をしながら「今私の方に来たから話して聞かせるから大丈夫だよ」と話しお婆ちゃんと話をしてみた・・・。
もう、あなたは亡くなっていること、それが証拠に、身体も痛みから解放されていること、孫さんや子供さんの事も心配なのは判るけど、死んでしまった今は何も出来ないという事。ご家族の事は心配いらないし、第一心配したところでどうにも手は出せないのだから後は静かに見守って、何より次に生まれる準備をしたほうがいいという事。痛みからも解放されたのだから、ちょっとゆっくり休んで次はそんな痛みに苦しむ事のない人生を送れる様に、この世には何の心配も要らない、みんないい大人なのだから・・・。とトクトクと話をしてるうちに無事帰っていきました。
すると、彼女の体のだるさも消え、ご主人も驚いたそうです・・・。
皆さんも、もし霊にあってしまっても自分がしっかりしていればキチンとお話すれば大抵は納得して帰るべきところへ帰ってくれます・・・。
まあ、中にはしょうもないのもいますけどね。
だから怖くなんてないんですよ。
もし、会った時は何が言いたいのか、どうして残ってしまったのか聞いてあげて下さい。
例え恨みつみがある霊でも、教え諭せば大体は成仏します。
こういう力がある人は助けてあげて下さいね。
コメント
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