先日、知人からこんな相談を受けた。
彼女の姉が中古住宅を購入。
農家をやっていた旧家を少しリフォームしたもの。
住んでいた老夫婦は子供たちの所へ引っ越す為の売却らしい。
彼女は当然引越しの手伝いに行ったのだが、その時も、ある部屋を開けると、何もないのに物凄い視線を感じたそうだ。
その後、引越しの疲れもあってか、姉の家族は次々風邪をひいたり、体調を崩したらしい。
「何かあるんでしょうか?」
彼女は心配そうに私にたずねてきた・・・。
我が家もそうだが、今時、田舎だとなお更中古住宅がお買い得。
殺人事件があったとか、自殺があったとかでなければ、まだまだ住める広い家に広い庭。
都会ではあり得ない価格で手に入る。
ただ、注意して欲しいのは、「そこには長年人が住んでいたこと」
そこには色んな生活があったということ。
楽しいことも、辛い事も沢山その家に年輪として残っているということ。
まして、農家の様な代々生活してきた旧家ならなお更です。
当然、お葬式もあったでしょうし、色んな出来事があったでしょう。
生活しているんですから当然です。
沢山の出来事を家が吸収しているのです。
色んな家族の思いが家に刻まれています。
自分がいつか死んで、子孫達が家を手放して、全く知らない他人が家に入ってくる。
そりゃあびっくりしますよね。
先祖代々受け継がれてきたこの家に、全く見ず知らずの他人がズカズカと入り込んで、生活を始めるのですから、たまったもんじゃないですよ。
自分たちが苦労して建てた家です。それ相当の思い入れがあって当たり前です。
ですから、気づかない人には気づきませんが、気づいてしまう人には気づいてしまう現象が色々起こりますが心配はいりません。
彼女のお姉さんの家でも、誰もいないのに2階で足音がしたり、最終的にはお姉さんが女の子を見てしまったそうです。
さて、まず、中古住宅を購入するときの注意点ですが、元々の家主さんを知っておくことは勿論ですが何故手放すのかを知っておくことも大事です。
(借金を作って手放すことになった場合はまた話がちょっと変わりますので、それはまた次の機会に・・・)
そして、その中古住宅が取り壊す必要もなく、十分住める場合・・・。
その家に、神棚の跡がある場合は、神社などに頼んで神様を入れた場合はちゃんと神様をお返しするなり、新しい家に持っていくなりしてあるか確認します。
自分たちが神棚を作る時は、御札をおまつりするだけでも十分ですが、昔は神社などにきちんと依頼して神様を居れる作業をするのが普通でしたから、神棚の跡が見られる家の場合はきちんと確認した方が良いと思います。
住み始めて最低でも1ヶ月は窓を全部開けてきちんと掃除をしましょう。
その時、先人達への感謝を忘れずに・・・。
「こんなに大事に使ってきた家を私達に分けて頂いてありがとうございます。大事に使いますね」
そんな気持ちを持って生活してください。
朝は必ず窓を開ける。
これは、どのご家庭でもやって頂きたいのですが、窓を開けることで気の流れが変わります。
特に、嫌なことがあった時や、ちょっとしんどい時期などはお勧めです。
水周りは清潔に・・・。
水は命の源。
台所、洗面所、お風呂、トイレ。
とにかく水をつかう所は清潔にしておいて下さい。
井戸がある家は盛り塩をすると、なお効果的です。
開かずの間は作らない。
納戸でもどこでも、家の中に開かずの間は作らない様にします。
さてさて・・・。
彼女のお姉さんの家も、今は何事も無く、平穏無事に暮らしてします。
自分たちが建てた家を大事に使ってくれる、安心すれば先人達の思いも浄化します。
守ってくれる先人もいたりします。
我が家も、引越した当初は、階段を下りてくる足音や、色々なことがありましたが、今は全くありません。
まあ、私が連れ込んでくるのは別ですけど・・・。
何も怖くないんですよ。
そうそう、先日。
私が一人で昼寝をしている時にあまりにうるさかったので・・・。
「ちょっと!私、昼寝するんだからさあ、静かにしてくれないかなぁ!?」
と怒ったら、ピタッと静かになったことがありました。
幽霊だとか、怪奇現象だとか言って怖がる必要はないんです。
何て言ってる私も、昔は怖がってましたけどね・・・。