青い空は 青いままで子供らに伝えたい
燃える八月の朝
影まで燃え尽きた・・・。
この歌、知ってる人・・・少ないだろうなぁ・・・。
本日は、休日・・・。
いつもより遅い目覚ましで・・・。
メールなんかをチェックして・・・。
のんびり熱めのシャワーを浴びて・・・。
アイスコーヒーなど飲みながら・・・。
またまたメールチェックなんかして・・・。
だらだらしながら付けたテレビ・・・。
チャンネル・・・変える・・変える・・・変える・・・。
止めたチャンネルは・・・。
まさに11時2分・・・。
長崎の原爆投下時間・・・。
黙禱開始の時間だった・・・。
私には、前世の縁なのか、旅の縁がある・・・。
行きたい!と思った所には、何故か行けたりしてしまう・・・。
長崎もそうだった・・・。
今から10年以上前の出来事だ・・・。
当時勤めていた病院は、反戦活動にも力を入れていた所だった。
毎年、「広島・長崎原爆水爆禁止世界平和大会」には必ず代表を送り出すような職場だった・・・。
そこで、何故か長崎の年に、私に白羽の矢が当たった・・・。
初めて訪れる長崎・・・。
飛行機での旅も初めてだったので、空港では何が何だか解らなかったが、長崎に降り立ち、町並みを眺めた時・・・。
あの原爆は、確かにこの地であったんだ・・・と確信した。
その日の11時2分・・・。
私は、大会の沢山のイベントの合間、ある会場のロビーに居た・・・。
「間もなく、原爆投下時間です」
そんなアナウンスが流れたと思う・・・。
その瞬間・・・。
誰かが私に話しかけた・・・。
「何だろう?きれいな落下傘よ・・・」
大きな会場の中に居るのに。
私の目の前には青空の中。
キラキラ光るものが見えて、「わ~・・・本当にキレイねぇ」と側にいる女性らしき人に答えた・・・。
次の瞬間・・・。
凄まじい爆風と、灼熱、閃光が一瞬のうちに襲って来た・・・。
そこからフラッシュバック・・・。
色んな映像が頭の中をよぎり、私の周りは焼け野原と化した・・・。
涙が止まらなかった・・・。
「伝えてね・・・」
今も聞こえるあの日の声・・・。
当時は、スピリチュアルも何も解らず、自分の何だか解らない事に怯えていた。
今思えば・・・。
あの時、長崎に行った訳も。
何故か、毎年、全く意識してなくても、長崎の原爆投下時間にテレビを付けてしまう理由も・・・今なら解る・・・。
私は、戦争を知らない・・・。
でも、戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさは伝える事ができる。
正直・・・。
あの原爆がなければ、当時の日本は戦争を止めなかったのではないか?
という思いは、今も消えない・・・。
だとしても・・・。
多くの犠牲の上に、今の日本がある事に変わりは無いのだ・
原爆のおかげで戦争が終わったとか、終わらなかったとかは、悪く言えば、過ぎた事で、今更、事の真相は誰にも解らない。
解っているのは・・・。
あの戦争で多くの命が犠牲となり。
あの戦争を教訓にして、戦争の無い世界を作り上げなくてはいけないという事だ。
核の恐ろしさは・・・。
おそらく、日本だけじゃない。外の国も知ってるはずだ。
人間を滅ぼすのは、人間でしかない・・・。
動物学的にはそうだ・・・。
生物界の三角形のトップに人間が居る以上は、守るべきものは沢山ある・・・。
人間だけじゃない。
外の動物も、自然も、微生物も・・・。
そして地球も・・・。
私達には、守らなくてはいけないものが沢山あるのだ。
私達だけにしか守れないものが沢山あるのだ・・・。
あなたの大切なものを守りたいという気持ちを地球上の全ての人が持つことができれば、きっと戦争なんて一瞬で無くなるだろう。
そして・・・。
本当の答えは・・・。
核兵器を無くす事ではない。
戦争を無くす事だ。