とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

ご臨終です・・・。

2006-11-16 19:40:33 | 読書
図書館でブラブラしていたら、面白い本を見つけた・・・。
「人間臨終図鑑」山田風太郎 著
一巻には10代から54歳までの著名・有名人の臨終の様子が書かれているのだ。
簡単な生い立ちや、その人が係わった出来事なども書かれている。
トップバッターを飾るのは、その名も知る人ぞ知る「八百屋お七」
内容はこんな感じだ・・・。

「八百屋お七」1668-1683(15歳)

本郷の八百屋の娘お七は、天和二年の暮れに家が類焼して、一家が知り合いの吉祥寺という寺に数日避難している間に、寺小姓の吉三郎と恋をしたが、二人の仲は裂かれた。そこで天和3年の春、お七はもう一度吉三郎に逢いたいために、今度は自分で放火して捕まり、3月29日、鈴ヶ森で火あぶりの刑に処せられた。
徳川時代は数え年16歳から成人であった。西鶴の「好色五人女」や、紀海音の「八百屋お七歌祭文」では、お七が罪を犯したのが15歳とし、1歳の差で生死をわけたという趣向にしたが、天和3年お七は数え年16歳であったから処刑されたのである。
ただし、この若さで火あぶりの刑になったのは、徳川時代でも前代未聞のことであった。

と、こんな具合・・・。
そういえば、こんな話も聞いた事があるぞ・・・。
お七が裁きを受ける時だったか、処刑される前だったか忘れたけど、お七のあまりの幼さに、わざと「お前の年は15か?」と聞いたのに、お七は「16です」ときっぱり答えたとか・・・。その時「15です」と答えていれば火あぶりにはならなかったのに・・・。とか。
火あぶりの時の絶叫がかなり遠くまで聞こえてきたとか・・・。
歴史の1ページもかいま見れたりして、なかなか面白い本です。
どちらにしても雑学的ですけどね・・・。
でも、知ってて損する事は世の中に存在しないと思いますし、まっいか・・・。


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