すこし前にした作業ですが
ブログに上げようと思って写真を撮っていたのでご紹介
立派なべっ甲のサーモントのメガネのレンズ交換。
サーモントとはいわゆる眉毛のようなコンビネーションフレームです。
昔の社長さんや国会議員さんなどがされているイメージですよね。
最近は流行が一周まわってクラシックなサーモントも大人気ですが
なかなかかけこなすのはむつかしいですし、今の流行のフレームは
もちろんべっ甲でなくプラスチック(アセテート)です。
が
こちらは本物のべっ甲です。
せっかくのなので
磨いてみました。
写真上部の白ぼけたこげ茶のものが
磨くの前のモダン(耳にかかる部分)です。
そして
写真下部が磨いたサーモント(メガネのフロントの眉毛のような部分)
です。
そして
そしてモダン部分も磨くとこうなります。
かなりきれいになりました。
サーモント部分(眉毛部分)も磨く前の写真を撮りわすれましたが
実際に肌にかかるモダン部分ほどではないですが
かなり古ぼけてました。
べっ甲はプラスチックと違い
表面が汚れて傷んでいても
薄い層状の構造となっているため
表面を紙やすりでていねいに削って新しい層を出して
さらに磨き上げると
このように新品のようにきれいになります。
べっ甲磨きの作業は小学生の頃にやっていた
プラモデルの継ぎ目をけすのにパテで埋めて
ペーパーで磨いた作業に似ていて楽しいのです。
本来はもっと磨くのですが
今回、お客様にも言わずにレンズ交換でサービスでちょちょちょいっと
磨いたのですがこのように見違えりましたので
びっくり喜んでいただけました。
高価なべっ甲ですが折れても修理が出来たり
手入れをすれば長ーくお使いいただけます。