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というわけで今風なレトロなデザインの玉形は遠近両用のレンズを入れるとひじょうに違和感なく、ええ感じで入ります。以前の横長ブームのときは横長に対応した遠近が各社だしておりましたが、狭いところに詰め込むので目線の移動はラクでも違和感もでやすく難しい面もありましたが、今はとてもお勧めしやすいです。
一昨年より、視覚情報センターの田村先生のところで毎月学ばせて頂いております。
検眼においても技術力を高め、両眼視機能も考慮して現在の眼にあわせて「楽によく見える度のメガネ」がいいメガネと思ってやってまいりましたが、「今起こっている現象の根源にアプローチするとともに、今の眼の使い方の先にある未来を予測し予防を考えます。(視覚情報センターのHPより)」といった眼だけなく身体や心のつながりなど本当に根本からの次元の違いに戸惑いもありましたがそれ以上にこんなことがメガネで出来るのかという感動やうれしさ、そしてなによりメガネ屋という仕事に誇りとやりがいを与えて頂いております。
日本におけるスポーツビジョンの先駆者的存在である田村先生。先週、先生が阪急ブレーブス時代から毎年行われている、「オリックスバッファローズの視覚機能検査」に同行させて頂きました。
「壁にランダムに光るボタンを素早く反応して押す」といったど皆さんのイメージされてるいわゆる「スポーツビジョン」も一通り行いますが、ただそのデータを「これだけ早くなった」とか分析して提示するだけでなく、「眼と身体の安定性」、「眼の錯覚による身体の変化」など眼と身体そして心とのつながりを選手に眼の使い方でこれだけ身体に影響して強くなったり、弱くなったりするという体感させてご指導されました。
「よく見えること」を指導されながら「眼に見えない事」を実感させるという実に奥の深い指導をされてました。
今回は本当に良い経験をさせて頂きまして勉強になりました。
これを機に今年からはオリックスバッファローズを応援します。
すでに10日となりましたが・・・
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年の初売りは5日からでした。
大変多くのお客様にご来店いただきました。
ありがとうございます。
そんな中
たまたまなのか
お似合いに思ったので、おすすめしかたらか
新年の初売りで偶然か、必然か
同じブランドを3人の方にお買い上げ頂きました。
マイスドロートーキョー!!さんのメガネ
写真はお買い上げ頂いたのと同型の色違いの三本。
非常にシンプルで奇抜でないけど
分かる人には分かるこだわりと
そのこだわりを前面に出さないこだわりが魅力であり
細くて軽いアセテートが主体のフレームは
軽くてかけ心地がよく
どなたにでもよくお似合いでどんな服装にも合わせやすい
オールラウンドなメガネです。
近年のレトロなフレームにありがちな
かなりおしゃれにしない掛けこなせないような高飛車な感もなく
基本的に細めのセルフレームンため
どなたでも
「よくお似合いの、いいメガネしてますね!」と
口に出さなくても相手の心の声が言ってしまうようなメガネです。
実はありそうでない不思議な玉形。
加工機に削る際に玉形を機械でトレースすると結構楕円ぽくて優しい印象の玉形(レンズの形)
フレーム形状はブリッジが下がっており(スポーティなフレームのように)
きつく見えがちですが
やさしい玉形と相まって良い感じです。
かなりフラットです。
軽いですよ。とにかく。
こちらは柔らかくて弾力性のあるβチタンテンプルとのコンビネーションフレーム。
見ての通り、実際も掛けやすいです。
あとはじめの写真の3本の一番下段に写っていたのが
デビューしたてのQPシリーズ
秋のI.O.F.Tにて導入して本当に初売りで出したてほやほやです。
こちらも
軽くて細くて存在感出し過ぎず掛けやすくてしゃれてます。
ぱっとみるとそんじょそこらの枠のようでもありますが
実際掛けるとそんじょそこらの枠とは違います。
(自分で思うよりも相手からの評価が高いと思われます)
なかなか普通に流通していない、どこのお店にでも置いてあるものではない
いわゆる「コンセプト系」と言われるこのブランド。
こちらも共感してお求め頂くとメガネ屋としてうれしく思います。
メガネは壊れても修理できます。
先日、二日連続で久しぶりにロー付修理をしました。
どうしても今日、直してほしい
メガネないとなんも出来ない
とのことでした。
当店はチタンロー付け修理もできます。
レンズを新しいフレームを買っていただいて乗せ換えた方が儲りますし、チタンはくっつきにくいのであんまりやっているぽ店も少ないようですが
忙しい時はできませんが修理もします。
(もちろん、当店でお買い上げいただいたフレーム限定ですよ。)
普段は部品があれば部品交換で対応したり、福井の修理工房へ送って修理します。
修理工房はレーザーロー付のためかなりきれいになおるので最近はお店ではしてなかったですね。
修理前の写真を撮り忘れたのですがこれが修理後
丸い蝶番凸側の丸が切れていたので蝶番の凸部分を削り取って新しい凸部品をバーナーであぶってロー付けしました。
合金と違ってチタンはくっつきにくく、非常にややこしいですがなんとかできました。
バーナーであぶるため、メッキや塗装はなくなりますが手早くできます。
こちらの部品をくっつけました。凸部品も大きいため削ってからくっつけてます。
メガネはお値段が高いものから安いものまであり、どれも似たように思いますが同じチタンのメガネでも修理してみると全然違いますよ。
安価やチタンフレームは『ほんまにちたんかな?』と思うほど悪い意味で簡単にくっついてしまします。
めったに壊れないですがやっぱり丈夫で売っている高級メガネはその製作工程から素材から見えないところが違うことがよーくわかります。
花粉の辛い時期が来て結構経ちましたが花粉防止メガネの定番『スカッシー』のご紹介。
今やマスクをしていてもなんとも思わないくらいに花粉症がある意味認知されてきました。
そして一昔の花粉防止メガネはすべて透明なゴーグルタイプでしたが名古屋眼鏡さんの
このスカッシーシリーズが出たあたりからかっこいいメガネ風になって花粉症メガネとして認知されてきました。
そんな中、スカッシーフレックス(度つきレンズにも交換出来て耳のところがぐにゃっと曲がってフィッティングできるもの。鼻にあたるところも柔らかくなってます。)を昨年買った女の子の妹さんも花粉症でご来店。
花粉グラスはサイズもいろいろあり、顔のラインにそうかなど実際にかけてみないと分からないです。
しかし、選んだのは横がイチゴ柄でかわいいタイプ。サイズ的にもジャストサイズ・
こちらのほうがリーズナブルですがただ鼻にあたるところがプラスチックのままなのでちょっと痛いとのこと。
そこで痛くないようにチューンナップ!!
よろしく!メガネドック です。
一日お預かりして、この鼻にあたるところにべたっとシリコンコーティング。
写真でわかりますかね。
よくセルシール(シリコンに両面テープがついたシール)を張ることはあるようですが、コーティングしているお店はほとんどないと思います。(接客中に思いついたことでしたので・・・)
もうすぐシーズンも終わりますがこの春先の期間だけ『このブログを見た方』限定でサービスでシリコンコートを致します。
たまたま思いついて行ったシリコンコーティングですがかけ心地もよいと喜んで頂けたそうです。ずれにくいですしね。
セル(アセテートのプラスチック)とシートメタルとのコンビネーションもありましたが
勝手にプラスチックフレーム屋さんとばかり思っていた
MDトーキョーさん。
ずいぶんご紹介がおくれましたが
秋のI.O.F.T.(メガネの国際総合展)で導入してきた
メタルフレームシリーズのご紹介です。
その名も
「メタルフリークス」
ここのところ
I.O.F.T.など展示会で新作メガネを見ても
どれもこれも
メタルもセルも
こだわり国産から安価なものまで
流行のクラシックなものばかりで
どれもこれもいいのですが
面白味は感じにくくなっておりました。
そんな想いのなかで
はたしてこのMDトーキョーのメタルフレームがクラシカルなラインと言っていいのか、呼ばれていいのかはわかりませんが今回はクラシックと仮定してお話すると、実に無口で雄弁に主張するメガネでした。
〇アンティークゴールド
〇アンティークブラウンに巻きセル調のデミのフロントリム
〇同じく艶消しのアンティークシルバーにこれまた巻きセル調のどこか懐かしいカラフルデミ
今、流行のボストンチックなレンズシェイプ。
細くてしなやかなβチタンでできていますのでもちろん激カルですです。
正面から見ると控えてで細い線のブリッジですが上から見るとボリュームがあってしっかりしております。
デザイン的にもさることながら、こういった軽くてふわっとした細ーい超弾性やβチタンのフレームはブリッジ部分まで細くてしなやかで実際に掛けると顔の幅で広がってしまい逆ゾリになるものが見られ光学的によろしくないことがあったのですがこちらはしなやかでもしっかり感があります。
今回、パットはアレルギーフリーなチタンパットがついております。
実際のあたりはいいですし、なによりかっこいい
なにより普通のものにも交換可能です。
智(ち)と呼ばれる部分
メガネの想いが詰まっていると思います。
ic!ベルリンもそうですがどうやら私はここにこだわりを感じるフレームが好きです。
ブランドだったらここにロゴが来たりとメガネというミニマルな世界で出せる個性がよく表れる場所かも知れません。
そう考えるとさまに「智」がつまってます!
ちなみにこれはネジ二つで上下に別れてレンズが外れてテンプルも外れる「割れ智」構造。
見た目もすっきりですがかなり丈夫ですしネジも外れにくかったりするようです。
先セルも写真ではわかりにくいですが
「M」「D」と書いてあります。
こちらはボストンではなくレンズシェイプは
バタフライ
この写真のほうが巻きセル調のリムカラーがわかりますね。
こちらは横長
樽を横にしたようなどなたにでもあうメガネ。
このカラーは肌なじみがよいので印象が変わらず良いです。
近用にも軽くていいでしょう。
大ぶりな角ばったフレーム
おしゃれなメガネがほしいとう方でなく
目立たなくておとなしいフレームとしてよろこばれそうです。
ありそうであんまりないです。
比べないと分からないモデルにより
ブリッジも同じようで違います。
使いまわしできるけどこのほうがかっこいいのでこうなったようです。
長々と私感を書きましたが
そもそもコンセプトは
「MFシリーズは Metal Freaks と題し、メタルフレームの虜になることを目指したシリーズです。全体を細い一本の線で描いたようなフォルムは、βチタンを活用し、爽やかな質感と柔らかな掛け心地を実現しています。“眼鏡を主張したくないという主張”を持つ、ミニマルかつディープなコレクションです。」Micedraw TokyoさんのFacebookページより
まさにそのまんまの想いの詰まったフレームです。
デザイン性もさることながら軽くてしなやかであり、ただ軽いだけでなくバランスがいいからずれにくくかけやすいです。
ブリッジしっかりで割れ智という構造が伝統的な丈夫さを感じます。
超軽で縁なしやナイロール構造でもなく、メタルフレーム構造なので遠視や近用矯正用の凸レンズ(真ん中が厚くてフチが薄いもの)の縁厚をできるだけ薄くできるので(縁なしなどは割れないようにレンズをわざと厚く作らないといけない)フロント側が軽くなり、実際のメガネとしてのバランスも含めてめちゃくちゃ出来上りが軽くかけ心地よくできるのでメガネ屋としてはとてもワクワクします。
さらに
リムが細くすっきりしてますのでレンズのフチが目立たなければより素敵にできるのにとメガネ屋は考えるわけです。
そして目立たないようにできる道具を買いました!
つづく…
すこし前にした作業ですが
ブログに上げようと思って写真を撮っていたのでご紹介
立派なべっ甲のサーモントのメガネのレンズ交換。
サーモントとはいわゆる眉毛のようなコンビネーションフレームです。
昔の社長さんや国会議員さんなどがされているイメージですよね。
最近は流行が一周まわってクラシックなサーモントも大人気ですが
なかなかかけこなすのはむつかしいですし、今の流行のフレームは
もちろんべっ甲でなくプラスチック(アセテート)です。
が
こちらは本物のべっ甲です。
せっかくのなので
磨いてみました。
写真上部の白ぼけたこげ茶のものが
磨くの前のモダン(耳にかかる部分)です。
そして
写真下部が磨いたサーモント(メガネのフロントの眉毛のような部分)
です。
そして
そしてモダン部分も磨くとこうなります。
かなりきれいになりました。
サーモント部分(眉毛部分)も磨く前の写真を撮りわすれましたが
実際に肌にかかるモダン部分ほどではないですが
かなり古ぼけてました。
べっ甲はプラスチックと違い
表面が汚れて傷んでいても
薄い層状の構造となっているため
表面を紙やすりでていねいに削って新しい層を出して
さらに磨き上げると
このように新品のようにきれいになります。
べっ甲磨きの作業は小学生の頃にやっていた
プラモデルの継ぎ目をけすのにパテで埋めて
ペーパーで磨いた作業に似ていて楽しいのです。
本来はもっと磨くのですが
今回、お客様にも言わずにレンズ交換でサービスでちょちょちょいっと
磨いたのですがこのように見違えりましたので
びっくり喜んでいただけました。
高価なべっ甲ですが折れても修理が出来たり
手入れをすれば長ーくお使いいただけます。
すでに1月13日ではございますが
あけましておめでとうございます。
ブログ更新をするぞ!と昨年の正月に目標をたてましたが
全然更新せずにいたので今年こそとおもっております。
当店のブログもずいぶん長いですが
お店のFacebookも作ってます。
個人的にFacebookをはじめてから
そして携帯電話をスマホにかえたことで
このブログをさぼりだしました。
スマホでFacebookを覗いていると
なんだかつながっている気になってしまい
お店としても全然発信していないのに
発信している気になってしまっています。
なんだかだらだらと
暇つぶしができてしまうため
行動できうる自由で大事な時間 = 暇(ひま)な時間
とするならば
暇つぶしで大事な時間をつぶしてしまっているなーあと反省します。
というわけで
毎年恒例の東京はお台場のビックサイトで10月に開催される
I.O.F.T.こと
メガネの国際総合展の
たぶん日本一遅いであろうご報告です。
昨年10月に三日間開催される展示会ですが
まわったのはなかび一日だけですが
さすがに深夜バスはしんどいので
熊野を前日の夕方出発。
新幹線に乗り継いでいざ東京へ
そして宿泊先の
サラリーマンの聖地新橋で立ち飲みの串焼き屋さんなどで
少々飲みすぎましたが東京のサラリーマン気分を満喫して一泊。
新橋からゆりかもめでいざビックサイトへ
(いなかもんにはいつもながらゆりかもめはテンションあがります)
このビックサイトの写真を撮ってらっしゃる方は
皆さん中国?韓国?など外国の方です。
この展示会も10年以上いっておりますが
本当に海外の方(たぶん中国の方)が多くなりました。
日本のように営業さんが毎月まわって来て仕入れるというのではなく
一度に大量に仕入れるというスタイルの違いもあるようです。
写真はないですし、
ここで仕入れたメガネたちはすでに入荷してしまっていますが
KAMUROさん
MD.TOKYOさん
TALEXさん
とアポをとったブースを巡ります。
KAMUROさんはデザイナーであり
現役のKAMUROのお店のスタッフさんなので
メガネ屋さんの気持ちがよーくわかって
気持ちが込められてデザインされているので
とってもメガネに愛着が湧きます。
メガネを掛ける事によって
よりポジィティブに元気になりそうなメガネ達です。
そして
マイスドロトーキョーさんでは
今年の新作は
近年流行のクラシカルなメタルフレームがずらり
ありそうでない
MD.TOKYOさんらしい味付け具合です。
メガネ屋の友人とも話していたのですが
今回も会場にはクラシカルなセルやメタルやコンビのフレームばかり
トレンドですし、どれもいいですが
どれもあんまり代わり映えしなかったり
『あまり面白くない』とおもっておりましたが
これは面白かったです。
クラシカルな細身のフレームなのですがとにかく軽いフルメタル
クラシカルな形は横長の眼鏡よりもメガネとして
みること、掛けることとしては昔からあるだけに
理にかなっていてレンズが分厚くならず、上下に広く視野も良好
遠近両用レンズに最適だったりします。
そんな良さをそのままに
お洒落さんにも軽いメガネをお探しの方にもお勧めしやすい
メガネ達です。
TALEXさんでは
お客様への提案の仕方など
成功例を交えてレクチャー
教えていただきました。
全然関係ないですが
ちょうど疲れたころでして
見本のタレックスのサングラスを何気にかけたら
めちゃくちゃ楽やん
と久々に素直に感動しました。
普段、お客様と一緒にお店で実演しているときとは違い
なんか疲れた時に。
日陰で休憩する感覚でした。
さすがびっくりするほど目に優しいサングラスです。びっくりしました。
そして
ビッグサイトをあとにしてこんどは渋谷のヒカリエへ
テレビで見る話題のおしゃれスポットで開催の展示会『サイト』
20周年のic!berlinさんへ
壁一面が展示コーナー兼ディスプレー
相変わらず独自の世界観です
I.O.F.T.でないけれども受賞モデル
20周年ということで
ブランド立ち上げ時に展示会に出展できずに
現社長(CEO)のラルフさんが
コートの裏地に忍ばして
露出〇みたくメガネを隠れて会場で見せて回ったものを再現してあったり
ただの仕入れでなく楽しいひと時でした。
直接作り手の想いを聞くことで愛着がわきますし
この思いをお客さまに伝えればとおもいます。