昭和18年7月7日「星に七夕」を合図に動ける兵士だけで午前一時最後の盃を上げ、総攻撃にかかった。
とは言っても、軍医の父の持っている武器は軍刀のみであった。
父は二名の兵士と丸二日ジャングルの中を水も食料もなく徘徊し、精魂尽き果て仮眠した所を米兵に取り囲まれてしまった。
捕虜になった父たちに米兵が最初に差し出した物は水の缶詰であった。
米軍はこんなものを装備していたことを知り、完全に負けたとその時実感したそうである。
徳川おてんば姫(東京キララ社)
とは言っても、軍医の父の持っている武器は軍刀のみであった。
父は二名の兵士と丸二日ジャングルの中を水も食料もなく徘徊し、精魂尽き果て仮眠した所を米兵に取り囲まれてしまった。
捕虜になった父たちに米兵が最初に差し出した物は水の缶詰であった。
米軍はこんなものを装備していたことを知り、完全に負けたとその時実感したそうである。
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