徳川慶喜log~徳川と宮家と私~

徳川慶喜家に生まれた母久美子の生涯、そして私の人生。

私・井手純〜こども時代①〜

2019-05-20 05:00:00 | 日記
昭和31年に学習院初等科に入学。
毎日都電(田町九丁目)で四谷見付行き、3番線に乗り終点の一つ手前、若葉町まで登校する。

三年後、弟と二人で通うようになった。
当時は都電の運転手、車掌さんと仲良くなり、よく話しながら結構楽しい時間だった。
その頃丁度東京タワーの建設が始まっており、日に日に高くなっていくのを本当に驚きながら見ていた。
映画「三丁目の夕日」と、まさしく同じ時代である。

学習院初等科の制服は、多分今も同じだと思うが、私は一年中制服の下はランニングシャツで靴は母が選んでくれた編み上げブーツだった。
朝礼の時は毎日上着をぬいでラジオ体操をした。
真冬でもそうしていた。

6年間無遅刻無欠席で表彰された。
そのくらいしか自慢出来ることはない。

成績は5段階で殆ど3と2であった。
しかし体育だけは4か5であった。
両親のお陰で体だけは本当に丈夫だった。

徳川おてんば姫(東京キララ社)