朝9時半に国立新美術館の搬入口から館内に。毎年のことだが無事開催できる事を感謝。私が所属するような弱小美術団体は高齢化により活動が縮小していく速度が速い。団塊の世代が引き波のようにサーといなくなりつつある。色々手を打ってはいるが現状を維持することが精一杯。徐々にではあるが若者や子育てを終えたママたちが参加してくれるようになったのが救いか。
一日中、地階の作業場で搬入作品の確認やナンバリング作業を行い審査の準備や作品撮影の打ち合わせなどをこなしているとこの場所が都会の真っ只中にあることも忘れてしまう。そんな事を考えながら美術館の周りを散策した。
六本木から程近い場所にあるため木々の合間からは六本木ヒルズやミッドタウンが垣間見える。館内を見て回ると、「日展」開催中のためか沢山の方々が来場していた。訪日客も多く、日本の美術に関心を持ち異国の香りを楽しんでいるように見受けられた。一時期は中国の方々が館内を占拠しているのではないかと思うほど中国語が飛び交っていたがコロナ後はヨーロッパやオーストラリア、米国などの方が多いみたいだ。