またもや、日本人がジュネーブ国際音楽コンクールで優勝という嬉しいニュース!とても情熱的な演奏をされていました。
今回のショパンコンクールはとても楽しく、熱く爽やかでした。コンクールの審査員が保守的なことは、前回のブログでポゴレリッチ事件があったように繊細で折り目正しい真面目な?いわゆる伝統的な正統派が評価される感じかしていました。今年は風が違う、個性が全面にでるような多様なショパンが受け止められて、同じショパンの曲ばかり聴いていてもワクワク感がとまりません。もちろん好き勝手な演奏ではなくきちんと練られ研究に基づいたもの。
一昔前までショパンの楽譜はパデレフスキー版を使っていましたが、今はショパンコンクールで推奨楽譜はエキエル版。原資料に基づいた研究解説日本語版が全音楽譜出版から発刊されています。
ショパンコンクールはこれで終わりではなく、入賞者ワールドツアーが始まります。日本でもコンサートはありますが、1位のブルースリゥさんのコンチェルトはすでにチケット完売です。
そういえば‥…。今回上位3人は同じ点数だったとか。
でも、1位3人はできなかったのですね。審査員の方も予選の段階から落とすのが辛いといっていましたから、苦渋の選択だったと思います。