電池交換のご依頼品です。
裏蓋についているネジ4本中2本が中々取れません、非常に固く回りません
ケース自体を観察していると、違和感がありました。
接着跡らしい感じあります
更に見ていくと取れないネジ自体にも接着剤の跡発見しました
裏蓋・ケース接触部の盛り上がりが接着剤跡
反対側にはあまり見受けられません
剥がしてみると当然変色していますが、接着剤で間違いなさそうです
ネジ2本付いたままですが、ゆっくり開けるとやはり開きました。
上記画像左側はネジがハマったままです。折れたようです。
裏蓋との接触部には跡があります。
本来であれば、ハマっているネジを取り出して、新規にネジ入れ込む作業すべきですが、ハマっているネジ自体にも多少なり接着剤の影響受けているようであるコトとさび付いている様子でしたので、何回かチャレンジしましたが、ネジは抜けませんでした。
裏蓋とケースについている接着剤跡を出来る限り取り除き
再接着で対応することとしました。
以前に別の時計屋さんで電池交換した際にネジ折れは発生していたと思いますが、その時の作業者さんが「なんとかしよう!」と思われて、接着したと思われます。
作業の仕方はそれぞれあるにせよ「品物を継続して使用してもらう」意思が感じられました。
私も見習わないといけないなと感じました。