日頃修理作業を行っていますが、「修理作業後」にも時間が掛かります
修理終了したムーブメントは一旦箱にいれて保管（外部からのホコリ等の影響ないように蓋つきの箱にしています）
この状態で２日程度観察、確認事項は時間精度とカレンダー変更の２点が最重要です。
カレンダー付は日付変更時にトラブル発生の可能性もあるので２回は変更の確認が必要と思っています。
今度はケースに入れての確認です。こちらも２日程度要します
確認事項は先ほどと同様ですが、ケースに入れると「ガラス内側面と針が擦れる状態」＝「針スレ」が可能性として出てきます。
この針スレは珠にあります。針付け時に角度や押し込み具合等のミスで発生します。
針スレ発生時は「停止」「時刻遅れ」が症状として現れます。
針付け自体を再調整して、さらに様子見をするか、再度分解掃除を施すか、時計の様子で対応も変化します。
修理終了後安心出来るのは５日くらい経過してからとなります。
毎朝若干の不安を抱えながら確認作業していますが、キチンと動作している時計を見るとホッとします。
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