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植字再接着とソーラータイプの文字板 透過度

2022-01-28 13:08:07 | 修理

ご依頼品ですがローマ数字9「Ⅸ」の植字が外れています。

この状態で針を回すと針自体が曲がったりと良い事ありませんので、もしもこのようなことありましたらそーっとしておいて下さい

文字板にはそれぞれの位置に穴が開いていて、文字には2本の出っ張りがあります

文字板裏側から接着した方が接着剤はみ出すことなくキレイに仕上がるので、今回は針を外して

裏側から接着しました。

ふと「ソーラータイプ文字板、光の透過度はどのくらいかな?」と気になり実験です

何もしていない状況、裏側からの光が届いている(透けている)感じあると思います

ランプと文字板の間に棒をかざすとハッキリと影が出来てその様子が裏側に透けているのが分かります。光の透過している様子が分かりやすいと思います。

通過した光がムーブメント本体で吸収され、2次電池に充電されて、時計の動力となります。

 

以前は「いかにもソーラータイプだな」と文字板の光沢や仕様から判断出来ましたが、最近のソーラータイプ文字板は進化していて「いかにも」ってお品物減ってきていますので、裏蓋や文字板の表記で判断することも多くなってきています。

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