弓カンの調整依頼です。
当初、お客様ご持参部品での交換と考えていましたが、念のため当店在庫からも探し、「より良い方」を選ぶこととしました。
探すには、①ケースと弓カンの相性(隙間・カーブの角度)と②弓カンとバンドの相性(幅とバンドデザインとの親和性)をそれぞれ実際に「合わせてみて検討」を繰り返します。
片側だけOKでも今後見つからない時は使用する可能性もあるので、仕分けしつつの作業
今回は1つだけ見つける事が出来ました。
3日程度に分けて探しました
見つかったとは言いつつも、そのまま使えるわけではありません。
立ち上がりの角度、裏側の押え部の角度など、細かい調整が今後必要です。
ケースと弓カンの段差はなるべく無いようにしたいと思っています
「角度を変え、その都度合わせ確認」その作業の繰り返しです。
段差も少なく出来ました。また上部画像ではケースカーブと弓カンカーブの隙間があるように見えますが、それぞれがツヤある加工をしているため、画像ほどの違和感はありません。
今までの作業を12時側と6時側 それぞれの弓カンで実施します
通常作業よりも根気のいる作業ですが、「今日はココマデ」と数日に分けゆっくり仕上げます。
数日に分けて作業すると後付けの気づきもあります。
バンドに入るバネ棒は、使用時の動きも少なく若干のズレも無くなるのでなるべくサイズ感は近いモノを選びます。
作業時に少しバネ棒が入りづらい感触がありました。
バンドの通し穴内の成形も実施。スムーズな動作も確認出来ました。
先日お客様にお渡し出来ました。
出来栄えには満足いただけたようでうれしい限りです。
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