時計の防水性能維持のため『パッキン』が必要です。
パッキンはゴム製品であることが多いため(プラスチック製品も存在します)経年劣化が起こりえます、劣化すると、①硬化 ②すり減る ③隙間発生 ④防水性能低下 このような順番で時計にダメージが発生します。
パッキンは『裏蓋』『リューズ』に使用されることが多いですが、『裏蓋パッキン』は電池交換時に直接視認出来ますのでその時に判断することが出来ます。『リューズパッキン』はリューズ巻き芯を抜き出す作業をしないと視認出来ないため、おススメすることもあまりありません。毎回リューズパッキンの確認に為に抜き差しをすると、余計な動作となり時計に少なからずダメージ与えてしまう可能性があります。
今回は2つのパッキン交換のご依頼でした
巻き芯に錆が見受けられます
拡大するとパッキンの傷み具合もわかります
外したパッキンは硬化の影響で丸まらずに
リューズパッキンは非常に小さく今回使用品は直径1㎜程度です
パッキン外した後、洗浄します
新しいパッキン入れました
グリース塗布し元通りにします
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