◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

アムステルゴールド

2007年04月24日 01時31分57秒 | サイクルスポーツ
日曜に有ったこのレース、日本人が2人も出場したのも注目でしたが、
最終盤の展開が最高にエキサイト!

残り40km足らず程で、本気モードのエスケープが発生。
そのメンバーが凄い!

ケースデパーニュのエースで、今年ツール優勝候補。
そして昨年のヴェルタ総合二位で、UCIプロツールリーダー(F1の年間チャンピオンみたいな物)
アレハンドロ・ヴァルベルデ。

アテネ五輪金メダリストで、昨年の世界選手権優勝者の、
クイックステップの、パオロ・ベッティーニ。

リクイガスのリーダーで、2005年のUCIプロツールリーダー
ダニーロ・ディルーカ。

ゲロルシュタイナーのリーダーで、今年有力レースで上位に度々入賞して、
現在UCIプロツールランク上位の、レベッリン。

同じゲロ水にはもう1人、レベッリンのアシスト、シューマッハー。

そして、ラボバンクの名アシストで、絶対的オランダチャンピオン、
オランダのカリスマ、マイケル・ボーヘルト。
彼は今シーズン限りでの引退を表明して居る為、この地元一番のビッグレースに、
花道を飾るべく、今回はリーダーとして参戦!

 こんな、所謂オールスター状態で、逃げ集団が形成されたのだから、
これは興奮せずには居られないだろう!
 ビールの飲み過ぎと、今朝早起きの影響で、眠気に襲われて大ピンチだったが、
そんなの、この状況では眠気が吹っ飛ぶ感じだった。

 そしてこの凄い状態での結果は…











 レベッリンのアシストの筈だった、シューマッハが、残り数キロでアタック!
これを、何とこのスター軍団は、お互いの牽制を始めてお見合い状態!!
見事逃げ果せて、優勝してしまった。
 あまりに凄いメンバーが揃い過ぎたが為に起こった幸運と言うか、珍事ですね。
サイクルロードレースは、実力の他に、心理ゲームな部分も多分に有るので、
こう言った状況のアヤで、展開がどう転ぶかが分からない。
だから面白いんだけどね。

 そして集団での二位争いは、シューマッハのチームメイト、ベテランリーダー、
レベッリンが入った。
 この影響で、レベッリンは、遂に2007UCIプロツールのリーダージャージをゲット!
これでゲロ水は、チームでワンツーフィニッシュに加え、リーダージャージ獲得と、
トリプルで美味しい結果に成った。

パリ - ルーベ

2007年04月18日 03時09分49秒 | サイクルスポーツ
連続したパベ(石畳)が、山岳ポイント並に難所として登場する事で有名なこのレース。
下馬評では、春のクラッシックレースの勇達が優勝候補に名を連ねたが、
実際に優勝したのは、長い歴史の中で、初の南半球出身者、オーストラリア人のスチュワート・オグレーディー(チームCSC)
と言う、意外な結果に終わりました。

意外だからと言って、オグレディーが無名の選手と言う訳では有りません。(サイクルを見ない人向け)
ツール・ド・フランスでも、バッソが居た時は、アシストとして活躍。
アシストと言っても、チーム内では2・3番手の実力を持ち、サブリーダー的存在?
なので、強力なアシストと言う訳です。
しかし、実力は有れど、こう言うクラシックに勝ちに来る様なキャラでも無かったので、本当に意外でした。

 残り数十キロまで来ての単独での豪快な逃げは見事でした。
しかも開始直後の大集団エスケープグループにも加わっての結果なので、
まさに逃げっ放しで勝っちゃったんですね。

 解説の栗村氏曰く、彼は表情を露にしないタイプの選手なのだが、このビッグレースで優勝しちゃったら、流石に表情を崩すだろう。と、
そしてその様子がどうなるのか、早く見たい!と言う様な事を仰りましたが、
結果は大万歳&ガッツ&一番指突き上げ!等しながらのゴールで、
ゴール後には、チームスタッフが駆け寄ると、思わず感極まって大漢泣きしてましたね。
このレースの結果で、彼はUCIプロツールランキングでもTOPに踊り出て、
UCIプロツールのリーダージャージもGETしました。凄い!

昨年は、バッソがツール欠場後は、リーダーはサストレでしたが、今年はオグレディーとサストレの、
チーム内での、リーダー争いも有るかも知れないので、面白いです。

ツール・デ・フランドル

2007年04月09日 01時22分54秒 | サイクルスポーツ
石畳と、ミュール(壁)と言われる急坂で有名な、ベルギーの伝統ワンデイクラシックレース。
ツール・デ・フランドルを観ました。

このレースは、道幅の狭さや、石畳など、走好条件が過酷な為に、パンクやそれに伴う落車で有名だそうだが、
今回もそうそうに、ベテランスプリンターのエリック・ツァベルがリタイア等、厳しいレースの中、
順調に今大会最高記録タイの三連覇が掛かる、トム・ボーネン擁するクイックステップが、
世界王者のパオロ・ベッティーニを始めとした強力なアシストの元、レースを引っ張るが、
最後から二番目の、レース最大の難所ミュール(壁)で、ミルラムのアレッシャンドロ・バッランがアタック!
集団(ボーネン)はこれに付いて行けず、これを近年この大会で二度も二位で涙を飲んだロットのレイフ・ホステが追い、二台の協調体制が布かれたが、
最後はスプリント力で、バッランが優勝した。
三位は、昨年のヴェルタでも活躍した、リクイガスのルカ・パオリーニ。

 印象的なのは、すっかりシルバーメダリストに成ってしまい、ゴール後に、
泣きそうなホステの悲しい顔が、気の毒でした。

ミラノ・サンレモ観ましたよ。

2007年03月27日 00時43分03秒 | サイクルスポーツ
優勝したのは、アルカンシェル複数回経験者のオスカル・フレイレ。
ミルラムトレインをうまく利用し、アシスト無しの独力で勝っちゃった感が有りますね。
ミルラムのペタッキは、ツァベルを始めとしたチームのトレインを生かせなかったですね。

あと、色々な有力選手の逃げ(ヴォクレール、ポポヴィッチ、ペルゾッティ等)も有り、
終盤、昨年のジャパンカップの勝者でもあるリッコが、ゴール数百メートルまで逃げを魅せたのは面白かったです。

でも一番印象に残ったのは、落車が多いレースでした。
救急車が何度も出動して、選手がグッタリ動かない場面も有ったりして、ゾっとしましたね。

パリ~ニース 第7(最終)ステージ

2007年03月19日 02時12分40秒 | サイクルスポーツ
いよいよパリ~ニース2007も、ゴールをした。

 結果から言っちゃうと、見事な逆転劇。
 序盤、山岳賞を本気で狙うヴォクレールが前日に続いて逃げを決め、山岳ポイントを荒稼ぎ、山岳賞を確定させる。
 一方プロトンは、コンタドールの逆転を助ける為に、ディスカバリーが積極的に先導する。
一方のリーダーのレベッリンは、この日序盤の大落車での大量リタイヤも有り、チームメイトは3人だけの厳しい状況(実際プロトン前方にはチームメイト皆無で、孤立気味)
 そして、最終山岳の一つ手前の山岳を下った辺りで、プロトン内のステージを狙う選手達がアタックをかける。
 こんな中、先日に引き続き、コンタドールもアタック!
 結局他の逃げはプロトンに吸収されるが、コンタドールだけがそのまま単独で逃げる体制に成る。
 そして最後のゴールまでの降りで、いよいよプロトン内で追撃グループが形成される。
引っ張るのはダウンヒル職人のサミュエル・サンチェス。(皆付いて来れず(苦笑))
 勾配が緩く成ってからは、自らのジャージを守る為に、レベッリンが積極的に引いて行く。
しかしレベッリン頼みの集団は、レベッリン個人の消耗が激しいのか、残り2キロで17秒まで追い詰めたが、1キロ地点でもほぼタイム差が変わらず、ここで勝負有り!と言う感じでした。

 昨日の事も有ったので、コンタドールの若さから来る猪突猛進の逃げだったかな?
と思ったけど、見事逃げ果せて、総合で逆転優勝を果たしました!

 いやぁ~良いね。コンタドール。若くて生きが良いってだけじゃ無くて、実力が有る。
それに何が良いって、爽やか系イケメンって所が最高に良いよ!
 正直俺好み。「ウホッ良い男」って感じです(爆)

 まぁ冗談はさて置き、まだ23歳と若く、本当これから、人気・実力共に、将来が楽しみな選手、新星現る!って感じの場面を目の当たりに出来たのかも知れません。
将来楽しみです。

 個人的には、今年のヴェルタ辺り、本気で獲ろうと目指しても面白いんじゃ無いかな?
と思います。チームもディスカバリーと言う、銀河系軍団だし、アシストには困らないよね。
て思います。

 そんな感じで閉幕した、パリ~ニース2007。
今年からUCIプロツール(放送)全制覇!と思って観たんですが、始めはミニマムツール?
位に思ってましたが、いやぁ~… マジ面白かったです!
やっぱりサイクルロードレースは面白いですね。


総合優勝:コンタドール(ディスカバリーチャンネル)
ポイント賞:ペリゾッティー(リクイガス)
山岳賞:ヴォクレール(ブイグテレコム)
新人賞:コンタドール(ディスカバリーチャンネル)
チーム総合:ケースデパーニュ(多分)

パリ~ニース 第5&6ステージ

2007年03月18日 21時25分44秒 | サイクルスポーツ
第5ステージは、7人と比較的多めの逃げ集団が形成された。
多人数だとローテーションでの一人当たりの負担が少ない為、
プロトンに対しても有利なのだが、加えてその中のエスケープグループには、
そうそうたるメンバーが入っていた。

 まずはディスカバリーチャンネルのポポヴィッチ。
彼は昨年、アームストロング引退後の後継者最有力候補とも言われ、
チームのリーダーに成るのでは?と言われた程の逸材。
 更に同じチームメイトのトーマス・ダニエルソン(こちらも昨年のヴェルタで大活躍)
同じチームから2人も送り出しているのは強い!
 そしてCSCのTT職人、ザブリスキー等の有力選手が居たので、
プロトンはこの逃げを絶対に許せない状況なので、強烈に追い上げを図る。
 が、のこり30km辺りで、このエスケープグループの脚が残って無いのを見て取ると、
猛然と1人アタックを掛けたのが、前出のポポヴィッチ!
 この時既に、ヴァーチャルリーダーと成って居たので、
おー!!ここで遂にポポヴィッチが総合を獲りにきたのか!?と筆者大興奮!!
 この後も猛然と逃げ続けるも、やはり一人旅は体力の消耗も著しく、
最後はプロトンに数十秒程にタイムを縮めさせられてしまった。
 しかし、この大逃げは、レースを大いに楽しませてくれた展開だった。
 そしてこの逃げによって、本気で追いかけさせられたリーダーのレベッリンは、
体力消耗の大ダメージを負わされた事だろう。今後の展開が楽しみに成って来た。

 続く第6ステージは、山岳ポイントが9箇所も有ると言う難関ステージ。
そしてゴールは、映画の都とも言われるカンヌ。
 今回はエスケープ集団にあのヴォクレールが加わり、山岳ポイントを総なめ状態。
一気にポイントを稼いでマイヨブラン・ア・ポア・ルージュの獲得を確定させる。
 そして終盤最後の山岳の登りで、プロトンがエスケープグループを捉えた所で、
一気に展開が動く。
 総合2位のコンタドールがアタックをかけ、エスケープグループを捕まえると見せかけ
そのままアタック!
レベッリンを始めとしたプロトンは、この逃げに付いて行けない。
これを追うのが、ケースデパーニュの2人とコフィディスのシャバネル。
ケースデパーニュの選手は、コンタードールのアタックに食らいついた選手と、
先行エスケープグループで追いつかれた時に合流した2人だ。

 途中、峠の降りで1人が余りの遅さに置いていかれ、3人に成る。
 まぁこれは再合流するんだけど、軽くアタックが掛かった時に、散々逃げをしてきたシャバネルが千切られてしまい、結局また3人に…
 ここで、コンタドールが総合の6秒を逆転して総合を奪うには、この3人で協調する事が重要。
 こう言う場合は、ローテーションの協力をして貰う代わりに、ステージ優勝を譲る等の交換取引が選手間で行われる。と言う事がよく有る。
 それで協調体制っぽく成るんだけど、それを象徴するかの様に、疲労で先頭交代もまま成らないコンタドールに、ケースデパーニュのルイスレオン・サンチェスが、手を引いて前に引っ張ってやる。
と言う光景を見る。
 実は彼等2人は、昨年までデビューから、移籍チーム、その変遷のタイミング、
主要ライトルの出場歴まで同じで、今年の移籍で別チームに成るまで、
寝食を共にした、いわば親友だったのだ。
 と言う事で、親友同士のエールでも有る。と言う心温まる友情の場面でも有った。

 しかし、コンタドールの疲労は如何ともし難く、実はこのルイスレオン・サンチェス自身も、総合10位以内(たしか6位)で、差が40数秒と言う上位選手だったのだ。
 これを見てチャンス!とばかりにアタック!
コンタドールは追い付けず。サンチェスは見事ステージ優勝を飾った。
 しかしコンタドールはプロトンに捕まるも、何とか一緒にゴールを果たし、
タイム差は変わらず。
そして30秒近くタイムを縮めたサンチェスは、一気にコンタドールに継ぐ3位にジャンプアップ!!

 これで、今夜が最終ステージなのだが、今回の最終ステージも、山岳が2-1-1-1と、
高難度の峠が襲い掛かるステージで、今までの上位の疲労を観ていると、
上位のタイム差は1分以内なので、総合のゴールが終わった時は、
リザルドがガラっと変わる可能性も有り、予測が付かない感じです。
そしてヴォクレールの山岳ジャージは守れるのか!?
等、楽しみも多く、最終ステージ見逃せません!!!!!!!!!!!

パリ~ニース 超面白い!!

2007年03月16日 22時12分11秒 | サイクルスポーツ
パリ~ニースが、現在第4ステージまで終了しましたが、面白いですね。

第2ステージは、逃げ集団にあの癒しの貴公子、トマ・ヴォクレールが入り、
流石は2004年のツールで、一番多くマイヨを着た男だけ有って、年齢も中堅に成り、
ガムシャラな逃げだけで無く、三味線を弾いてプロトンのペースを撹乱する等、
味の有る所を見せ、終盤には珍しいブラジル人スプリンターのフィッシャーと、
逃げる事のゴール前での不利を悟って居るので、ゴールとプロトンとのタイム差を
考えて、絶妙のタイミングでアタックを懸け、あわやステージ優勝(もしかすると総合リーダーも!?)
な展開だったが、最後の数百メートルで、惜しくもプロトンのスプリントに捕まり、
結局はリクイガスのペルゾッティーが、ステージと総合リーダーを獲得した。
 ペルゾッティーは、イタリアの若手有望株らしいので、この活躍も納得。
 でもやっぱり、ヴォクレールの仕掛けの妙が面白い一日でしたね。

 翌第3ステージは、またもや(3日連続で)4人での逃げをプロトンが追いかける展開。
 プロトンは順調に距離とタイムを計算して、エスケープグループを仕留めようとするが、そこに思わぬ誤算が…

 終盤、チームCSCのアレクサンドル・コロブネフがエスケープ集団からアタック!
後ろのプロトンに捕まる数分前の事だ。
 この時、コロブネフに味方したのは、ゴールまでの長い長い、そしてストレート気味な意外と勾配が有る下り坂。
 ここでシャカリキに漕がず、空力効率効率が一番良い(空気抵抗が少ない)クラウチング(前屈み態勢)で降って行く。
 後方プロトンは、集団でシャカリキに追いかけるが、殆どタイム差を縮められず、ゴールまでの距離だけが、虚しく減っていく。

 そんなタイミングのミラクルも有り、見事コロブネフがステージ優勝!
これまた見応え満点なレースでした。
 あと、笑えたのが、先行4人のうち、3人をプロトンが捕まえた時点で、プロトンが先頭に立ったと勘違いして居たボーネンが、
ゴール時に、勝ってないのに万歳しちゃったのには笑っちゃいました(笑)
でも、ネタ的には面白かったですよ。ボーネン!

 そして昨日の第4ステージは、このレース最大の難所の山岳ステージ。
そしてゴールは、嘗ての名選手から名前を採った「ローラン・ジャラベール山」の山頂ゴール。

 ここで、来ました!筆者が有力候補に挙げたサンディー・カザールがっ!!
嬉しい!!!!!!

 しかし、エスケープと言うのは、余り王道の戦術では無いので、
リーダーの君がやっちゃって良いの?って感じでしたが、頑張りました!
残り1kmまでは逃げ切ったのですが、そこからはやはりプロトン内で体力を温存して居た
クライマー(純粋なクライマーは、今回筆者が知っている限りでは見当たらないので、性格には総合ライダーですね)には勝てず、抜かれてしまいます。
 そして、終盤はディスカバリーのコンタドールと、ゲロルシュタイナーのレッベリンとの一騎討ち!
 これをコンタドールが逃げ切ってステージ優勝。
 負けはしたが、数秒遅れでゴールを果たしたレッベリンは、これで総合リーダーに。
これで一気に総合成績上位が入れ替わり。面白い展開に成って来ましたね。

 タイム差で言うと、コンタドールとレッベリンの一騎討ちに成りそうですが、
まだ何が起こるか解らないので、油断は禁物です。

 個人的には、総合上位に留まっている。ヴォクレールか、サミュエル・サンチェスに頑張って貰いたいです。

パリ~ニース(プロローグ)

2007年03月12日 22時25分24秒 | サイクルスポーツ
いよいよ開幕したUCIプロツールですが、昨夜は5人制蹴球が終わって、
わき目も振らず、速攻で帰宅して観ちゃいました。

開幕のプロローグは、ステージレースでは定番の、個人タイムトライアル。
優勝したのは、順当にタイムトライアル職人のデイビット・ミラーでした。
昨年のヴェルタでも、TTに強い所を見せたミラー。
今回も強さは健在でした。

 そして、この結果を、Jスポーツでの捉え方には面白い見方をしてましたね。
それは、今年のツール・ド・フランスのスタートは(何故か)ロンドンスタート!
勿論、その方式は個人タイムトライアルです。
 と言う事で、英国人なミラーは、この地元でのツール、プロローグの優勝を目指して居る。と言う説。
 その為に、前哨戦と言うか調整の為に、このパリ~ニースのプロローグも獲りに来た。
と言う事です。面白いですね。

 まぁ、今回の出場選手では、ダントツにミラーがTT職人なので、
そう言うモチベーション云々が無くても、普通に最有力候補だと思いましたけどね。

 所で、このパリ~ニースの大会主催団体と言うのはASOと言う団体で、
ツール・ド・フランスを主催している団体なのです。

 だからなのか、このレースの総合リーダージャージも、マイヨジョーヌにそっくりな、イエロージャージです。


 さて、今夜は第1ステージですが、プロローグでミラー優勝が当然!みたいなのが、
後出しジャンケンみたいで格好悪いので、第1ステージは事前に予想してみます。
 このステージは、平坦ステージなので、やはりスプリンターが優勝するでしょう。
今回のメンツでスプリンターと言えば、やはりクイックステップの、トム・ボーネンでしょう。

 と言う事で、トム・ボーネンで決まり!

さぁどうでしょうか?

UCIプロツール2007開幕!!(パリ・ニース)

2007年03月11日 01時52分38秒 | サイクルスポーツ
いよいよ、サイクルロードレースも、本格的なシーズン開幕を迎えるので、
筆者は凄く喜んで居ます。
正直Jリーグ開幕よりも嬉しいですよ。

 本格的シーズンとは、2007年UCIプロツールの、一番最初のレースである。
パリ - ニース と言うステージレースが11日から始まるからです。
これで、2007年のUCIプロツールが、始まり、この一年間を通しての、
ロード最強選手への戦いが始まります。

 正直、UCI(国際自転車連盟)と、ツール・ド・フランス。ジロ・デ・イタリアと言う、
三大ツールの二つの実行委員会との覇権争いで、2007年プロツール開催も危ぶまれ、
このパリ-ニースのレースも、一週間前までは開催されるか?すら流動的な状況で、
筆者はドキドキしましたが、何とか土壇場で、暫定的には一件落着と言う状態に
何とか持って行き、無事開催される事が決まり、筆者も一安心です。

 今まで自転車レース=ツール・ド・フランス と言う認識で、
他のレースには正直興味が無かったのですが、我等が日本のエース別府FUMMY選手が、
日本人は、自転車レースと言うと、ツールしか注目せず、それが悲しい。
と言う様な事を書いて居て、憤慨して居たのを見て、思う所が沢山有り、
その上、昨年はドーピング問題の嵐で、そのツール自体に、
有力選手が殆ど自主辞退してしまい、ランス後のツールに水を差された格好で、
その消化不良を補う意味で、ツールに参加出来なかった選手も何人か参加出来た、
三大ツールの一角である、ヴェルタ・ア・エスパーニャを観て欲求を補完しようとしたが、
これが異常に面白くって、ツール以外の自転車競技(ロード)自体にドップリと嵌ってしまった。
そして、fummyの発言も有り、ツール以外のレースも面白いし見る様に成った。

それで、今年からは、最低でもUCIプロツールは、全レース見よう!と決心しました。

 このパリ・ニースは、イベント名でも判る通り、パリをスタートして、ニースをゴールとした。
約1週間を闘うステージレース。
ステージレースなので、総合優勝者のUCIプロツールのポイントも、
三大ツールに次いで高いので、今年のプロツールの行方を占う意味では、
かなり重要なレースだと思うので、とても楽しみです。

 そして、今回のレースの出走表が発表されたので、それを元にレース展開を予想&語りたい。
出場者の印象としては、ツールレベルで出るエースが、TOPだとすると、
それをサポートする2番手、三番手の選手がエースとして出場している印象です。
そんな中、分析すると…

 先ず、一番強力なのは、やはり資金力が有り、補強が強力な、ディスカバリーチャンネルでしょう。
エースは、去年ゲロルシュタイナーでエースだった。アメリカ人ライプハイマーを擁します。
しかしツールでは、ランスのライバルだったバッソが大エースとして移籍獲得して居るので、
ツールではそのアシストに成るでしょう。
 ライプハイマーレベルにアシストさせる何て、なんと言う強力布陣でしょう!
今から末恐ろしいです。
 その罪滅ぼしの意味も有ってか、このレースでは彼がエースとして出場します。
それを支えるのが、強力なアシスト陣。去年のツールやヴェルタで活躍した、
トーマス・ダニエルソン ポポヴィッチ パウリーニョらが、彼を支えます。
総合力で言えば、ブッチギリでライプハイマーが優勝候補かも?

 しかしエース選手で、本気を感じるチームは、他のチーム達です。
エウスカルテルのエースは、サミュエル・サンチェス。
昨年のUCIプロツールの堂々の2位に入った選手です。
AG2Rのシリル・デッセルも、昨年ツールでは、マイヨジョーヌに袖を通す活躍を見せ、
総合でも4位?と健闘した有力選手がエースを務め、期待が持てます。

他には、総合と言うより、エースがスプリンターで、
平坦ステージでのより多くの勝利を狙って居ると思われるチームも居ますね。
クイックステップ トム・ボーネンがそうです。
こちらは総合よりステージ優勝の数に注目です。

ラボバンク フレチャ
コフィディス シルヴァン・シャバネル
ブイグテレコム トマ・ヴォクレール
リクイガス パオリーニ

等も、有力選手なので要注目!!


他にはアシストを含んだ総合力で勝負!?な感じのちーむは、

サウニエルデゥバルのデイビット・ミラー。あのイバン・マヨをアシストに迎えた?
のは、やはり強力でしょう。
そんな中、筆者の注目は、フランセージュデジューのサンディー・カザール。
アシストにフィリップ・ジルベールも居て総合力でも強力です。
そして注目すべきは、カザールはフランス人で、チームもフランスだと言う事。
此処は地元の初戦ステージレースで勢いを付ける為に頑張るのでは?
と言う事で、凄く注目しています。
どうなるのか、楽しみですね!!!!!!!!!!!!!!!!!

UCI自転車世界選手権2006 ロードエリート

2006年09月26日 01時01分33秒 | サイクルスポーツ
 書きたい事が有るから更新しちゃった。と書きましたが、
その序でにまた書いてしまいます。

 オーストリアのザルツブルグで行われた、男子ロード。
優勝したのはイタリア代表のパオロ・ベッティーニ!!
アテネオリンピックに続いて、ビッグタイトルを獲得しました。

 それにしても終盤は本当に白熱して面白かった。
まぁ、放送開始直後からも、周回コースなだけに、
逃げを吸収すると、カウンターアタック!
上り口に差し掛かるとアタック!と、常にアタック合戦が繰り広げられて、
ステージレースとはまた違ったアグレッスブな動きが見れました。
(特にイタリア勢の度重なる個人的な繰り返しのアタックは圧巻!)

 ただ、終盤まではどのアタックも決定的には成らなかったんだけど、
残り数周の時点で、メイングループの中に、日本代表の別府選手と、野寺選手も
先頭付近でローテーションに加わって居たので、期待に興奮しちゃいましたね。

 ただ、やはり注目は終盤のベッティーニのアタック!
それに追走する数人。 更にメイングループも本気の追走で、
実力の劣る選手はここでかなり千切られた様子で、メイングループもかなり絞られて居ましたね。

 最後、ベッティーニは追走数人グループに合流。
此処でのメンツは、ドイツ代表で、ベテランスプリンターの、エリック・ツァベル。
スペイン代表は、ヴァルベルデとサミュエル・サンチェスのコンビ。
 この4人の対決では、コンビで列車が出来るスペイン勢(ヴァルベルデ)や、
生粋のスプリンター、ツァベルのどちらかが有利かと思われたが、
 終盤のベッティーニのアタックを潰しに掛かったので、脚を使ってしまったのか、
合流したベッティーニの脚が残って居たのか、最後の最後のゴールスプリントで、
ツァベルの後ろからスリップストリームで見事飛び出し、差し抜きに成功!
 見事優勝した。

 後方から猛追したメイン集団と共に集団スプリントに持ち込もうとした、
ロビー・マキュアンは、作戦失敗の様で、集団ではTOPを取ったが、
5位に沈み残念な結果と成った。

 この優勝、ベッティーニは凄い喜び様。
本当に、この大会が、自転車版の、サッカーワールドカップなんだな?
と言う事が実感した。
 また、欧州では、やはり自転車ロードは、敬意を得られる競技なのだとも認識を新たに強くした。

 これで、イタリアは、今年サッカーに続いて、自転車でも世界一と成り、
地元では大騒ぎでしょう。
 おめでとう御座いました。

 そして我が日本代表は、別府選手が124位で完走した物の、
多分最終周のメイングループの大アタックで千切れてしまったのだろう。
下位に沈んでしまった。
 また、野寺選手と、福島選手は、リタイアと成ってしまいました。残念!
 でも、これにめげず頑張って欲しいです。今後の活躍、期待してます。

いやぁ~、楽しかったなぁ~、やっぱりサイクルロードは最高です。

UCI自転車世界選手権2006(ロード個人タイムトライアル)

2006年09月22日 22時34分58秒 | サイクルスポーツ
始まりました。UCI世界選手権。
ロード個人タイムトライアル!!

この大会は、通常のチーム単位の争いでは無く、
自転車版サッカーワールドカップの様な物で、
国別対抗の大会なのです。

 普段ライバル同士なライダーが、国の威信を掛けて協力し、
逆にチームメイトが国の威信を掛けてライバル同士として争い。
普段のライバル達が、国の威信を掛けてチームメイトと成る。
と言う、まさに国対国の世界最高峰の自転車競技大会です。

優勝は、スイス代表のファビアン・カンチェラーラ。
二位は、アメリカ代表のデービッド・ザボルスキー。(2005年のツールTTTでマイヨジョーヌで居ながら落車した悲劇の選手)
三位は、2006年のヴェルタ総合優勝を獲得して、今一番旬な男。
カザフスタン代表の、アレクサンドル・ヴィノクロフ。

そして表彰台の座を、ヴィノと争ったのが、伏兵カナダ代表のスヴェン・タフト。

Tモバイルのオーストラリア代表、マイケル・ロジャースは、この競技で三連覇を成し遂げ、
今回の優勝候補一番!四連覇が成し遂げられるか!?が注目だったが、
結果はカンチェラーラの優勝だった。
 この大会は国別対抗なので、チームは関係が無いのだが、
1位2位の2人が、共にチームCSCと言うのも、因縁めいてて面白かった。

兎に角カンチェラーラー。優勝おめでとう!!
虹色ジャージ(アルカンシェル)獲得おめでとう!!
これで彼は、今度一年間は、タイムトライアル競技に関しては、このアルカンシェル(虹色ジャージ(世界五大陸の五色ライン入り白ジャージ))を来てレースに参戦出来る名誉ある権利を獲得した。

 個人的には、日本人として個人TTで結果を残していた日本のエース別府史之が、
(日本自体が)このTTにエントリーせず、ロード一本での参戦。
と言うのがちょっと不満だけど、是非日本には、明後日のロードでは頑張って貰いたいです。

ヴェルタ・ア・エスパーニャ 最終(21)ステージ

2006年09月18日 01時29分49秒 | サイクルスポーツ
 いよいよ今夜で終わりました。ヴェルタ・ア・エスパーニャ2006

 総合優勝は
アレクサンドル・ヴィノクロフ
2位が、アレハンドロ・ヴァルベルデ
3位が、アンドレイ・カシェキン

山岳賞が、エゴイ・マルチネスエステバン
ポイント賞(お魚ちゃんジャージ)が、トル・ハスホフト
複合賞が、総合とダブル受賞のヴィノクロフ

今ステージの優勝者は、ベテランで、プロ通算200勝を達成したのが、
マドリッドゴールと言う素晴らしい記念に成ったエリック・ツァベル

 残念だったのが、この最終ステージだけは、
ステージ優勝の女の子が、総合の女の子と一緒だったんですね…
と言う事で、今年は昨日で見納めだったみたいです。

 展開としては、市街地周回(7周?)コースに入った時点で、
エスケープグループ7人の中に、オスカルペレイロも居て、
残りもう少しで1周!と言う所までこのグループで頑張ったんですが、
最後は平坦ステージお決まりの、集団スプリンター勝負に成ってしまいました。

 これで、21日間のスペインでの戦いは終わりました。
ところで、某所で噂だった、今年はカンプノウの前を通るコースだ。
と言う噂は何だったんですかね?
カンプノウのカの字も出て来ませんでしたね?(苦笑)

 でも、ゴール地点は、レアルマドリッドのホームスタジアムの、二つ位手前の交差点が周回コースの折り返し地点だったみたいです。
ってどうでも良いけど…

 来週は、いよいよUCI世界選手権です!!
いわば自転車界のワールドカップね。
 こちらは国別対抗なので、今までライバルとして戦ったレーサーが、
国の威信を掛けてチームメイトとして闘います。
 日本も、ディスカバリーチャンネルのアシストとして活躍している、fumyこと、別府史之選手を始めとした最近アジアツアーでも活躍している面々で出場するので、楽しみです!!

ヴェルタ・ア・エスパーニャ 20ステージ

2006年09月17日 16時15分34秒 | サイクルスポーツ
最後の個人タイムトライアル。
このステージで、実質上の総合優勝者が決まる。

そして、昨日予想したステージの結果は、以下の様に成った。

1位 アレクサンドル・ヴィノクロフ カザフスタン アスタナ
2位 サミュエル・サンチェス スペイン エウスカルテル
3位 アレハンドロ・ヴァルベルデ スペイン ケースデパーニュ
4位 ラスロ・ポドロギ ハンガリー クレディアグリコル
5位 ウラディミール・カルペッツ ロシア ケースデパーニュ

 全然当たってない…(汗)

 まぁ、兎に角も、この結果を見て解る様に、これで文句無くヴィノクロフが最終勝者に成った。と言えるだろう。
凄いの一言。

さぁ、今日は大ゴール、マドリッドだ。

ヴェルタ・ア・エスパーニャ 19ステージ

2006年09月16日 14時38分49秒 | サイクルスポーツ
基本平坦ステージ。
ステージ優勝したのは、エスケープグループから終盤に上手く飛び出した、
AG2r(アージェードゥーゼール)の35歳のベテラン
ホセルイス・アリエッタ。

プロ4勝目で、グランツール初優勝との事、おめでとう御座いました。

 で、総合の方は、波乱も無く、プロトンは10分以上送れての余裕のゴール。
昨日の差を付けられて、ヴァルベルデは早くも敗北宣言?
を表明した。みたいなコメントが出たみたいなので、
今日は個人タイムトライアルと言う事で、本当に決まっちゃったっぽいですね。

 まぁヴォノクロフも長年有力選手として、名選手を苦しめながらも、
チームにエースが居る為にアシストさせられたりで結果が出ず。
 しかも今年はチームのゴタゴタにも巻き込まれる不運。
 もうベテランの域に差し掛かって来たので(筆者と同学年)、やっと日の目を見る。
と言っても過言では無いので、それが報われるのは嬉しいですね。

 で、今日のステージ順位ですが、唐突に予想。

1位ミラー
2位ヴィノクロフ
3位カシェキン
4位サストレ
5位ヴァルベルデ

どうかな?

ヴェルタ・ア・エスパーニャ 18ステージ

2006年09月15日 19時28分53秒 | サイクルスポーツ
 またヴァルベルデがヴィノクロフにタイム差を付けられてしまった…
しかも1分近くなので、残りが平坦。TTを残すのみ。
と言う事を考えると、逆転は難しそうな気がして来ましたね…

 筆者は特にヴィノクロフが嫌いでも、ヴァルベルデのファンと言う訳では無いですが、
オスカル・ペレイロのチームメイトにしてチームリーダーと言う事で、
ヴィノクロフよりは肩を持ってます。
 2人とも優勝候補に考えて居たので、彼等が白熱したバトルをしてくれる事自体は、大歓迎です。

 今回、この2人の差と言うのは、そんなに無いと筆者は思います。
どちらかと言えばヴァルベルデの方が強い。
 では、今回、何故この様な状況に成ったのか?と言えば、
ひとえにカシェキンの存在が大きいですね。
 チーム力としては、ケースデパーニュの方が揃っていると思いますが、
全員がアシストに徹してしまって居る為に、終盤までは、エースに体力を温存させるのに十分仕事をして居ますが、最後の勝負所で千切れてしまう事が多いのです。
 そこでいつもヴィノクロフとカシェキンのコンビプレイにやれちゃうイメージですね。
 実際2人はチームがプロトンを引く事も無いので、グループリーダーの後ろで雌伏して居れば良く、元々体力は温存されていたので、そので終盤にコンビで行かれるので有利なのでしょう。

 ケースデパーニュにも、カシェキンの様な存在が必要ですね。
そこで思うのが、開幕前に言われて居た、オスカル・ペレイロとのダブルエース案です。
ペレイロじゃ無くても、カルペッツ等は、2004年に一番マイヨを着続けた、あの癒しの貴公子、トマ・ヴォクレールから、終盤でマイヨブラン(新人賞)を奪った程の実力者ですし、
そんな才能が多いチームなので、アシストがアシストとしてで無く、アグレッシブに行った方が良かったんじゃないかな?
と思ったりします。
 まぁこの作戦はかなりの賭けでリスキーですので、結果論での話でしか有りませんが、
しかし昨夜のリーダーじゃ無いのにプロトンを牽いたのは、完全に意味が無かった気がしますね。
チーム力が有るのだから、最後の山まで、チーム全員の体力を温存させた方が現実的な気がしました。

 と言う事で、ヴァルベルデの優勝は、非常に厳しい状況だと思います。
(と、今まで筆者が予想すると、悉く違う展開に転がって居たので、その展開を含みつつ、ヴィノクロフ勝利宣言をしたいと思います(汗))