◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

コンタドール総合優勝 ツール2007

2007年07月29日 02時09分48秒 | サイクルスポーツ
今年は悪い意味で色々有ったけど、とりあえず実質最終決戦で有る個人タイムトライアルが終了したので、
記事を軽くですが書いて見ます。(全体の振り返りはまた後日)

先日のガックリ事件の後は、かなり気持ちをどう持って行こうかと思いましたが、
終わってみれば今日のTTもかなりエキサイトさせてくれました。

総合3位(表彰台対象選手)までが、非常に接戦に成ってしまい、
このステージ終了時点で、3人のタイム差は、僅かに30秒ちょっと。
これって凄い事だよね。

だって、フランス一周して来て、その差僅か30秒って、ありえないです。
初めは1位と3位の差は2分50秒近く有ったんだけど、
それが見る見る三者でタイム差が無くなり、上記の結果に、
展開的にも、どう順位が変動してもおかしくない展開だっただけに、
ハラハラドキドキ、ワクワクテカテカな展開でした。

と言う事で、僅差で総合を勝ったのは、タイトルにも有る通り、
アルベルト・コンタドールです。

パリ~ニースでその走りに魅せられて、イケメンと言うのも有るし、
本当に、スペインの英雄、ミゲル・インデゥライン氏の後継候補筆頭です。

でも一番嬉しかったのは、筆者が大好きな、オスカル・ペレイロが、
何気にツールドフランス4年連続総合10位以内入賞と言う、快挙を達成した事です。
ダブルエースに成るんだ!と言いつつ、不調のエース、ヴェルベルデを献身的に
アシストし続けた心優しいペレイロ。
そんなアシストをしつつ、四度の10位入賞を達成しちゃうって、
やっぱり凄いと思います。
なので、あの総合リザルドを見た時、凄く嬉しく成っちゃいました。




 と言う事で、明日は選挙行ってから、自分もダイエットサイクリングツアーの一環として、
多摩川サイクリングロードを一路降って、東京湾を眺めに行っちゃおうかな?
何て考えてます。
途中、街中の激坂にも何箇所か、チャレンジしたいです。
何人かの友達のご近所が、凄い激坂ポイントなんでね。
噂では、最大斜度26%と言う、驚異的な坂が有るらしいです。
頑張ります!!

ツールドフランス2007 個人TT終了して…

2007年07月22日 16時48分11秒 | サイクルスポーツ
プロローグの短距離TTを抜かしたら、本格的個人タイムトライアル一回目だった昨日。
終了してみたら、かなり意外な展開に成っちゃいましたね。

ビックリしたのはラスムッセンの大健闘と、ヴァルベルデの大不調振り。
そしてヴィノクロフの大復調です。

戦前の予想では、大方の人が、ラスムッセンは5・6分遅れて総合陥落。
総合力が有る2位のヴェルベルデが、ラスムッセンを追い落とし、
マイヨジョーヌに成るだろう。と言う事でした。

しかし、結果は意外なものに…

実は筆者は、大方の予想とは違う展開を予想してました。
まぁこの予想って言うのは、昨日のプレゼントクイズの問題と関係大有りだった。
って事で、真剣に状況を分析したら出て来た。って事なんですが…

その(TT終了時のマイヨジョン)予想とは、大筋は上記と同じなのですが、
筆者が予想したのは、ヴェルベルデでは無く、4位に付けていたカデルエバンス。
と言うのは、彼は総合力も有りますが、実はタイムトライアルを得意として居るのです。
ヴェルベルデは、総合力がダントツですが、個人TTはそつ無くこなす。と言う感じなので、
ヴェルベルデとエバンスのタイム差が7秒しか無い事を考えると、エバンスの方が、
よりマイヨジョン獲得の可能性が高いな?と言う計算でした。
それに、チームメイトで、スプリント王のロビーマキュアンが既に大会から去ったので、
チームとしてもエバンスの総合を獲る。と言う目標の一本化が出来た事で、
モチベーションも高く、普段より頑張るのでは?と思った訳です。

しかし結果は、ラスムッセンが事の他頑張りを見せ、普段はTT優勝者から5・6分遅れる彼も、
2分半に抑えました。
対エバンスに対しても、1分30秒遅れに留め、元々2分30秒の差を持っていた為に、
終了時点で1分差を保持し、見事マイヨジョーヌを守り抜きました。
まさに、マイヨジョーヌマジックです!!!!
と言うか、長年観戦し、何度もマイヨジョーヌマジックと言う奇跡を見て来た筆者が、
マイヨジョーヌマジックを計算に入れられなかったのは不覚でした。

 そしてヴェルベルデに至っては、TTを不得意とするラスムッセンに、逆にタイム差を
大幅に開かされてしまい、優勝候補筆頭から、一気に下位に沈んでしまいました…

 そしてこの個人TTで大復活を遂げたヴィノクロフがぶっち切りのステージ優勝で、
総合でもTOP10入りし、上位復活を遂げました。

 これで、このステージ前と後では、劇的に総合争いの状況が変わってしまいましたね。

 ラスムッセンは、この苦手なTTで頑張りを見せた事で、シャンゼリゼまでの、
マイヨジョーヌ死守に光明を見出した感じです。
今日からはピレネー山脈セクション三連戦。
 元々ピュアクライマーの山岳王なだけに、このピレネーで更にタイム差を稼げられれば、
現実味を帯びてきます。
 カデルエバンスも、何とか喰らい付き、ラスムッセンとの1分差を守れれば、
最後の個人TTで逆転出来る可能性が高いです。

 また、アシスト陣に豪華な布陣を敷く、ディスカバリーの新進気鋭コンタドール。
そして、総合上位に3人も食い込ませているアスタナ率いる復活したヴィノクロフが、
チーム一丸と成って捨て身の攻撃を仕掛けて来たら、これは怖い存在です。

 総合争いは、この四陣営に絞られた感じがしますね。

 それにしても、これからのピレネー&最後のタイムトライアルの行方は、
本当に混沌として予測が付きません。

 だからこそ、本当にこれからの展開が楽しみで仕方が無いですね。

とにかく、今晩からの、ピレネーに注目です!!

ツールドフランス2007 アルプスセクション終了

2007年07月18日 18時01分30秒 | サイクルスポーツ
と言う事で、だいぶ総合優勝争いの状況が明らかに成って来ましたね。

現状を客観的に見ると、ダントツでヴァルベルデが有利な状況に成ったかなぁ~…
と言う筆者の感じです。
それを追うのが、コンタドール。でしょうね。
注目だったヴィノクロフは、落車の影響が酷いみたいで、これはちょっと難しいかなぁ~…
去年のヴェルタで見せた、不調からの大復活が有ったので、
休養日を明けたら、突然驚異的な回復をするのでは!?
と思っていましたが、今回の明けステージを見る限り、やはり本格的にヤバそうですね。

それに、モロー先生と、大復活を遂げたマヨ!あとサストレが何処まで頑張るか!?
と言う感じでしょう。

現在、マイヨジョーヌの山岳王ラスムッセンは、休養日前のステージで、
山岳のみならず、総合もTOPを獲ってしまったのは驚きでしたが、
彼がシャンゼリゼでマイヨジョーヌに袖を通して居る為には、
山岳ステージは全てライバルから差を広げなければイケナイのでは?
と思っているので、昨日の山岳では、逆にヴァルベルデには差を縮められてしまったので、
応援はしてますが、正直難しいかな?と分析してます。
まぁ、ピレネーセクションで、個人タイムトライアルの大負けも問題無い位の大差を付ける、
スペシャルな走りを見せたら判りませんけど…

 今回は、筆者的にはコンタドールを応援したいです。
脳の手術から奇跡の復活を遂げた彼は、やはり応援したいです。
まだ若いので、かつての名選手達を超える様な、伝説を作って欲しいです。

 今年の序盤戦の総括としては、見所満載でしたね。
マキュアンのゴール30km前での大落車からの、大逆転ステージ優勝!
(でもこの落車の影響で、結局は先週でタイムアウト(失格)してしまいましたが…)

 タイムトライアル王の、カンチェラーラーの、マイヨジョーヌを着ながらの、
平坦ステージでのロングスプリントからのステージ優勝と言うのも、
熱いですね。

 そして、今年のTモバイルは、ちょっと呪われて居る様な…
次々と選手に災難が降り注ぐ感じで、気の毒です。
リーダーのマイケルロジャースのリタイヤシーンは、
胸に詰まされます。
 昨日の犬飛び出し落車も、凄かったですね。
 猛スピードでプロトンが通り抜けて居るのに、悠然とコースを横切る犬。
犬に激突した選手(Tモバイル)のバイクがグニャグニャに大破!
でも、犬の方は全然余裕で「痛いなぁ~、何ぶつかって来るんだよぉ~…」
的な余裕なリアクションだった。って言うのが、かなり滑稽で、
ちょっと笑っちゃったんですけどね(苦笑)

 まぁそんな感じのツールですが、これからの展開が楽しみです。

今日のゴールは、ジダンの育ったマルセイユ。
ジダンに激似な、エウスカルテルの、日本人みたいな名前のスプリンター、
稲木勇士(イナキ・イサシ)が活躍するかな??
またの名を、上から読んでも下から読んでもISASI。

Le tour2007

2007年07月08日 16時45分17秒 | サイクルスポーツ
遂に昨夜、自転車の祭典、ツールドフランス2007が開幕しました!

昨年は、ドーピング問題でグダグダな感じに成ってしまいましたが、
今年は何とか問題も無く開催されました。
今年は史上初の(ツールドフランスなのに何故か)ロンドンスタートです!(直前のロンドンで、テロ警戒騒ぎが有ったので、もしかしてこのツールが標的に成るのでは?と言う心配もしましたが(昨年のテロの1周年だし))

 優勝予想は、他の場所でも散々やって居るでしょうが、こちらでもしつこくやっちゃいます!

先ず第一に、総合系リーダーの有力候補選手の実力が一番の判断材料ですが、
それよりも、ジロで見せたリクイガスの様に、チーム全体の総合力が、今回は重要な気がします。

と言う事で、総合リーダーも凄いが、チーム全体の総合力も凄いチームとして挙げられるのが、

ケースデパーニュ
アスタナ
チームCSC
ディスカバリーチャンネル
の4チームでしょう。

個人的には、ケースデパーニュのオスカル・ペレイロが筆者は大好きなので、勝って欲しいですが、
冷静に考えたら、やはりヴァルベルデがリーダー(優勝候補)なのかな?と思います。
これに対抗するのが、アスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフ。
普通に考えれば、この2チームの対決に成る!と言うのが大方の予想。
ここにCSCと、ディスカバリーも絡んで来るでしょう。

この4チームは、綺羅星の如く総合力で有力な選手が居ますが、逆にこれが問題に成りそうな気もします。

ヴァルベルデとダブルリーダーだと主張するオスカルペレイロは、やる気満々(アシストに徹しない?)だし、
実力からすると、最近ではウラジミール・カルペッツも、カタルーニャ一周や、ツールドスイスを制する等、上な感じもします。
彼もやる気(欲)を出したら、チームの秩序は崩壊するでしょう。

アスタナは、カザフのオイルマネーで磐石にも見えますが、カザフ系の選手は、当然ヴィノクロフのアシストに徹すると思いますが、
外様系選手で総合でも狙える実力の有る選手(アンドレアス・クレーデンや、パオロ・サヴォルデッリ等)が欲を出すと、どうなるか解りません。

逆に、CSCや、ディスカバリーは、チーム力は有るが、総合リーダーを狙うチームリーダーが、元来サブリーダー的な選手だったのが気掛かりです。
 どちらかと言うと、ヴィノクロフやヴァルベルデと対抗する、と言うよりも、
それらを脅かす、サブリーダーと互角。と言う印象です。
 またディスカバリーのライプハイマーは、昨年はゲロルシュタイナーのリーダーでしたが、
成績的には、上位には食い込むものの、総合を脅かす感は無かったですし、
もう1人の期待の若手、アルベルト・コンタドールは、やはり年齢が若いので、老獪な戦略を練ってくるベテラン擁する選手を相手にすると、やはり不安が出てきます。

そう考えると、どこを候補にするか、難しいです。

そこで、筆者はこの4チーム以外からの注目として、Ag2rのクリフトフ・モローを大穴として一押ししたいです。
モローは、ツールドスイスと並ぶ、ツールの前哨戦と言われる、ドフィネリベレと言うステージレースで、
総合優勝して居ますし、明らかにツールに標準を合わせて調子を仕上げて来てそうです。
アシストでも、昨年、一時マイヨジョーヌを数日着る活躍を見せ、総合でも上位でシャンゼリゼに到着した、シリル・デッセルや、ホセルイス・アリエッタや、スルヴァン・カルザーティ等も居ます。
チームがモローで団結出来そうなので、逆に此方の方が面白いかも知れませんね。
それに、やはりツールドフランスは、フランス人が活躍するのが筋と言う物でしょう。
近年低迷している、ロードレースの元祖フランス人。今回はモローと言う強力な選手が居るので、大注目です!

それと、今回のツールで気に成ったのが、ゲロルシュタイナーのリーダー的選手で、
現在UCIプロツールの2位、ダビデ・レベッリンは欠場なんですね。
ちょっと意外です。


と言う事で、今回の予想はこれまで。
あとは結果を皆さんで楽しみましょう。

ちなみに、昨日のプロローグで有る。個人タイムトライアルは、タイムトライアルの世界チャンピオンで有る、
ファビアン・カンチェラーラが圧倒的独走力で優勝。
彼の最近何レースかでのあの走りを見ると、あと何年かは、世界チャンプを連覇しそうですね。

ツール ド スイス2007

2007年06月16日 00時19分41秒 | サイクルスポーツ
が、土曜の夜中に開幕です。
このレースには、現在日本人最高レーサーの別府史之選手も出場するので、大注目です。
 
 レースのカテゴリーも、ステージレースの中では、ツールドフランス・ジロデイタリア・ヴェルタアエスパーニャの、グランツールに次ぐ位の重要度を誇ります。
 また、ツールドフランスの直前に開催されると言う事で、毎年このレースには、ツールを本気で狙って来る選手が、調整の意味も有りますが、本番直前で、本気を出すとどれ位仕上がっているか?と言うのを試す為に出場する為、毎年ツールで総合優勝(マイヨジョーヌ獲得)する人は、このレースで総合優勝したり、上位入賞する選手なので、そう言う意味でも、ツールの総合優勝の行方を占う意味でも、大注目なレースなのです。
 そんな中、フミが活躍できれば、それは世界的に見ても凄い事だし、興奮します。
だから、フミには頑張って欲しいですね。(チームオーダーの影響に左右される部分は多いと思いますが…)

 楽しみです!!

ジロ デ イタリア2007 8st~総括

2007年06月06日 17時25分41秒 | サイクルスポーツ
この間の土曜日に、2007年ジロが無事終了しました。
第7ステージ以降、全然書いて無かったので、
あれ?観てないの?と思われたかも知れませんが、
そんな事は有りません! ちゃんと全部観てましたよ~
暇が無く、少し間が空いてしまい、書く量が多くなったので、
サボっていただけです…(汗)

と言う訳で、終了したので、8ステージ~をさらっと総括します。
レースの展開とかは、Jスポーツのページや、サイクリングタイムとかで読んで頂くとして(汗)
こっちではネタ的な物を中心にお届けします。

結果は、筆者も開幕前に優勝候補の一人にも数えて居た。リクイ瓦斯の、ダニーロ・ディルーカが総合優勝(マリアローザ)獲得で幕を閉じました。

総括的に言えば、ちょっと戦前の期待が大きかっただけに、物足りない感じかな?
と言う感じです。
想像では、もっと群雄割拠的、白熱のジロだと思っていたのですが、
蓋を開けてみたら、チームとしてのリクイ瓦斯と、ディルーカの磐石さで、
途中マリアローザを手放す場面も有ったが、それも作戦の内、
と言う事で、殆どディルーカ(しいてはリクイ瓦斯)のブッチギリ状態(第12ステージのチマコッピ以降)でした。
もう一つは、筆者的優勝候補筆頭の、サヴォルデッリが、今年の異様なツルツル路面での大量落車の影響で、
勝負処で力を発揮出来なくなり、チームオーダーでリーダーを交代してしまった事。
等も有ると思います。

 しかし、逆に予期せぬ発掘も有りました!
それはCSCの、驚異の21歳ルクセンブルク人、アンディー・シュレックの大活躍!
お兄ちゃんのフランク・シュレックも若手有望株と言われ、昨年のツールでも大活躍でしたが、
そのお兄ちゃんも超える程の逸材でした。
だって、21歳で各有力優勝候補に喰らい付き、またはそれらを負かして、
総合2位ですからね。
レース終盤、ディルーカを倒せる可能性が有るのは、彼だけ。
って言う状態に成ったのだから、これは凄い事だと思いました。
それに、サヴォルデッリの代わりに急遽リーダーに就任した、マッツォレーニの頑張りや、
サウニエルドゥバルの燻し銀アシスト、ピエポリの頑張りや、
ジャパンカップ2006の覇者、リカルド・リッコの活躍。
不調だった、イタリアのスプリント王、ペタッキのジロ5勝の完全復活等、
何だかんだ言っても楽しめました。

他には、アルカンシェル(世界選手権覇者ジャージ)保持者の、パオロ・ベッティーニが、
多数のステージで上位にゴールして居るにも関わらず、
結局今年のジロでは一回もステージ優勝出来なかった。
と言うのもドラマですね。
特に8ステージなんかは、集団ゴールスプリントでは、ピュアスプリンターにやられてしまう、
と言う今までの展開を見て、大人数のエスケープグループを形成して逃げて、
ゴール前のスプリントでも、驚異の追い上げを見せて、やった!優勝だ!!
と思ったら、彼の後ろをスリップストリームを使ってピタっと付いて、
ゴールだけ頂きます!って感じでCSCのアルベセンにやられちゃった時には、
「やってらんねぇーよ!」って感じで呆れてた(と言うか怒ってた)し、
あれは本当に惜しいし、気の毒でした。
しかし、こう言うネタも有って面白かったですね。

ネタと言えば、一番のお笑いネタは、やはりビノッティーの顔射!!
中盤、リクイ瓦斯からマリアローザを譲られて居た彼は、
名誉のマリアローザを数日間着る事が出来た。
そんな中、それを手放す一日前位の表彰式で、実況が、
「彼もだいぶマリアローザのシャンパンファイトにも慣れたでしょうから、
そろそろ地味なシャンパンファイトじゃ無くって、変わった派手な奴やって欲しいですね。
もう顔面に浴びせちゃう位の…」と言ってたのですが、
そうしたら、なかなかシャンパンの栓が取れなくて、必死に開けようとしたら、
突然抜けちゃって、ハプニング的に、ドピュッって顔面にひっかかってしまったんです。
まさにアダルトビデオの顔射物みたいな映像で、事前の実況の前振りも有ったもんだから、
最高に笑っちゃいました(笑)

あと、友人にサイクルロードレースでは補給が有って、
レース中に、走りながら選手は食事を採るんだよ。
と言う話をしたんだけど、友人は
「食事って言っても、固形ブロックとか、栄養ジェルとかじゃ無いんですか?」
と言ったんだけど、筆者が「確かにそう言う物も多いけど、普通にパンとかバナナとか、食べてるよ。」
と教えたら感心してたので、それ繋がりで補給の面白ネタを書くんだけど、
あるステージで、凄い猛暑の時が有ったんだよね。
その時なんかは、まだ勝負が本気に成っていない時点のプロトンでは、
ベッティーニとかが、余裕でペロペロアイスキャンディー(ガリガリ君みたいなの)
を食べて悦に浸ってたなぁ~…
って事が有ります。
こう言う話をしたら、本当に普通に食事してるんだな?
って言うのが解ってくれたと思います。

日本人のフミとかも、もしかしたらレース中おにぎりとか食べてるのかな?
食べてたら面白いのになぁ~(笑)

他には、17ステージ、ジロ最後の超級山岳ゴールで、
サイクルロードレース界では有名な観客”悪魔おじさん”。
(悪魔のコスプレをして、欧州中のビッグレースに出没する名物おじさん)
彼の大活躍!?も笑っちゃったね。この激坂を逃げ集団が一生懸命上って居る時に、
おじさんが沿道に現れ、(凄い坂だから)ノロノロと上る集団の中の、
チェラミカの選手に、励ますつもりだったのか、
手に持ったさすまたを手渡すんだけど、坂を登るには何も得る所が無い武器なので、
貰った選手も???状態。そして!!!と我に返って、「要らねぇーよ!」
とばかりにおじさんに投げ返して、返されたおじさんがショボーン…
としてる映像は傑作でしたね。
ちなみに、このステージは、サウニエルのコンビが見事にステージワンツーフィニッシュ!
ピエポリの献身的なアシストと言う活躍と、優勝候補だったジルベルト・シモーニの面目躍如なステージでした。

終盤の、19ステージでは、エウスカルテルからサウニエルに移籍した、
バスクの英雄イバン・マヨが復活?のステージ優勝でした。

このblogでも、毎年ツール前では彼に注目!と書いて来て、
いつも見事期待を裏切ってくれて、去年には流石にもう注目しない様にしよう!
と冷たく思った訳だけれども、そんあ彼が見事な逃げでステージ優勝!
まぁ、まだ復活出来たかどうかは未知数なので、評価は微妙ですが…
でも、そんな彼が久々に活躍してくれたのも、嬉しいですね。

あ、あとネタと言えば、これはニュースにも成っちゃったらしいんだけど、
ジロのお陰(せい)で、不倫がばれてしまった。
と言う間抜けなおじさんが居ましたね(苦笑)
ジロとか、こう言うメジャーなサイクルロードレースには、TV中継でヘリのカメラが有るんだけど、
このカメラが、コース沿道の景勝地とか、観光地を、レースで横を通っている時とか、
選手がゴールした後に、良く映して居るんですが、
とあるステージのゴール地点の、街のビーチで、
不倫相手とバカンスしてたらしくて、それを”バカンスに来てるカップル。”
と言うアングルで、映されちゃったんですねぇ~…
そしたら、そこはジロ。期間中はイタリアではサッカーを凌ぐと言われる程のイベントなので、
イタリア中の人が観てる訳です。
それで、親戚にその映像を見られてしまい、
「おーあいつが映ってるぞ! あれ?あの横に居る女は誰だ!?」
と言う感じで、奥さんにバレちゃったらしいです。

でも、このおじさんも間抜けで、何とヘリが浜辺に来た時に、
このヘリに向かって手を振っちゃってるんです…(汗)
そりゃーカメラにスッパ抜かれる訳だよ(苦笑)

そんなこんなでネタ満載のジロでした。


あ、後ね。優勝したのは、ダニーロ・ディルーカだった訳だけれども、
ダニーロって言うと、都民統一志向Jクラブを応援して居る人にとっては、
あの、不思議系ブラジル人のダニーロを思い出すけど、
あのクラブのサポーターは、彼のコールを、ダ・ニーロ!ダ・ニーロ!
とコールしてたけど、今回、ジロの表彰式で、サッカーの本場、イタリア人がする
本格派のダニーロコールの仕方、正しいダニーロコールが解ったのも収穫だ!
正しくは、「ダ!ニ!ロ!ダ!ニ!ロ!ダ!ニ!ロ!」
が本当みたいです。 本当か!?

第11回、2007ツアーオブジャパン

2007年05月20日 21時21分33秒 | サイクルスポーツ
世界的にはジロデイタリア真っ最中ですが…
以前、サイクルロードレース好き都民統一志向Jクラブ関連の友人との会話で、
その友人が「日本でもツールドフランスみたいな、
日本一周ステージレースみたいなのやってくれないんですかねぇ?」
と言ってたのを聞いて、「いや、実は日本にもそう言うレースは有るんですよ!」
と教えてあげました。
そのレースが、この”ツアーオブジャパン”です。

まぁこのイベントは、日本一周とまでは行かず、いわば日本縦断。(しかも本州の真ん中だけ)
ステージも21も有る訳で無いですが、
その時その友人とも話したんですが、もしやったとしても、
3週間の長丁場だと、世界の主要レースと絶対に日程が被ってしまうので、
世界のトップが全然来ないんじゃないかな?と言いました。
なので、まだ日本の競技の実力からしては、これ位の規模で良いんじゃ無いかな?
と言う感じがします。
それでも、全7ステージ(休養日も有るので1週間以上)
本州センター地域とは言え、日本縦断は縦断です。

ちょうど、ミニ版ツールドフランス的なレース、フランス縦断レースの、
パリ~ニースの規模位ですので、ちょうど良いと思います。
まぁ、世界の主要レースが、スポーツ新聞社が開催している。と言う事で、
朝日新聞が主催って言うのが、筆者的には何だかなぁ~な感じでは有るんですが、
まぁそれはおいといて

そして、ステージは↓こちら

[大阪ステージ] 堺市
[奈良ステージ] 奈良県/奈良市/山添村/(独)水資源機構木津川ダム総合管理所/東大寺
[美濃ステージ] 岐阜県/美濃市
[南信州ステージ] 飯田市/飯田観光協会
[富士山ステージ] 小山町(静岡県駿東郡)
[伊豆ステージ] 静岡県/伊豆市/伊豆の国市/函南町/(財)日本サイクルスポーツセンター
[東京ステージ] (財)東京港埠頭公社

大阪からスタートして、本州の進路を東にとり、
ゴールは何と東京ゴールの東京ステージです!!

この大会も、やはりまだ国内の競技レベルがまだまだな状況なので、
世界的TOPクラスなチームや選手は来て貰えない様ですが、

TOPチームのアジア支部的チームや、隆盛著しいカザフスタンの選抜チーム等、
その過去(去年)のメンバーには、今年のジロでも既に活躍している選手も居る等、
(アスタナのアッサン・バザイェフ等)
TOPでは無いにしても、これから延びそうな若手有望選手が来る。
と言うレベルでは有ります。
また、コンチネンタルプロ(Jリーグで言えばJ2)のスキルシマノ(オランダと日本の合作チーム)
等は、所属して居る日本人主要レーサーは皆来て居る感じなので、
プロツールにも活躍している選手も既に居ます。
そして、国内のクラブチームや、実業団チーム等は、まさに国内TOPクラス。
国内でTOPは勿論、NIPPOの新城選手等は、日本人では別府史之選手の後を継ぐ程の逸材、
と言われていますし、グランツールで活躍する選手の、先物買いをするには、
持って来いな、国内最高峰ステージレースと言えそうです。
ちなみに、チームの監督では、Jスポーツでの放送で、解説で御馴染みの、
栗村修氏や、市川雅敏氏が居たりするので、そう言う意味でも楽しそうですね。

と言う事で、折角、国内最高峰ステージレースの、見所有るレースが、
東京で観れる(しかも総合のゴール)って、凄い事だよなぁ~
と最近思い始め、東京ステージを凄い観に行きたい衝動に駆られています。

東京ステージは、来週の27日(日)です。
日比谷公園南側付近からスタートして、一路品川の大井埠頭へ!
そして大井埠頭で数周回の周回レースをしてゴールです。
大井埠頭の周回コースならば、何回か走る様子が観れるので、
面白そうです。マジ行っちゃおうかな?って思ってます。
それと、初日の大阪ステージは今日開催されたので、今日が開幕ですよ!!


ちなみに、国内最高のレースは、毎年秋に宇都宮で開催される、ワンデーレース、
ジャパンカップですね。
これは1990年に、同地で開催された、ロードの世界選手権を記念して、
92年から、毎年そのコースで行われています。
経緯が経緯だけに、こちらにはUCIプロツアーチームも参加して、
派遣する選手も、かなりレベルが高いです。
(今年のジロ優勝候補の、クネゴや、シモーニ。
若手で優勝大穴の、リッコは、この大会に出場して優勝して居ます。)

ツアーオブジャパンHP

ジロ デ イタリア第5・6・7ステージ

2007年05月20日 16時06分26秒 | サイクルスポーツ
5st
前日、ディルーカがマリアローザを獲得するも、
チームの消耗が激しい為(総合リーダーは、不文律として、プロトン先頭を牽かなければいけない)
一旦ジャージを明け渡したい意向で、逃げを容認して積極的には集団を牽引しなかった。
が、結局スプリンターを擁するチームの頑張りも有り、結局逃げを吸収して、
平坦では通常のスプリント勝負へ。
結局ゴール前の位置取りの運の良さも有り、ゲロルシュタイナーのフォルスターが優勝した。
リクイ瓦斯は、ちゃっかり(と言うか難なく)プロトン内でのゴールをした為、
マリアローザに変動は無かった。

6st
このステージは軽度の山岳ステージ。まだ山岳ポイントは誰も大きくは積み重ねて居ない為、
このステージの山岳を全てゲットすれば、一気に山岳ジャージ”マリアヴェルデ”を獲得出来る。
この状況に頑張ったのが、コンチネンタルプロチーム(Jリーグで言うとJ2)の
チェラミカ・パナリア所属のマリア・ラベルデ。
初め5人で逃げ集団を形成して居たが、山岳を率先して獲得して言ったので、この集団では、
山岳はラベルデに獲らせよう。と言う雰囲気に成っていく。
普通ならば、最終山岳の手前程で、プロトンに捕まってしまう位のタイム差だったが、
リクイ瓦斯は、序盤でのマリアローザに固執して居ないので、三味線を弾いた感じで、
逃げに追いつかない。
山岳と言う事も有り、スプリンターを擁するチームも、率先しては牽きたがらない。
この状況で、逃げ集団からの勝者輩出が決定的と成り、この5人の中から、
更にラベルデと、Tモバイルのビノッティー残り3人を引き離し、
このビノッティーは。この時の時点でバーチャルリーダーなので、出来る限り早い時間でゴールをしたい、
と言う思惑が働くので、ビノッティーの最後の山岳ポイントも積極的に協力し、
ゴールまでの区間までも、変わらず協調体制を続け、最後ゴール直前スプリント勝負か!?
と言う瞬間に、ビノッティーが、「今まで俺のマリアローザ獲得への強力ありがとさん」
と言わんばかりに、ポンっとラベルデの肩を叩き、ラベルデはステージ優勝もプレゼントされた事を知る。
これで、ステージ優勝はラベルデ!
そして彼はこの日の山岳ポイントを全て一位で通過したので、山岳賞のマリアヴェルデも獲得した。
そしてビノッティーは、見事マリアローザを、ディルーカから譲られた格好と成った。
また5人で逃げた内の3人も、数分遅れでゴールしたので、この中で1分遅れでゴールした、
クイックステップのシュワブは、新人賞ジャージ”マリアビアンカ”を獲得する等、
ポイント賞のマリアチクラミーノ以外は、全てのジャージ所持者の変動が有ったステージと成った。

7st
このステージは、典型的平坦ステージの為、総合順位に変動は無し。
変わったところと言えば、このコースの最終版は、レースのサーキットを周回する。と言う事だ。
なので迫力有るスプリント勝負を見る事が出来た。
勝者は、先日、復活の狼煙を上げたペタッキが見事再優勝!

ジロ デ イタリア第4ステージ

2007年05月17日 18時46分09秒 | サイクルスポーツ
このステージから、本土の長靴に上陸です。
コースは、ナポリの近くをスタートして、
世界遺産のポンペイ遺跡をかすめる様に通って、
山頂ゴールはチマコッピ(大会最高標高の峠を、伝説のイタリア人山岳ロードレーサー
”チマコッピ”にちなんでこう呼びます。)の山頂ゴール!

平坦区間で途中雨が降って来て、路面が不安定に
(アスファルト上の埃や油が、雨で浮くので、降り始めが一番危険)
走り屋の世界でも常識なこの状態に、自転車が滑って、
ちょっとしたカーブでも落車が続出!ツルッツルです!
この影響で、先頭で集団を引っ張る、シモーニでこのステージを多分狙ってる
サウニエルは、今までの引きが嘘の様に安全運転。
カーブの時の、”ソロー…っ”って感じの走りに思わず笑っちゃいましたが、
そんな安全運転に業を煮やした他チームが、サウニエルの前に飛び出して来たのですが、
これにはサウニエルが、「俺たちは皆の安全を考えてこう言う走りしてるんだ!
危ないから後ろ下がってろ!」とでも言ってる様に、
後ろに下がる様にジェスチャー。
そんな事お構い無しに、ドンドンとチームが上がって来たのだが…

そして遂には、何でも無い直線で、集団が一気に大転倒!?
これはドカドカドカッって感じの、ドミノ倒し落車とか言うレベルでは無く、
路面いっぱいに広がった集団が、一気にドサッって感じで倒れた。

もうかれこれ20年位(コンスタントじゃないけど)ロードレースを見てるけど、
此処まで凄まじい、と言うか、印象深い大落車は初めて見ました。
以前、保険会社のCMで、集団内で、カメラにポーズを取ってる選手が扱けて、
大落車する映像が有ったけど、あれと同じ位のインパクトが有りました。
この落車で、有力所の選手も何人か巻き込まれて居ました。
ベッティーニ等も、胴体をやられたらしく、痛々しく、集団に復帰するのにも難儀する位でした。
中には、足が有り得ない位膨れ上がっちゃってる選手とかも居るし…
前の方で、落車を免れた選手では、バイクカメラに向かって、後ろを指差し
いかりや長介バリに、「駄目だコリャー」のジェスチャーでおどける選手も出る始末。
とにかく凄い落車でした。

この落車の影響で、プロトンは後ろの集団が合流するまでは半ば待つ様な走りに。
(サッカーの怪我人が出ての出し貰ったボールは、相手に返す。みたいな、紳士マナーの様なもの)
この足止めで、先行の逃げ集団とは6分以上の差が開く事と成った。

しかし、山岳に入ると一気に追い付き、総合を狙う有力所が集団前方を固めて、
山岳スプリントに備える。
此処で、リクイ瓦斯は有力アシスト勢にディルーガが守られ、列車を形成。
これでディルーカは体力を温存する事が出来、
最後の頂上で一気にスパート!
チーム戦術の完璧さも手伝い、見事なステージ優勝を遂げた。

これで、名実共に、ディルーカがマリアローザとして君臨する事に成る。

有力所では、クネゴが同タイムでゴールして後を追い、
注目のシモーニは千切れ、逆にサウニエルの若手一番の、リッコが入賞した、
と言うのが、2004年の、シモーニとクネゴの確執の再現っぽくてワクワクします。
サボルデッリも千切れたのは残念ですね。もしかしたら落車に巻き込まれた可能性も有りますね。

落車と言えばベッティーニ。
今日は超級山岳では有るのですが、斜度は激坂と言う訳では無いので、
ユルユルダラダラだったのです。
ですからオールラウンダーな彼にもステージを狙う目も有ったのですが、
やはり激痛に耐えられず、ゴール数キロ手前で、後方に下がってしまったのは残念でした。

ジロ第3ステージ ペタ吉に感動!

2007年05月15日 02時24分56秒 | サイクルスポーツ
今日は平坦ステージで、プロトン(メイン集団)に居るスプリンターが絶対有利か!?
と思われたが、5人のエスケープから、途中スプリントポイントのアタックを掛けると見せ掛けて、
へばって来た3人を淘汰するように、ティンコフとクイックステップの2人が抜け出し、
中々良い逃げを見せた。
ティンコフはミハイル・イグナチョフ。
クイックステップはジョバンニ・ヴィスコンティー。

コース断面図だけ見ると、後半は完全な平坦ステージに見えたが、
実際に走っている映像を見ると、かなりのアップダウンの激しいコースに、
プロトンは中々エスケープ2人に追いつけない。
残りの距離と、タイム差から計算するに、筆者的にはこのエスケープは逃げ切れるのではないか?
と思ったのだが、残り15キロ辺りで、明らかにエスケープ2人は、協調を崩して牽制を始めてしまい、
一気にプロトンとのタイム差を失っていった。

筆者的には、イグナチョフの走りは素晴らしく、ヴィスコンティーは彼のペースに合わせてローテーションをするのがやっと、
と言う感じに思えたので、ヴィスコンティーが牽制を始めた地点で、
ロングスプリントを掛ける作戦の方が良かったんじゃないかな?
と思いましたが、それは後の祭り。

 そしてスプリンターの争いに成るが、昨日に引き続き、
ミルラムがアレサンドロ・ペタッキの為にトレインを形成するも、
ベッティーニ擁するクイックステップがトザットにロングスプリントを仕掛けさせて撹乱。
この逃げは直ぐに吸収されてしまうのだが、これでプロトンの陣形は完全に崩壊してカオス状態。
この撹乱戦法で、ゴール1km前では、ミルラムトレインは完全に崩壊して、
ペタッキは裸同然で大ピンチ!

 しかし結果は、独力でスプリントを制した、アレサンドロ・ペタッキ(ペタ吉)が見事優勝!
嘗てはジロ1大会(21ステージ有る)で9勝と言う驚異の強さで、
イタリアのスプリント王として君臨したが、近年スタンプで中々結果が出ずに悩んで居た様子。
昨年のヴェルタ等では、スプリント勝負に負けて、悔しさの余りレース後チームバスに八つ当たりパンチをして、
逆にその腕を骨折してリタイヤ。
と言う、何ともトホホな事までする位だった(その時は不謹慎だけど、馬鹿さ加減に爆笑しちゃったけどね)。

しかし、今回、そのスランプの中、母国での一大レース、ジロで、悲願の復活を遂げ、
本当に嬉しかったのだろう。
ゴール直後には号泣して居たのをみて、こちらもちょっとしんぴりしてしまった。

そんな、ドラマの有ったレースでした。

ちなみにこの日、ゴール地点のカリアリでは、
ゲストにカリアリをセリエBからAに昇格する立役者に成って、
現役の最後をこの街で終えたイタリアの名サッカー選手、
ジャンフランコ・ゾラ氏の姿も見えた。

こう言う光景を見ると、イタリアでの、この大会のステータスの高さが、窺い知れますね。

スプリント王マキュアンの、ジロ2ステージ

2007年05月14日 01時27分23秒 | サイクルスポーツ
画像は、昨日大爆笑した、ディルーカ大激怒画像です。
2chでもやはり祭りに成ってましたね。

さて第二ステージですが、二級山岳があるステージなので、
ピュアスプリンターは脚が残っているのか!?と言うステージでしたが、
結果は、スプリント大王のマキュアンが見事な勝利!
トレインを形成して万全だったペタ吉は、マキュアンやベッティーニにもやられ3位。
ピュアスプリンターでは無いモノの、山岳やスプリント等もそつ無くこなす
ベッティーニが有利か!?と思われましたが、万全のペタ吉には勝てたものの、
マキュアンには一歩及ばず。でした。

総合は、昨日の激怒は(表彰式の時点で、本人がネタにしてた位なので、大事に成らず。)
水に流して、大会ルールの関係で、同タイムの場合は、当該選手の順位の合計が少ない選手がリーダー
と言う事で、利喰い瓦斯のディルーカが、無事マリアローザを獲得です。

明日はサルディーニャ島セクション最終ステージ、カリアリ(エムボマがガンバ大阪から移籍したセリエAのチームが有った街で有名)ゴールです。
平坦なので、今回はピュアスプリンタースレージっぽいですね。

現地のテレビ中継局は、相変わらず残り距離数等の情報を出さないので、ちょっとイラっとさせられました。

ジロは、やはりイタリアのレースを実感!(苦笑)

2007年05月13日 03時14分08秒 | サイクルスポーツ
ジロ第1ステージは、チームタイムトライアル。

夕方~、都民統一志向Jクラブの試合を観たのだが、
会場が地元で、試合が終わるのがジロ開始の1時間以上前なので、
まぁ好きな人との語らいをする等余裕ぶっこいてたら、
時計を見たらスタート4分前!!(滝汗)

そこから友人達と理由を話し申し訳無くもダッシュで別れ、
ジロのレース前から、筆者自身が自宅までの(ママチャリで)個人タイムトライアルをする羽目に…(苦笑)

急いで帰り、何とか5分過ぎに着いてTVを付けると、まだスタートすらしてません。
何だか良く判らないけど、主催者(地元放送局?)の都合で、開始が遅れていると言う事で、
延々とレース自体のプロフィールやら、主な選手の紹介や、全日程のコースプロフ等を紹介して、
何とか(Jスポーツが)取り繕っている様子。
これだったら、急いで帰って来なくても平気だったなぁ~…
と思いつつ、流石はイタリア人(苦笑)とも思った瞬間でした。

 結局レースは当初の開始予定時間の30分以上押してスタート。
(まぁ亀田某の最初のタイトルマッチよりかは待たされなかったけどね)
レースが始まっても、イタリア人イズム爆発!
各チームが5分置きにスタートするんだけど、イタリアのチームや注目してるチームの時以外は、
スタート場面すら映さないし(汗)
Jスポーツとしては、そのスタート場面の映像と共に、所属出場選手やチームの特徴や見所を紹介する時間と想定して居るっぽいけど、
それすらも無く、観てるこっちもチンプンカンプン。
って言うか、1番目にスタートするゲロルシュタイナー(ドイツチーム)から、いきなり割愛にはビビった!
実況のサッシャさんにも、2番目スタートの筈のロットがいきなりスタート準備しているので、
「急遽出走の順番が変更に成っちゃったんですかねぇ~?」とか言わせちゃうし、
途中ゲロ水が走ってる映像が突然出て、やっとちゃんと走ってたのが判明した位。
って言うか、殆どのチームの、スタート場面は映されなかったんじゃないかな?
サッシャさんも、途中から、あ、この放送はスタート映しやがらないな?
と気付いたのか、時計を見ながら映像と関係無く
「えー、只今何時何分に成りましたので、もうどこどこのチームがスタートした時間だと思います。」
って気をつかってくれてたもんな。
酷いチームだと、やっとチーム映像が出たと思ったら、ゴールシーンだった。
って言うチームも何チームか有ったしね(汗)

しかもタイムトライアルなのに、中間タイム計測地点を通過してもタイム出ないから、
途中の地点でこのチームが速いのか遅いのか全く判らないし、
しまいには、そのゴール地点の暫定タイム順位も表示間違いや、順位間違いとか有って、
唖然としちゃいました。

どんだけ~

で、結果はこちら↓

1位 リクイガス        33'38"
2位 アスタナ         33'51"
3位 チームCSC        34'08"
4位 ランプレフォンディタル  34'17"
5位 ディスカバリーチャンネル 34'27"
6位 アックア・エ・サポーネ  34'38"
7位 ティンコフ        34'42"
8位 クレディアグリコル    34'51"
9位 ケスデパーニュ      35'01"
10位 クイックステップ     35'01"
11位 サウニエルドゥバル    35'03"
12位 プレディクトールロット  35'06"
13位 ゲロルシュタイナー    35'10"
14位 ミルラム         35'11"
15位 コフィディス       35'16"
16位 Tモバイル        35'23"
17位 ラボバンク       35'23"
18位 チェラミカパナリア   35'39"
19位 ブイグテレコム     35'45"
20位 アージェードゥーゼル  35'55"
21位 フランセーズデジュー  36'28"
22位 エウスカルテル     36'28"

ディルーカ擁するリクイガス。
サボルデッリ擁するアスタナ。
クネゴを擁するランプレ等、昨日筆者が予測した有力所は軒並み好タイムを出し、
やはり有力所の雌雄を決する様子が観れそうで、楽しみです。

まぁでも、放送に文句ばっかに成りそうだったこのレースも、最後はネタで爆笑な事が有ったので、
ちょっと面白かったよ。

と言うのは、リクイガスにマッサージャーとして所属して居る日本人の中野さんが居るのですが、
この日解説に来ていたレースメカニックの永井さんが、中野さんに電話で様子を伺ったそうで、
それで、リクイガスはレース序盤から、リーダーのディルーカにマリアローザを獲得させて、
ブッチギリ作戦だった様で、この日もゴールは先頭をディルーカに取らせるみたいです。
(TTTでは、チーム単位なので、千切れた人以外のチームメイトはタイムが同タイム扱いだが、
このステージ優勝チームでは、先頭でゴールした選手がマリアローザを獲得する。)
と言う裏話が聞けたのだが、リザルドを見て判るとおり、優勝したチームはリクイガス。
それでその注目のゴールシーンは?と言うと…

ちゃっかりアシストのガスバロットがTOPでゴール(苦笑)
あれ?情報と違うじゃん!と思いつつ、ゴールシーンのスロー映像を見ると、
ディルーカが思いっきり後ろで「おい!てめぇー!先にゴールするんじゃねぇこのやろー!!」
な勢いで、凄い怒ってる映像が映し出されてて大爆笑。
Jスポーツを観ている日本の視聴者は、皆、中野さんGOODJOB!な瞬間でした。

あの怒っている映像。中野さんの裏話を聞いて無いと、ちょっとピンとこないもんね。

そんな感じで、かなり(好い加減な人種で有名な)地元イタリア人放送局に不安は覚えますが、
何とか楽しんで観ようと思います。

ジロ・デ・イタリア2007開幕!

2007年05月12日 15時34分08秒 | サイクルスポーツ
自転車ロードレースの世界三大レース(グランツール)の第一弾。
イタリア一周レースの、ジロ・デ・イタリアが、今日から開幕です。

ツール・ド・フランスが、世界最大の自転車レースならば、
ジロ・デ・イタリアは、世界最高のレース。
と、イタリア人が誇りにして居る程のレースです。

ツールの総合リーダーには黄色いジャージ、マイヨジョーヌが授与される(次のステージで、着てレースをする名誉が与えられる)事で有名ですが、
このジロでは、総合リーダーには、マリアローザと言う、ピンクのジャージが授与(次のステージで、着てレースをする名誉が与えられる)されます。

 これは、ツールが、黄色い紙面の新聞、レキップ紙がレースを始めた事に由来する事に対抗し、
ジロは、ピンクの紙面で有名な、ガゼッタ・デロ・スポルト紙がレースを始めた事に由来します。
(このブログでは、サッカーが好きな人も何人か見て居そうなので、
サッカーファンの間では御馴染みな、ガゼッタのピンクが由来。と言う説明が判り易いかな?と思いました。

 と、在り来たりな講釈を垂れましたが、実は筆者、今回のジロが本格的に観戦するのが初めてです(汗)
言わばジロデビューなのです(苦笑)

 まぁ、それなので、まだ馴染みの無い方にも、一緒に知ってもらおうと思い、
ジロの基本的な薀蓄を書いてみました。

 元々筆者は、自転車競技の熱狂的ファンと言うよりも、
ツール・ド・フランス≒サイクルロードレース的な感覚で見ていた。
それが昨年、現在日本人最強ロードレーサーの別府史之選手が、
日本人は、ツール以外には、全く興味が無く、それ以外のレースで幾ら頑張っても、
それを知る事も無いし、知ろうともしてくれない。なので悲しい。

と言った様な意味(超訳)を言って、嘆いて居たのを見て、
自分も感じる処が有り、考え方を改める事にしたのです。
(サッカーでも、海外サッカーに在らずんば、観る価値のサッカーに在らず。
的なミーハー野郎の言動に憤慨したり、
国内でも、Jリーグに在らずんば、応援する価値も在らず。的な、
偏狭メジャー志向な言動を聞いて、憂えています。
(J目指しチーム注目ファン層の間でも、草津後は、この傾向が顕著だと感じています。))
まぁ、そう言う、サッカー的な憤慨と似た感覚が有ったので、別府選手の気持ちが判る様に成りました。

 それで、ツール以外も観よう!と思ったタイミングで、幸か不幸か、
昨年のドーピング大問題。
 ツールの有力優勝候補の軒並みの出場停止が有り、
 続くグランツール最後の、ヴェルタ・ア・エスパーニャで、
ツールを締め出された何人かの有力選手が出場して、
ツールでの消化不良を、言わば補完する感じの面白いレースを堪能。
と、同時に、ツール以外のレースの面白さも実感して、
完全に、サイクルロードレース全体に、嵌れた切っ掛けに成った。

 それと同時に、UCIプロツールと言うシステムも知り、
年間を通じてチャンピオンを決める。と言う面白さも知り、
同時に、UCIプロツール所属の選手が通年で出場して居るので、
そう言った意味でも、飛躍的に(ツールで御馴染みの選手も、
他のレースでも同じく活躍してたり、逆にツール以外で活躍する名選手も多い)
選手のキャラとか、特徴とかを知る事に成り、更に楽しく成れた。
と言うのが有るので、結果的には、ドーピング問題は良かったのかな?
とか、良い方に考えてみる。
 また、やはりフミ(別府選手)の嘆きには感謝です。

 と言う事で、ツール以外にも注目し始めた筆者ですが、
ツール以外に興味を持つ前から、サイクルロードレース好きな、
サッカー系友人の中では、このジロは楽しみなレースだと言う事を聞いていたので、
改めて興味を持ってからの、このジロには、凄く興味を湧かせられ、
今から凄く楽しみです。

 特に、今年は有力イタリア人レーサーが、調子が良かったり、特徴有る選手が出てきたりで、
もしかすると、ツール・ド・フランスより面白く成るんじゃないかな?
と思っています。

注目の選手は、
ランスの銀河系アシスト集団の、ディスカバリーから、
(多分、イタリア人エースのバッソが移籍して来た影響(イタリアの両雄並び立たず)だろう。)
同じく、カザフの英雄ヴィノクロフの、アシスト銀河系軍団へと、カザフオイルマネーで変貌した
アスタナへ移籍した。パオロ・サボルデッリ。
ダウンヒルには絶対の自信を持ち、ファルコ(隼)の異名をとる。
彼は一昨年、ジロを制して居るし、普段はヴィノクロフの為のチームでも、
このジロだけは、サボルデッリの為のチームにする可能性が高い。
そう考えると、この豪華アシスト陣を擁する彼が、一番強い気がする。

昨年はツールでマイヨブラン(新人賞)を取り、
若くして2004?ジロの総合優勝マリアローザの経験も有る。
ランプレのダミアーノ・クネゴ

昨年、バッソと最後までマリアローザを争った、
サウニエルドゥバルの、ジルベルト・シモーニ。
チーム内には、イタリア人新鋭の、リカルド・リッコ(昨年ジャパンカップ覇者)
も居たりで、面白い。

他には、リクイガスのダニーロ・ディルーカ。(UCIプロツール覇者経験有り)も調子が良さそう。
こちらも、パリ~ニースでも活躍して調子が良いイタリア人、ペリゾッティーが居たり、
ルカ・パオリーニが居るので面白い。

イタリア人ロードレーサーだとこんな所かな?
他の国にも有力レーサーは多く、どちらにしても面白い事に成りそう。

残念なのが、サイクル界での、ランス・アームストロングの後継者と目され、
現在イタリア人ロードレーサー最強と思われ、ランスを継ぐ者として、
ディスカバリーに鳴り物入りで移籍した、イヴァン・バッソが、
昨年のドーピング問題の余波で、ドーピングを認めてしまい、
チーム退団&今期断念で出場をしない事だ。

ただでさえ、今年はイタリア人当たり年なので、上記の有力イタリア人と、
バッソが鎬を削ったら、どんなに面白いジロに成ったのか!?
と思うと、悔やまれて成らないです。


 選手分析はこれくらいで、今年のレースですが、
今年は近代統一イタリアの、統一に貢献したガリバルディーの、
生誕二百年記念と言う事で、彼の所縁のあるサルディーニャ島がスタート。
近代統一イタリアは、サルディーニャ王国が中心と成って成し遂げましたからね。
この島で3ステージをこなし、第4ステージより本土上陸。
イタリア長靴の、脛の下辺り~上陸して、海沿いを一路アルプスのフランス国境付近まで北上。
そこからアルプス山地の国境をなぞる様に東へ向かい、
オーストリア・クロアチア国境方面へ、
そこから国境地点を離れて北部の内地に入って、一路ゴールのミラノへと向かう。
全21ステージ

途中二回の休息日をはさみながら、
チームタイムトライアル1回
山岳個人タイムトライアル1回
個人タイムトライアル1回
で、三週間の戦いを行います。

今日の第1ステージは、チームタイムトライアルです。
楽しみです。皆さんも、良かったら是非、楽しんで下さい。


Jスポーツ サイクルロードページ

フミ、ステージ2位

2007年05月06日 03時40分05秒 | サイクルスポーツ
日本のチャンピオンジャージ保持者の、別府史之選手が、
ツールドロマンディーの第三ステージで、ゴール前のスプリント合戦を演じながらの、
2位入賞!

これでUCIプロツールで、日本人として始めてポイントゲッターと成った。
凄い!!

でもJスポーツは、このレースは中継して無いので、知ったのはネットでの記事でした…
観たかったよぉ~

Jスポーツでは、UCIプロツールでも何レースかは中継が無いレースが有るので、
かなり観たかったけどやってくれない。って言うレースが既に幾つか有った。
(ティレーノ・アドリアティコとか、ヴェルタアバスクとかね。)
Jスポーツさん、来年は是非、UCIプロツールは全レース中継して欲しいです!!