旧宅では和室に布団を敷いていましたが、新居を機にベッドにしました。
ベッドは、下に空間を開けて、
写真のように、ルンバでも掃除できますが、掃除機も入ります。
夏は、湿気が篭らず快適で、 冬は、床の冷気が伝わらず暖かく、一石三鳥です。
また、ベッド・ヘッド(枕板)とベッド(マットレス台)を一体にせず、
ベッドを二つ隣接したり、離したりできるようにしました。
市販の家具では、ヘッドと台は一体が一般的です。
木製では、幕板が床まであり、下に隙間がない、寒さ対応のタイプか、
スチール製では、下に隙間がある、暑さ対応スタイルに 分かれるようです。
私は、両者の折衷案で、ケヤキで家具職人に作成を依頼しました。
また、照明スイッチは、
寝たままで、手を伸ばせば届く位置に、調整しました。
読書灯は、光量を調節できるようにして、
全体照明は、ベッドで仰向けに時、光源が目に入らない位置にしました。
住林側の家具職人でなく、当方の職人なので、
打ち合わせや現場あわせの段取り、全て当方で行い、調整が大変でした。
さて、またもやトラブル発生・・・・
LDKと寝室は、サクラ(正式にはカバザクラ)と早々に決めていました。
ケヤキとの相性もいいのですが、なによりも、
夫が、私の実家のサクラの床を見て、「美しい」と惚れ込んだからです。
実家は、リフォームしたとき、設計が施工も担当し、彼は卸の倉庫で材料検査をして、
チークの家具と合う、赤味の美しい床材を選出してきました。
年月が経ち、琥珀色のコニャックのような深い光沢を増して、本当に美しいのです。
それで、住林に同様に探してもらいましたが、
床暖房仕様では、色が飛んで、なかなか見つかりませんでした。
ようやく、四国の業者で、ほぼ納得の床材が見つかったのですが、
色にバラつきがあり、選別したい旨伝えましたが、住林の答えは「NO」でした。
現場に床材が大量に運ばれ、淡い黄色系から暗い赤褐色まで、色幅がありました。
「お任せ」では、それまでのトラブルから、美しいものは手に入らない、と予想し
私は、住林や大工への遠慮は捨て、一緒に取り組みました。
まず、傷物80本をはじかせ、
残りを、淡黄色・中間色・暗褐色・難有「シマシマ」に、大工と一緒に分別しました。
各色の分量から、「中間色+暗赤褐色」系をあきらめ、「淡黄色+中間色」でLDKを敷くことに決めました。
日に焼ける南側に、淡黄色系を配置。 目立つリビング中央付近に、美しい中間色。
日に焼けず色が変わりにくい、北側ダイニング付近に、比較的濃い色、
大工と一緒に並べ、納得してGOサインを出しました。
次、寝室は「残り物」で苦慮し、傷物80本の代替品を手配するよう指示しました。
そして、送られてきた材の梱包を解いて・・・・絶句!!!
私達が望んだ、赤味の色が揃った、美しい材料だったのです!
どうして、今回は粒ぞろいなのか、どうして最初からそうできないのか?
LDKは、私には妥協で飲み込んだもので、納得できず、
住林を飛ばして、卸先に直接連絡して、担当を呼び出すと、責任者が対応しました。
分かったことは、
「購入者が、四国に来て、倉庫で開封して、1ロット(10本)単位での選別は可。」
つまり、「卸側」が選別することは拒否だが、「購入者」が自分で選別するのはOK。
また、購入単位は1ロットで、中の2,3本だけ選別しての購入はできない。
つまり、多めに購入すればいいことです。
「80本については、お客さんがコダワリの人、と聞いて、開封して見てから送った。
地元の大工は、こだわりのお客さんを連れてきて、選別しているよ。
でも、埼玉じゃ遠くて無理だよね。」
「とんでもない!材検のため、夫と四国に旅行しましたよ。
瓦を確認するため、京都と芦屋まで一泊2日で旅行したくらいですから。
オタクで材検した後、讃岐うどんを食べて、温泉楽しんで、帰ればいいことです。」
予算を伝え、赤味の美しさについて言及すると、
「中国で生産・加工。色は、淡い色から赤褐色まで5段階で選別され、半年前に注文を受ければ、色を揃えることもできる」
絶句、と共に、涙がでた・・・3年前から、住林に探させていた・・時間はあったよ。
因みに、赤味の方が、材として珍重され、価値が高いのです。
若木は淡黄色、年月を経て、赤い色素を持つ木だけが、赤味を発するのです。
難有り「シマシマ」つまり、一本180cmの中に、淡黄色・濃赤色・淡黄色・濃赤色と
地図の線路みたいに、色のコントラストが極端なものについて、疑問を発すると、
「一本の材を、2から5本寄せ集めて1本に成形するのは、日本独特。
欧米や中国では、長いままで使う。」
理由は、室内空間の狭さや、木が動くことの防止が考えられるそうですが、
時間さえあれば、一本物で色を揃えることが出来たわけです。
ショック・・・・
その頃、玄関・化粧柱への不始末、軒天・点々杉など、特注物件で問題続出で、
住林の設計・施工・営業の責任者を呼んで、
「どういうことか!!!」と語気強く、怒りをアラワにして、追求しました。
施工担当の男性に至っては、「ボクは何度も交渉したけど、卸はそう言わなかった」
「ボクは なさけない」と泣き出す始末・・・・
泣きたいのは、こっちです。
まあ・・・・
卸問屋との会話や、住林との交渉力は、20代の法務の経験で培われたもの、
私の能力が一枚上で、他者に同じレベルを期待できない、ということでしょうか・・・
夫が「化粧柱は選び直し、軒天は銅板でカバーしたし、床は飲み込んでやれ」
床材のやり直しは、接着済みの床暖房も交換になり、住林の損害は大きいものでした。
私、夫に慰められ、我慢しました。
寝室の床は、代替品80本加わったことで、「中間色+赤褐色」の色構成になり、
LDKより色が深く、シックでゴージャスな感じになりました。
写真では、その差は、伝わりにくいのが残念です。
ベッドは、下に空間を開けて、
写真のように、ルンバでも掃除できますが、掃除機も入ります。
夏は、湿気が篭らず快適で、 冬は、床の冷気が伝わらず暖かく、一石三鳥です。
また、ベッド・ヘッド(枕板)とベッド(マットレス台)を一体にせず、
ベッドを二つ隣接したり、離したりできるようにしました。
市販の家具では、ヘッドと台は一体が一般的です。
木製では、幕板が床まであり、下に隙間がない、寒さ対応のタイプか、
スチール製では、下に隙間がある、暑さ対応スタイルに 分かれるようです。
私は、両者の折衷案で、ケヤキで家具職人に作成を依頼しました。
また、照明スイッチは、
寝たままで、手を伸ばせば届く位置に、調整しました。
読書灯は、光量を調節できるようにして、
全体照明は、ベッドで仰向けに時、光源が目に入らない位置にしました。
住林側の家具職人でなく、当方の職人なので、
打ち合わせや現場あわせの段取り、全て当方で行い、調整が大変でした。
さて、またもやトラブル発生・・・・
LDKと寝室は、サクラ(正式にはカバザクラ)と早々に決めていました。
ケヤキとの相性もいいのですが、なによりも、
夫が、私の実家のサクラの床を見て、「美しい」と惚れ込んだからです。
実家は、リフォームしたとき、設計が施工も担当し、彼は卸の倉庫で材料検査をして、
チークの家具と合う、赤味の美しい床材を選出してきました。
年月が経ち、琥珀色のコニャックのような深い光沢を増して、本当に美しいのです。
それで、住林に同様に探してもらいましたが、
床暖房仕様では、色が飛んで、なかなか見つかりませんでした。
ようやく、四国の業者で、ほぼ納得の床材が見つかったのですが、
色にバラつきがあり、選別したい旨伝えましたが、住林の答えは「NO」でした。
現場に床材が大量に運ばれ、淡い黄色系から暗い赤褐色まで、色幅がありました。
「お任せ」では、それまでのトラブルから、美しいものは手に入らない、と予想し
私は、住林や大工への遠慮は捨て、一緒に取り組みました。
まず、傷物80本をはじかせ、
残りを、淡黄色・中間色・暗褐色・難有「シマシマ」に、大工と一緒に分別しました。
各色の分量から、「中間色+暗赤褐色」系をあきらめ、「淡黄色+中間色」でLDKを敷くことに決めました。
日に焼ける南側に、淡黄色系を配置。 目立つリビング中央付近に、美しい中間色。
日に焼けず色が変わりにくい、北側ダイニング付近に、比較的濃い色、
大工と一緒に並べ、納得してGOサインを出しました。
次、寝室は「残り物」で苦慮し、傷物80本の代替品を手配するよう指示しました。
そして、送られてきた材の梱包を解いて・・・・絶句!!!
私達が望んだ、赤味の色が揃った、美しい材料だったのです!
どうして、今回は粒ぞろいなのか、どうして最初からそうできないのか?
LDKは、私には妥協で飲み込んだもので、納得できず、
住林を飛ばして、卸先に直接連絡して、担当を呼び出すと、責任者が対応しました。
分かったことは、
「購入者が、四国に来て、倉庫で開封して、1ロット(10本)単位での選別は可。」
つまり、「卸側」が選別することは拒否だが、「購入者」が自分で選別するのはOK。
また、購入単位は1ロットで、中の2,3本だけ選別しての購入はできない。
つまり、多めに購入すればいいことです。
「80本については、お客さんがコダワリの人、と聞いて、開封して見てから送った。
地元の大工は、こだわりのお客さんを連れてきて、選別しているよ。
でも、埼玉じゃ遠くて無理だよね。」
「とんでもない!材検のため、夫と四国に旅行しましたよ。
瓦を確認するため、京都と芦屋まで一泊2日で旅行したくらいですから。
オタクで材検した後、讃岐うどんを食べて、温泉楽しんで、帰ればいいことです。」
予算を伝え、赤味の美しさについて言及すると、
「中国で生産・加工。色は、淡い色から赤褐色まで5段階で選別され、半年前に注文を受ければ、色を揃えることもできる」
絶句、と共に、涙がでた・・・3年前から、住林に探させていた・・時間はあったよ。
因みに、赤味の方が、材として珍重され、価値が高いのです。
若木は淡黄色、年月を経て、赤い色素を持つ木だけが、赤味を発するのです。
難有り「シマシマ」つまり、一本180cmの中に、淡黄色・濃赤色・淡黄色・濃赤色と
地図の線路みたいに、色のコントラストが極端なものについて、疑問を発すると、
「一本の材を、2から5本寄せ集めて1本に成形するのは、日本独特。
欧米や中国では、長いままで使う。」
理由は、室内空間の狭さや、木が動くことの防止が考えられるそうですが、
時間さえあれば、一本物で色を揃えることが出来たわけです。
ショック・・・・
その頃、玄関・化粧柱への不始末、軒天・点々杉など、特注物件で問題続出で、
住林の設計・施工・営業の責任者を呼んで、
「どういうことか!!!」と語気強く、怒りをアラワにして、追求しました。
施工担当の男性に至っては、「ボクは何度も交渉したけど、卸はそう言わなかった」
「ボクは なさけない」と泣き出す始末・・・・
泣きたいのは、こっちです。
まあ・・・・
卸問屋との会話や、住林との交渉力は、20代の法務の経験で培われたもの、
私の能力が一枚上で、他者に同じレベルを期待できない、ということでしょうか・・・
夫が「化粧柱は選び直し、軒天は銅板でカバーしたし、床は飲み込んでやれ」
床材のやり直しは、接着済みの床暖房も交換になり、住林の損害は大きいものでした。
私、夫に慰められ、我慢しました。
寝室の床は、代替品80本加わったことで、「中間色+赤褐色」の色構成になり、
LDKより色が深く、シックでゴージャスな感じになりました。
写真では、その差は、伝わりにくいのが残念です。