前回リビングの窓を 悩んだ話をしましたが、
呼応して、北側のダイニングの窓も・・・・
枠一杯のバージョン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/a7/06a899d9a65c800cebfa92429af0e4e3.jpg)
小壁を設けるバージョン、窓2つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/66/6410bb550f2c2a2052bdf7217837e120.jpg)
窓1つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/99/fce8a3307c45dec58143598215fea673.jpg)
食堂は台所との位置関係に、食器棚を「見せる」か「隠すか」、家具との相性の問題も加わります。
上記3案は、キッチン全体が右壁奥に引っ込んで、独立性が高い案でしたが、
結局、ガスレンジ部分を壁奥に引っ込め、シンク・作業台はダイニングに隣接させました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c6/c19572b7a10d1b5ea67df8b2e7123eb2.jpg)
憧れのピクチャー・ウインドウ(中央部分を広く分割した窓)を採用しましたが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/70/16715bd50c63bbc1acb451af0803c67f.jpg)
3分割で、風が両サイドから取り入れられる点はいいのですが、
窓を開くと、縦桟が煩い・・・3「等」分割にすべきだった、と後悔しました。
4分割は閉めているときに縦桟が多く、2分割は風が左右に偏るので、避けました。
なお、防犯についても考慮しました。
旧宅は、床まである「掃き出し窓」が人目につかない北側にありましたが、
泥棒がスッと入ってこられるのを恐れて、施錠し障子も締め切って、暗かったです。
それで、今回北側の窓は、ダイニングは腰高窓、廊下は嵌め殺し、他は縦格子付きにしました。
おかげで、在宅時でも安心して窓を開けていられます。
次、家具について触れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/8f/1a7a5f7287d667d4d2fc6f1350fdb0bd.jpg)
窓と小壁の寸法を決めるとき、隣接する家具の形、寸法も同時に決めました。
新居では、ケヤキで家具を一新することに決まっていましたが、
何色で、どんな形で、大きさ、全て、こちらで決めなくてはなりません。
住友林業の設計担当に「床材は?」と聞かれ、答えを探しに、家具屋に走りました。
インテリアは、間近かに見て手に触り、質感が直に伝わり、
床や壁は、家具を取り巻く「環境」「背景」「引き立て役」になります。
家具屋は住宅メーカーの特注家具も請負い、駒沢公園と浜田山の住宅展示場を参考にするよう助言されました。
なぜなら各メーカーは、山の手に社命を掛け競い、客は目を肥やすのにいいのです。
三井ホームのインテリアは、家具と家が調和していました。
三井ホームは、建築士とインテリア・コーディネーターを最初に顧客が選び、
打合せ時に両者が協力するそうです。
他社は、家具が「後付け」「帳尻あわせ」感が否めませんでした。
一般的に住宅メーカーは、
まず床を決め、扉材を決め、家が完成してから、家具屋のショールームに来ますが、
これでは家具の選択肢が限られ、気に入った家具と相性が合わない問題が生じます。
また、建築士は男性が多く、インテリア・コーディネーターは女性が多いです。
男社会の住友の企業色からか、コストの問題からか、住林は家が完成する直前に、
女性のコーディネーターが、壁紙・カーテン・家具の紹介をする程度です。
それでは、ベストマッチは望めず、ベターな選択にならざるを得ません。
庭を設計している身としては、全体の構成と、細部である木や石は、同時に決めます。
「こういう庭を作りたい」と、似合う木と石を探す手法と、
「この木」「この石」が最も美しくみえる庭を模索する手法、両方あります。
有名な建築家が「美は細部に宿る」と言ったそうですが、
細部を疎かにすると、全体の調和を壊します。
オーケストラでは、例えトライアングルのような小さな音色も、
全体に影響することと、一緒だと思います。
呼応して、北側のダイニングの窓も・・・・
枠一杯のバージョン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/a7/06a899d9a65c800cebfa92429af0e4e3.jpg)
小壁を設けるバージョン、窓2つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/66/6410bb550f2c2a2052bdf7217837e120.jpg)
窓1つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/99/fce8a3307c45dec58143598215fea673.jpg)
食堂は台所との位置関係に、食器棚を「見せる」か「隠すか」、家具との相性の問題も加わります。
上記3案は、キッチン全体が右壁奥に引っ込んで、独立性が高い案でしたが、
結局、ガスレンジ部分を壁奥に引っ込め、シンク・作業台はダイニングに隣接させました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c6/c19572b7a10d1b5ea67df8b2e7123eb2.jpg)
憧れのピクチャー・ウインドウ(中央部分を広く分割した窓)を採用しましたが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/70/16715bd50c63bbc1acb451af0803c67f.jpg)
3分割で、風が両サイドから取り入れられる点はいいのですが、
窓を開くと、縦桟が煩い・・・3「等」分割にすべきだった、と後悔しました。
4分割は閉めているときに縦桟が多く、2分割は風が左右に偏るので、避けました。
なお、防犯についても考慮しました。
旧宅は、床まである「掃き出し窓」が人目につかない北側にありましたが、
泥棒がスッと入ってこられるのを恐れて、施錠し障子も締め切って、暗かったです。
それで、今回北側の窓は、ダイニングは腰高窓、廊下は嵌め殺し、他は縦格子付きにしました。
おかげで、在宅時でも安心して窓を開けていられます。
次、家具について触れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/8f/1a7a5f7287d667d4d2fc6f1350fdb0bd.jpg)
窓と小壁の寸法を決めるとき、隣接する家具の形、寸法も同時に決めました。
新居では、ケヤキで家具を一新することに決まっていましたが、
何色で、どんな形で、大きさ、全て、こちらで決めなくてはなりません。
住友林業の設計担当に「床材は?」と聞かれ、答えを探しに、家具屋に走りました。
インテリアは、間近かに見て手に触り、質感が直に伝わり、
床や壁は、家具を取り巻く「環境」「背景」「引き立て役」になります。
家具屋は住宅メーカーの特注家具も請負い、駒沢公園と浜田山の住宅展示場を参考にするよう助言されました。
なぜなら各メーカーは、山の手に社命を掛け競い、客は目を肥やすのにいいのです。
三井ホームのインテリアは、家具と家が調和していました。
三井ホームは、建築士とインテリア・コーディネーターを最初に顧客が選び、
打合せ時に両者が協力するそうです。
他社は、家具が「後付け」「帳尻あわせ」感が否めませんでした。
一般的に住宅メーカーは、
まず床を決め、扉材を決め、家が完成してから、家具屋のショールームに来ますが、
これでは家具の選択肢が限られ、気に入った家具と相性が合わない問題が生じます。
また、建築士は男性が多く、インテリア・コーディネーターは女性が多いです。
男社会の住友の企業色からか、コストの問題からか、住林は家が完成する直前に、
女性のコーディネーターが、壁紙・カーテン・家具の紹介をする程度です。
それでは、ベストマッチは望めず、ベターな選択にならざるを得ません。
庭を設計している身としては、全体の構成と、細部である木や石は、同時に決めます。
「こういう庭を作りたい」と、似合う木と石を探す手法と、
「この木」「この石」が最も美しくみえる庭を模索する手法、両方あります。
有名な建築家が「美は細部に宿る」と言ったそうですが、
細部を疎かにすると、全体の調和を壊します。
オーケストラでは、例えトライアングルのような小さな音色も、
全体に影響することと、一緒だと思います。