手付け金

昨日の夕方、娘とショッピングに出かけた。まずは、この春にオープンしたイオングループのショッピングモールへ。初めて訪れた大きなショッピング街。「広いね～」、「賑やかだね～」などと言いながらフラフラする。この店での娘のお気に入りは「やどかり」。それはショッピングモールでなくてもいいかも・・・。一休みしてアイスクリームを食べ、結局、何も買わずに岐路に着く。

途中、夢を見に、家具屋に寄る。
頭の部分に丸いクッションのついたベッドやら、飛騨の木材を使ったダイニングセットやら。見ているだけで楽しい。娘と、ワクワクした気持ちで家具の隙間をめぐる。
と、「ママ、あれ、いいね！」　娘が「いいもの」を見つけた。

1階部分の幅、220センチが広々とした机になっている木の2段ベッド。ベッドはともかくとして、この机、確かにいいー。現品限り、展示品のため8万円を切る値段だ。とはいえ、特別必要なものではないので、帰ることにした。

しかし、娘、その場を離れない。
あまりモノを欲しがらない子だけに、ちょっと以外だった。そうして、行ったり来たりすること30分。寸法だけでも控えていくことにした。店員のお姉さんと、あれこれ話しながらメモをする。「キャンセル承知でとりおきしておこうか」という話になる。広々とした机が気に入った私は、「このベッド＆机を娘の部屋においたら部屋が片付くだろうなー」と、購入に前向きな気持ちになっていた。では、手付けをという話になる。すると、おとなしく大人の話を聞いていた娘、ぽっけからお財布を取り出し、全財産の千円札をお姉さんに渡した。

・・・。
私とお姉さん、ちょっと止まる。
「払うの？」
娘に聞くと、うなづいた。
そうして、そのベッド＆机、現在も取りおき中。娘は、自分でアルバイトをして購入をするのだそうだ。3日以内に8万円の返済計画をもって、私と夫に相談に来るらしい。何をしてお金を作ろうと考えているのか、ちょっとワクワクする。

ちなみに、昨日は家事に値段をつけて8万円分のお手伝い券を発行し、その券を私と夫に売ろうと考えていたようだ。でも、それでは全額返済をするのに、洗濯、お皿洗い、ゴミだしを毎日やっても5ヶ月かかることに気づき、考え込んでいた。
どんな提案をされるのか、あ～、ワクワクする！