埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

あなたのためにできること

2006-07-11 10:40:48 | ライフ&ワーク
週末、私の仕事にくっついて回っていた娘。日曜日のお昼前。どうやら飽きてきたらしい。埼玉にいたこともあって「パパに迎えに来てもらお!」と言い、もと夫(何か呼び方ないのかね~)に電話をした。「ねえ、パパ、迎えに来てよ」と彼女。電話の向こうで彼が何と言ったかは知らない。話しを進めるに従ってイライラしてくる娘。「もう、いいよじゃあ!」彼女は怒って電話を切った。

「どうしたの?」と私。
「来て何するの、とか、友達と遊ぶというけど約束はしたの、とか。もう、うるさい!迎えに来てって言ってんだから、来てくれればいいだけなのに。あれこれあれこれ理屈ばっか。もう行く気なくなった。パパはさ、私に会いたいって言うけどさ、自分で私が行きたくなくなるようなことしてるんだよ!」
まあまあまあ。確かに、ね・・・。

「じゃ、いいんじゃない。行かなくて。」
「そうする」
そういって娘は、マンガ本を読み出した。
たったのひと言で、彼は、愛する娘に会えなくなったのだ。

こんな娘を見ていて、考えた。
「あなたのために」ということ。
例えば私が誰かのためにと考え行動することは、本当にその人のため、なのだろうか?私のために私が「あなたのためを考えて行動している私」を作っているんじゃないだろうか。「あなたのためを考えて行動している私」はやがて、「こんなにも私はあなたのためにと思ってあれこれやってあげているのに、なんでわかってくれないの?」と考え始めないだろうか。

私は、今までに何度も「人の気持ちがわからない人」だと言われた。何も否定しない。わかっていたけど、受け入れられなかった。「あなたのために」という相手の行動がその時の私には必要なくて、それで相手をいっぱいいっぱい傷つけたわけだ。相手の気持ちがわからなければとても楽なのだけど、相手の気持ちがわかっていても自分の生き方を変えられないのだから、それは私にとっても辛くて最悪の事態。

娘のやり取りを聞きながら、自分を振り返り、つくづく思う。
「あなたのため」にできること。

「あなたのために」できることは、寄り添うこと。
「あなたのために」できることは、話しを聞くこと。
「あなたのために」できることは、見守ること。
そうした中で、本当に「あなたのためにできること」が見えてくる。

もしも、彼がこの電話でこんな対応をしていたら、娘は迷わず遊びに出かけただろうに。
「ねえ、パパ、迎えに来てよ」
「いいよ。今どこにいるの?」
「ん、埼玉!」
「ふうん。ママと一緒なの?」
「そうだよ。でもママ仕事だからつまらないー」
「そうか。つまらないから迎えに来てってことなんだね。」
「そう。埼玉にお友達がいたら一緒に遊びたいし」
「そうだね。遊べる友達がいるといいね。」

・・・。
遊べる友達がいるかいないかは、その後で良し。

親子でも、夫婦でも、お友達でも、恋人でも、営業先でも、ご近所づきあいでも。「あなたのために、なにかをしてあげたい」その気持ちは、とっても大事。だからこそ、相手の存在を受け止めた上での思いやりを持ちたいものです。

【今日の名言】
『あらゆる人間関係に役だつ提案を
 一つあげてくれと言われたら、私は真っ先に
 「いい聞き手になること」と答えるだろう。』
 R・カールソン

【写真】消防隊の訓練
肩が凝ったので、いつもの温泉へ。隣のグラウンドでは、地域の消防隊の方々が訓練をしていました。お仕事の後、遅くまでご苦労様です!こうして、みんなのために働いてくれる人たちの存在って素晴らしいですよね。感謝!

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