断捨離から再構築－自己紹介ができない－／女性「プチ起業」18年目のつぶやき

断捨離にて「やらなくても良いこと」は断り、過去の栄光（！）も捨てた。目の前に積み上げられたゴミの山は、まさに私の仕事の残骸。もう振り返るまい、そんな覚悟で捨てたのだ。

あれもこれも過去のこと。その仕事をした私のことなど誰も覚えていないだろう。そう、忘れられていくのだ。それでいいんだ。本気でそう思い、ほんとにいっぱい捨ててしまった。

そしたら、空っぽになった。
自己紹介ができなくなってしまったの。

世の中のためになる仕事がしたい、地域を盛り上げたい、専門家として認められるようなしっかりした仕事がしたい、そんな理想を掲げて寝る間も惜しみ頑張ってきたこの18年。そんな思いをひたすらつないで行動し、たくさんの方々のお力添えをいただいて実現した数々の仕事。


埼玉を元気にしたくて始めた「まめぼん亭」オープン前


こんな仕事も：シティーセールス事業の提案と冊子の制作

ただ、自分の中で「それはもう終わり」と思ってしまった。
組織を運営する能力がないことや人とつながることが苦手な自分に気付いた。やってもやっても資金繰りに翻弄するそんな現実に経営能力のなさも実感。これから先10年、私に何ができるのだろうかと考えても、何も浮かんでこなかったの。

もう発信することは何もない。
そうしてSNSからしばらく離れた。充実しているようにプラスに語り、がんばる自分を演じることが苦しかったので。

「○○のなかむらです。」
そう言える日が来るとも思えず、手探り状態。だから「会いたい人に会いに行く」「休む・楽しむことを肯定する」「検診を受けまくる」「バイトを始める」などなど、これまでできなかったことをしてみたり、もっともっと過去の自分に立ち戻ってみたりしたのかな。

【写真】
企画とプロモーションに関わらせていただいた、さいたま市のご当地サイダー「大宮盆栽だー！！」。写真はボツになった初期のラベルデザインです。やっぱり今のほうが良いよね！

【リンク先】
藍染めくらし
有限会社E-スタヂオ