埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

断捨離から再構築-泥沼脱出のきっかけ-/女性「プチ起業」18年目のつぶやき

2018-03-17 15:03:07 | ライフ&ワーク
「あれもこれも過去のこと」とあれこれ捨て空っぽになってしまった私。自分の時代が終わったのだ、という安堵感と喪失感。外に出るのも、人の活躍を見るのも感じるのも、人から期待されるのも嫌だった。で、仕事からもSNSからも逃げる(笑)

まさに静かな泥沼。
外に出て仕事はしていたものの、抜け殻みたいな私がいた。向上心がわかない。もっとできる人たちがいっぱいいるだろう。「もう、私の時代じゃないんだ」。次の世代に譲るんだ。チャレンジも苦労も、もう十分(笑)

先が見えないのに焦る気持ちが湧いてこない。この先やりたいことが見えず、ぼんやりとしている。このままでいいじゃないか、ゆっくりやろう、と思う。自分一人、食べていくだけの仕事をしよう。

小さなことだけれど、私なりにやり切ってしまった(と勝手に終止符を打った)のだ。そうして焦りすらない、静かな泥沼の恐ろしさに浸りながら、会いたい人に会いに行ったり、アルバイトを始めてみたりしながらゆっくり1年が過ぎた。

そんなある日のこと。
「先生、富山に行ってください!」との連絡を受ける。インフルエンザにかかってしまった講師のピンチヒッターだった。セミナーの募集チラシを見る。そこには、講師の輝かしい実績がズラリと書かれていた。嫌だなぁ、と正直思った。集まってくる方々は、この「すごい先生」の話を聞きに来るのだもの。

やるしかない、腹をくくった。
そうして、本気でこれまでの仕事と向き合う。


[写真:富山にて「ぶり大根」という衝撃的なおにぎりに出会う]

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1990年代前半、キヤノン販売でインストラクターをしていた頃のこと。1997年以降、非常勤講師を務めたヒューマンアカデミーでのこと。2000年『Wordをきっちり使う本』(当時、毎日コミュニケーションズ)を出版。その後、テクニカルライターとして初心者向けの解説本をいろいろ書いたこと。ICT専門家としてセミナーを実施したり、埼玉県創業・ベンチャー支援センター(「創業・ベンチャー支援センター埼玉」の前身)では創業アドバイザーをさせていただいたこと。

地域ポータルサイト「イーシティさいたま」の認知度向上&アクセスアップを任され、半年でアクセス数を1000万PVまで向上させたり、ご当地サイダー「大宮盆栽だー!!」の商品企画からプロモーションまで任され、初年度半年間で10万本出荷、売り切れ続出なんてこともあった。


[写真:大宮盆栽だー!!/盆栽村にて営んでいた「まめぼん亭」にて]

食のブランド化事業「さいたまるしぇ」は2011年の企画。さいたま観光国際協会さん主催の初めてのイベントが2012年11月24日・25日だった。今年3月24日・25日に行われる「2018さいたまるしぇwithさいたマーチ」で早6回目。今では、市内のあちこちで市民主体のグルメイベントが行われるようになった。感無量。


[写真:懐かしすぎる企画書やロゴ案。「さいたまルシェ」と書いてある(笑)]

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私にとって積み上げてきた仕事は当たり前のこと。なので、どのようにそれを実現したかといった手法やどのようにしたらもっと良くできたかといったヒントなど、話すこともなくこれまで来た。富山のセミナーから自分の仕事を振り返り、この経験が誰かの役に立つのかも、と気がついた。

そうして、これらを改めて私の売りにすべく組み立て直した。切り口はいろいろ。これまで通りの「インターネット活用」や「情報発信」だったり「プレゼン力」だったり。「女性の創業」という形もあるな。「地域資源の活用」や「イベントにおける販売手法」というのもある。いろいろできそうだな、と思ったら、やる気がわいてきたのです。

【写真】
さいたま観光国際協会さん主催「さいたまるしぇ」最初のイベント。皆さんの力が集まって1つのイベントが成功!これが今につながっています。とにかくみんなでがんばったよなぁ~。感謝です!

【リンク先】
藍染めくらし
有限会社E-スタヂオ

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