「ふつう」の生活

中国上海の大学で学ぶ娘からメールが届いた。
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ママ様
お疲れさまです。
ふっつーーーーの生活がどれだけ贅沢だったかわかるよ。
ふっつーーーーに生活できてることに感謝だよ。
ありがとう
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「ふつう」って何だ？

そもそも我が家はあまり「ふつう」でないので、彼女が何を「ふつうの生活」と言っているのか分からないのですが…。（今度聞いてみる）

このメールの前に、こんなメールが届いたのです。
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最近、なんだか疲れたよ
ビール飲んで焼き鳥食べながら愚痴りたいよ。
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「ビール飲んで焼き鳥食べながら愚痴る」＝「ストレス解消」？
そうだわー。それ、私の姿だわー。
なんて説得力ある表現だこと。

で、こんなメールを返す。
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全く未知の世界に一人で出かけて行ったゆかさん。
あなたの勇気に感動します。　よくやってるよねー。

（なんだか疲れたゆかさん）さて、ママがその昔、埼玉を離れて星がきれいな田舎暮らしに逃げ出した気持ちとかわかるかな？

買い物した帰りに温泉に寄って、
直売所で野菜買って、おこたつあたりながらご飯食べて。
ゆかさんに愚痴聴いてもらって！　いやあ～贅沢だね。
（なぜ、私はその環境を選んだのでしょう？）

何が自分にとって嫌で、何が良いか、そんなことを感じる機会。
そういうことと向き合うのは、正直大変なんだけど、
そうして大人になっていくんだよね。

焼き鳥食べてビール飲み、愚痴りながらも、また明日♪
未だに、ママはその繰り返しです（笑）。
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こんな私のメールへの返信に、「ふつうの生活ができることに感謝」という文面のメールが届いたわけ。だいじょうぶだね、わが娘は。その先、こんなことも書かれてた。
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あとね、ほんとみんないい人だよ。
いきつけのワンタン屋があるんだけど、昨日夜行ったらもうしまってる感じだったの。でそこのおじさんに何時に閉まるの？って聞いたら、ゆかたちのためにわざわざ作ってくれたの！！いつも以上に美味しかった。
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よしよし。
素直に「伝える」ことができて「感謝」ができる。
自分と向き合い、自分で決めて、行動している。だからこそ「疲れ」て「愚痴りたいこともある」。それはとても良いじゃない。ちゃんと大人になっています。

「ふつう」は「当たり前にあるもの」ではないのです。

いただいた、たった一度の人生。
がんばれとは言わない。
お互い愚痴りながら（笑）自分の人生を楽しみましょう！

【写真】
お墓参りにて。

有限会社E-スタヂオ
まめぼん亭