人は1年でこんなにも変われるのかと。

1年って、短いのでしょうか？それとも長いの？
私にとって、1年はとっても長いと感じる。昨日、娘とそんな話をした。このブログを見てくださっている方は、ご存知でしょう。1年前、私は群馬県の渋川市（旧子持村）という山の中で暮らしていた。さいたま市での仕事を終えると、毎日、伊香保温泉近くの我が家まで帰っていた。都会での暮らしに自信をなくし疲れてしまっていたその頃の私は、自分の望む「豊かさ」の中にいた。でも、金銭的には貧乏のどん底だった。

会社に行く交通費がなくて、どうしようかと思った日もあった。督促状なんて当たり前、催促の電話に一人ぼっちびくびくしてた。あらゆる支払いが滞っていた。たくさんの人に迷惑をかけてそれでも平気な顔をして生きている自分がとても嫌だった。それでも、生きるしかないからね。

だから自分を信じてた。「私にはできる」「必ず恩返しができる」、その気持ちだけ。それだけで生きていたかな。

あれから1年。
私は、昨日、滞納していた税金を支払った。やっと、これで普通の市民になれた！そんな気持ち。堂々と生きていける～、がんばった自分に感無量で泣けちゃいましたよ、昨日は。

離婚して子どもと二人暮らし、その年の1年間の所得が100万円足らず。前年度の所得を元に計算される「福祉」の制度はいきなりの「ひとり親」という現実にも関わらず利用できず、相変わらず自己責任の自営業。何の公的援助も受けられない「母子家庭」の私は、子どもをひとり残し、群馬県からさいたま市に毎月8万円もかけて通った。自分が築いてきた仕事を辞めるか、このままチャレンジするかを迫られる日々。こんな毎日が1年続いた。

そんな中、心を病むこともなく自分が自分でいられたのは、このブログを読んで私を励ましてくれたり、ごくフツーに私を見守ってくださった皆さんのおかげ。本当にありがとうございました。

逃げ出すわけにも行かず、自分を責めて落ち込む時間もなく、ただ、前を向いて生きるだけ。人の中傷もかんぐりも助言も、すべて素直に聞く。現実の助けにはならずとも、明日への糧となる。それを糧とするのは、今日を生きた明日の自分。今日食べていくこと、そしてストレスに負けずに生きることは自分の責任なのだと心から思い知らされた。

こんな中、私を応援してくださるまわりの人たちの気持ち。何よりもうれしかった。みなさんのおかげで、がんばれた。

昨日、娘と「1年ってすごいね」と話した。
私も娘も、この1年で大きく変わった。誰でも、1年あったら変われます。素直に生きていたら、きっと変われます。がんばろー！！私は1年後、田舎にみんなで集える木の家を作ってる～。そこで、ワイワイと歌ったり踊ったり、語り合ったりしながら盛り上がろう～！そのために、がんばるよ！

「私には、できる」今でもそう信じています。
そして何より、私にはたくさんの友人がいるもの！！できる～！

【今日の名言】
『素直』　松下幸之助

【写真】1年前に見た虹。
昨年の8月20日。さいたま新都心で見た虹。必ずいいことがあると思った。

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