埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

雇用対策と景気回復

2009-10-29 23:58:37 | ライフ&ワーク
少し前、ヤン場ダムの建設中止に関して私の生まれ故郷のことを書いた。私の生まれ育った家はヤン場ダムにつながる国道363号線沿いの料亭。自営業だ。選挙になると母が「自民党が負けたら、ウチは商売できなくなる」と言っていたのを良く覚えている。当時、「群馬3区」という選挙区で、自民党の中曽根さん、福田さん、小渕さんが立候補する政治色の強い土地柄。しかし、自民党が負ける30年も前に、家も土地もなくなった。

「バイパスができる」という公共事業の計画から土地の値段が上がり、地上げが始まる。薦められ始めた「店舗の改修工事」。工事に絡めた策略のもと借金を重ねるしかなくなり、会社は倒産。先祖代々の土地を手放す。我が家だけでなく、隣りの商店もまた、店をたたんだ。なだれ倒産のような現象がおき、雇用対策・景気回復どころか、町そのものが大きく変わってしまった。

30年も前のことだ。

報道では、「公共事業」と合わせて、「雇用対策」と「景気回復」という言葉が使われている。幼い頃の記憶から、私には、これらの関係を単純につなげて考えることができない。本来、雇用対策や景気回復は、公共工事と直結するものではないはず。これからの政策として、継続できるバランスの良い雇用対策、景気回復策を考えて欲しいなー。

と、月末のとんさん。資金繰りに苦労しながら考える。
わが社は、人手が足りない。できるものなら雇用もしたい。けれども、まず社会保険の会社負担分に躊躇する。価値観が多様化している現在、トライアル雇用で人材を見極めたい。しかし、その経費やら手間やらを考えると、とても負担が大きすぎる。事業を小さくしてリスクを減らす、今ある資源の中で無理してがんばる、そんなマイナス思考になりがちだ。

働き方の多様化、人材の流動化、社会や技術の変化の速さ。
時代は刻々と変っている。
安心して暮らせるセーフティネットを充実させ、企業も個人も前向きにチャレンジできる社会であって欲しい。

【今日の名言】
「転機をチャンスとするために必要なのは、自己・状況・支援・戦略。」
 クルンボルツ

【写真】とんさんのお弁当
10月から埼玉県創業・ベンチャー支援センターの開業アドバイザーという仕事をいただいた。週に1回、お昼は手づくりのお弁当を持っていくことにした。なんだか、ワクワク!

有限会社E-スタヂオ
BLOG版-ちょっと得するパソコン講座

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