埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

人間の器(うつわ)

2007-04-01 11:09:12 | ライフ&ワーク
この4月から6年生になる娘はすでに思春期に入っており、なかなか扱いが難しくなっている。そんなところに持ってきて元夫(離婚した私のもと夫、つまり娘の父親)は、娘に会うたびに彼女を子ども扱いする。それが「うざい」のだと彼女は言う。パパが嫌いなのではないけれども何を話したらいいかわからないし、話すことがなくて話さないとあれこれうるさいし、何かと「パパの子どもの頃はこうだった・・・」などと教えたがるし。何よりも寂しそうな顔をして少しすねてイライラする父親を見るのもかわいそうなので困ってしまい、そんなことが面倒なのであまり会いたくないのだという。なるほど。

そんな娘、久しぶりに会った父親に「私はまだちっぽけな人間だから」と言った。
は??
「ちっぽけな人間」ってのは、身長や体重のことを言うんだっけ?彼女は、お友達と比べると自分の体が痩せていて小さい、ということを父親に説明していたのだ。

ふふふ。私が笑う。
「なに?」
不思議そうな顔の娘、ぽかーんとしているパパ。
「あのさ、ちっぽけな人間ってのは『人間の器(うつわ)』みたいな話をする時に使うんじゃないの?ま、確かにあなたはすぐに『むかつく』し、確かにまだ『ちっぽけな人間』だけど。」と私。「人間の器(うつわ)」ってどういうことかわかる?」

娘は、うん、とうなづいて、恥ずかしそうに笑った。
こういう素直なところがまだ子どもで、とても可愛い。こんなステキな素直さは、大人になってもずっと持っていて欲しいなあ。

さて、その後「人間の器」の意味がわかるという娘に、その意味を聞いてみた。すると彼女はこう答える。
「人間の器とは、人を思いやる気持ちや人生のいろいろな経験などからいう人の器(うつわ)のことだよ」。ブラボー素晴らしい!私にもこんな言葉は出てこない。子どもはすごい。よく見ているし、よく聞いている。どこでこんな知識を得てくるのか、恐るべし能力だ。

その晩のこと。
娘に「あのさ、ママの人間の器ってどのくらいの大きさかなあ?」と聞いてみた。すると「あー、ママの器はりんごが丸まるひとつのるくらい!」だって。えー、ちっちゃーい!

【今日の名言】
『青年よ、大志を抱け!
 それは金銭に対してでも、自己の利益に対してでもなく、
 また世の人間が名声と呼ぶあのむなしいものに対してでもない。
 人間が人間として備えていなければならぬ、
 あらゆることをなし遂げるため、青年よ大志を抱け。』
 ウィリアム・スミス・クラーク

【写真】人間の器「メモ」
娘が人間の器(うつわ)について書き留めたメモ。私の人間の器について「りんご丸ごと1コ ちょー巨大な」の文字。少し救われた感じ・・・。

有限会社E-スタヂオ
BLOG版-ちょっと得するパソコン講座
埼玉県のグルメ&逸品
人気blogランキングへ

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Web2.0 このICTの時代に | トップ | チーズケーキとつむぎうどん »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
RE:人間の器 (わかぶりグランパ(いちかわ))
2007-04-07 12:59:22
先生こんにちわ!人間の器などと言う高尚なタイトルですと、私など人間の器の小さい者はコメントしようとしても
何だか近寄り難い気がします。でも今話題の、佐賀のがばいばあちゃんは本当に面白い本ですよ!私も子育てのヒントの一杯つまった本としてお奨めします!では又!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ライフ&ワーク」カテゴリの最新記事