埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

Web2.0 このICTの時代に

2007-03-30 22:11:40 | ライフ&ワーク
私の会社「E-スタヂオ」では、毎月埼玉県の地域情報化の推進を目的に「インターネットマーケティングセミナー」と題したIT系セミナーを大宮ソニックシティを会場に行っている。一昨日もそのセミナーだった。セミナーでは「Web2.0」というこれからのインターネット時代を見据えたマーケティングの戦略について有効なツールやサービスについて話した。「顧客とどのようにコミュニケーションするか」それがこれからの戦略だ。

総務省が情報時代の語り方を「IT」から「ICT」という言葉に変えた。あれからほぼ2年近く経ち、ようやく一般的に「ICT」という言葉が使い始められる。私がこのブログで「ICT」という言葉を使ったのは2005年の5月。時間がかかりすぎている。おかげでたくさんの仕掛けをする時間ができ、私にとってはありがたかったけれど。

遅すぎる・・・。

それはさておき、ようやく情報時代の「コミュニケーション」について語れる時がきたのだ!
長かった~。1996年、一般的にインターネット教育が始まった時に私は、当時勤めていた学校で何度も語った。「情報技術は道具であってそれを使うのが『人』だということは今までの教育となんら変わらない。今まで以上に『人』の力が必要な時代が情報化時代です。古いものの素晴らしさ、新しい技術の生かし方、それらを踏まえて『使える人』の教育をしましょう!」と。当時「それでは儲からない」という理由で、情報教育は新しい操作技術の習得だと片付けられた。インターネットによる詐欺、いじめ。「ひきこもり」という問題も情報化が絡む。この日本は「IT」によるさまざまなトラブルを経験し、ようやく「人と人があってこその情報技術なのだ」ということがわかったらしい。しかしそれに15年かけるとは、遅すぎる・・・。この「美しい日本」は、「温故知新」の教訓を忘れ、古きも生かしつつ新しい時代を見据えてきちんと人を育てるということを、どこか置き去りにしてきてしまったんじゃないか、と私は思う。

今日、さいたま商工会議所ニュースという毎月発行の会員向け冊子の「若手女性起業家」というテーマでの取材に応じて欲しいという依頼を受けインタビューに応じる。これまで何をしてきたか、これから何をやっていくのか。それはなぜできるのか。そんな質問を受けた。

記者の質問に答えながら、実感する。私には自分の仕事に迷いはない。
10年前も、今も。全く変わらず「情報時代という新しい時代に、人と人をつなぐお手伝いをすること」それが私の仕事。気がつけば「Web2.0」などという言葉が生まれる前から私は「自立・分散・協調」を基本とする情報化時代に必要な力をつけるための研修を企画して実施し、情報時代の「ものづくり」のお手伝いをしてきた。それが私が行ってきた事業。「双方向(インタラクティブ)」は基本であり、「モノ」だけでなく作り手の思いさえも伝わる時代に「人の力」は必須だった。

それは、今も、全く変わらない。
これからも、多分、変わらない。
素晴らしい技術を生かすも殺すも「人」次第。

「情報技術」を、生かせる人になりたい。

【今日の名言】
『いいアイディアなら、いいからやってしまえ。
 許可を得るより、謝るほうがずっと簡単だ。』
 マーレイ・フーパー

【写真】ピアノ発表会にて
娘を発表会の会場へ送り、仕事へ。急いで駆けつけた時には娘の演奏は終わってました・・・。仕事をするって、こんなことの連続。それでも、お互いにわかっていて甘えたり、許したり。それが親子、家族ってものです。働くお父さんもお母さんも、無理しないでいこう、ね。

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6 コメント

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Web2.0 (わかぶりグランパ(いちかわ))
2007-03-31 10:15:26
先生、ここで使われているIT系とは、インフォメーション、テクノロジーの事なのか、インターネントテクノロジーの事なのか先ず教えてください、そしてICTとはインターネットコミュニケーションテクノロジーでよいのかも?お願いします、それから「Web2.0」の意味は?なんとなくブログを駆使したマーケテイングの事かなーと言う感じはするのですが?先日、本屋に同名の本があったのですが、なんだろうと気にはなったのですが、時間がなくてそのまま帰ってきてしまったのが悔やまれます!
先生のブログは私のテキストでもあるので、ちゃんとした意味の把握がしたいのです。どうぞ宜しく。
返信する
ICTやWeb2.0の意味 (とん)
2007-04-01 12:44:34
グランパさん、こんにちは。
ご質問の「ここで使われているIT系とは、インフォメーション、テクノロジーの事なのか、インターネントテクノロジーの事なのか先ず教えてください、そしてICTとはインターネットコミュニケーションテクノロジーでよいのかも?」また「「Web2.0の意味は」についてお答えします。

私は、ここでは「IT」を単に「IT」として使っています。「カラオケ」が「カラオケ」なのと同様の感覚です。世の中はITをかつて「Information Technology」と説明してました。今は「Internet Technology」ということもあります。総務省はITに「Communication」を加えて「ICT」と言っています。

私にとってITは、「IT」です。「Information Technology」でも「Internet Technology」でも良い。「Internet」技術を生かして、「Independence(自立)」した人々が自分の「Interest(興味)」ある「Information(情報)」を「Interactive(相互)」に結び合い共有し合うそういう時代が「情報時代」だと思っているからです。

そこにたくさんの新しいサービスのあり方が生まれています。

「Web2.0」には、明確な定義がありません。ただ、今まで「IT」を「Information Technology」だとか「Internet Technology」というように狭い範囲で片付けてきたインターネットの時代は終わり、人々のアイディアで可能性を広げ、共有しあって活用していく新しいインターネット時代が始まったのだという意味だと私は理解しています。

どうぞ、ご自分の個性を生かして楽しく有益にインターネットをご活用ください。
返信する
お答え有難うございました! (若ぶりグランパ(いちかわ))
2007-04-01 14:11:27
こんにちわ、早速ご解答を頂き有難うございました。
先日、ある人からテレビ電話の事を聞き、早速見せてもらいに行って来ましたが、その日に限って接続が悪くガッカリしました。でも全く便利な世の中になったものだとビックりしました。
返信する
ブログ開設一ヶ月 (271828)
2007-04-03 06:10:16
とんさん おはようございます

昨日でブログを立ち上げて丁度一ヶ月になりました。WEB2.0とか意識していませんが、自分のために書くことが出来たように思います。本当に有難うございました。

今後は本体のサイトを如何に「ブログ化」していくかが課題です。
返信する
もう1ヶ月ですか! (とん)
2007-04-03 12:47:22
271828さん、1ヶ月達成おめでとうございます!
1ヶ月続けられたら大丈夫ですー。
ぜひぜひがんばって書き続けてください。
ときどきお邪魔しますね!!
返信する
同窓生と (271828)
2007-04-12 18:57:19
とんさん こんばんは

先日は私のブログへの書き込みありがとうございました。滑り台ブログを意図しているのですが、最近は「対数ブログ」の趣です。

今日は倅への送金のために銀行に行き、丁度同窓生の米屋さんを通りかかったら、呼び止められてお茶を頂きました。
http://blog.goo.ne.jp/kome0141/
私はコメント頂けることのありがたさを分かっているのですが、同窓生の皆さんはこれが良くわかっていないのです。
初心者は投稿にコメントが付いた場合、どのように返信すべきか、受け流すか、この対応に気後れしてしまうのです。コンテンツ=書く力も重要ですが、社交術も必要ですね。これを講習することは可能でしょうか?

さて今日は我が家にTBSのクルーが来て「はなまるマーケット」の収録がありました。
返信する

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