日曜日の晩のこと。「こうなったら仕事してやる!」と開き直って事務所に出かけた私が帰宅したのは、夜の7時過ぎ。出かける前「今日は具合が悪いから家にいる」と言った私に「えー、家にいるの?」「何?出かけろって?」「うん」、そんな会話を交わした情け容赦もない娘は、私が帰宅した時にはテレビを見ながら宿題をしていた。
「あれー、まだ宿題やってるー。お風呂も入ってないの?もうごはんにするけど」
そんな私の言葉に、娘、目がうるうる。
あらら。泣かしちゃった~。
それでも宿題がまだまだ終らないらしい。
朝から遊んでいるからだーい!と思ったけれど、それは言わずに黙って放っておいた。山のようにプリントが積んである。これじゃまだまだ終らないじゃーん。
「お腹すいたー。早くごはんにしようよー。」
私は意地悪。だって、夜の7時半になっても宿題しているほうが悪いんだもんねーだ。時間はいっぱいあったんだから、もう少し早くやっておけば良かったんだもん。っと、自分のことは棚にあげて、「あららー」とひたすら涼しい顔で娘を放っておいた。
「もう、何もかもヤダ!」
娘、勝手にいきずまっている。
なんだかメソメソしている。持っていた鉛筆をポンとテーブルの上に投げたりして。それから、布団の上にゴロンと転がって、いじけている。
それでも、私は放っておいた。
お腹すいたなー、もう、早くご飯食べたいから宿題終わりにしてくれないかなあ、そんなことを思いながら。娘の宿題が終らないと、我が家にたった一つしかないテーブルが空かない。おいおいー、ごはんの支度も出来ないんだよお。
ごはんの支度が出来ないので、しょうがない洗濯物をたたむことにする。
私が何も言わずに洗濯物をたたんでいると、隣で「もう、ヤダ!」などと言いながら転がっている娘。「ほんとだねー、人生最悪!宿題なんてやらなければいいじゃん!」私がそう言うと「だめだよー」と言う。「じゃ、やっちゃえば?」
「やだよー。こんなにいっぱいあるのが悪いんだ!塾なんてもう最悪!」
どうやら娘は、学校と塾の宿題に追われ、何もかも「最悪」らしい。
「ほんとだよ、人生、何もかも最悪だ。ママも、洗濯たたむのなんて最悪!あーめんどくさ。もう、いいじゃん、やめちゃえ、やめちゃえ!」
そういいながら、それでも私は洗濯物を片付け終えた。ひと仕事終ったのでお風呂に入ることにする。
「じゃ、ママ終ったからお先に~!あー、あなたの分もタオルとか準備しておいてあげるよ。早く宿題終わりにしておいでね~。」
するとしばらくして、娘がお風呂にやってきた。
「おじゃましまーす!」
どうやら、宿題も片付いたらしい。とってもさわやか。
なんだ、やればできるんじゃーん。さっきはちょっと甘えてみたかっただけなんだなー。全く、手がかかる。
すっかり気分も回復したらしい娘。
ごはんを食べながら「さっき、何で泣いてたのよ~」と聞いてみた。「悔しかったんでしょー。もっと簡単に終ると思ったのに終らなくて。あー、もっと早く始めてれば良かったと思ったんでしょう。おまけに、風邪ひいて寝ようとしているママを追い出しちゃったのに、ごはん待たせたりして悪いなあとかも思ったりして。目の前の宿題は終らないし、ご飯の準備も出来ないし、お腹はすいたし、お風呂もこれからだし、ママは待ってるし。考えたら何もかも嫌になっちゃった、ってことじゃないの~」
「そう」
「そんなの、ママなんていっつもだもーん。自分が悔しいんだよねー。」
「うん」
こんなことで娘の気持ちがわかってどうするってのよ、ねー。
自分のふがいなさに悔し涙を流す娘をなだめながら、え、理解できるって同じレベルかよ~、とちょっと???のとんさんでした。
【今日の名言】
『求めないことの気楽さ』 とん
【写真】国産キウイ。
切ったら、きれいだった。だけどおいしくなかった・・・。
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「あれー、まだ宿題やってるー。お風呂も入ってないの?もうごはんにするけど」
そんな私の言葉に、娘、目がうるうる。
あらら。泣かしちゃった~。
それでも宿題がまだまだ終らないらしい。
朝から遊んでいるからだーい!と思ったけれど、それは言わずに黙って放っておいた。山のようにプリントが積んである。これじゃまだまだ終らないじゃーん。
「お腹すいたー。早くごはんにしようよー。」
私は意地悪。だって、夜の7時半になっても宿題しているほうが悪いんだもんねーだ。時間はいっぱいあったんだから、もう少し早くやっておけば良かったんだもん。っと、自分のことは棚にあげて、「あららー」とひたすら涼しい顔で娘を放っておいた。
「もう、何もかもヤダ!」
娘、勝手にいきずまっている。
なんだかメソメソしている。持っていた鉛筆をポンとテーブルの上に投げたりして。それから、布団の上にゴロンと転がって、いじけている。
それでも、私は放っておいた。
お腹すいたなー、もう、早くご飯食べたいから宿題終わりにしてくれないかなあ、そんなことを思いながら。娘の宿題が終らないと、我が家にたった一つしかないテーブルが空かない。おいおいー、ごはんの支度も出来ないんだよお。
ごはんの支度が出来ないので、しょうがない洗濯物をたたむことにする。
私が何も言わずに洗濯物をたたんでいると、隣で「もう、ヤダ!」などと言いながら転がっている娘。「ほんとだねー、人生最悪!宿題なんてやらなければいいじゃん!」私がそう言うと「だめだよー」と言う。「じゃ、やっちゃえば?」
「やだよー。こんなにいっぱいあるのが悪いんだ!塾なんてもう最悪!」
どうやら娘は、学校と塾の宿題に追われ、何もかも「最悪」らしい。
「ほんとだよ、人生、何もかも最悪だ。ママも、洗濯たたむのなんて最悪!あーめんどくさ。もう、いいじゃん、やめちゃえ、やめちゃえ!」
そういいながら、それでも私は洗濯物を片付け終えた。ひと仕事終ったのでお風呂に入ることにする。
「じゃ、ママ終ったからお先に~!あー、あなたの分もタオルとか準備しておいてあげるよ。早く宿題終わりにしておいでね~。」
するとしばらくして、娘がお風呂にやってきた。
「おじゃましまーす!」
どうやら、宿題も片付いたらしい。とってもさわやか。
なんだ、やればできるんじゃーん。さっきはちょっと甘えてみたかっただけなんだなー。全く、手がかかる。
すっかり気分も回復したらしい娘。
ごはんを食べながら「さっき、何で泣いてたのよ~」と聞いてみた。「悔しかったんでしょー。もっと簡単に終ると思ったのに終らなくて。あー、もっと早く始めてれば良かったと思ったんでしょう。おまけに、風邪ひいて寝ようとしているママを追い出しちゃったのに、ごはん待たせたりして悪いなあとかも思ったりして。目の前の宿題は終らないし、ご飯の準備も出来ないし、お腹はすいたし、お風呂もこれからだし、ママは待ってるし。考えたら何もかも嫌になっちゃった、ってことじゃないの~」
「そう」
「そんなの、ママなんていっつもだもーん。自分が悔しいんだよねー。」
「うん」
こんなことで娘の気持ちがわかってどうするってのよ、ねー。
自分のふがいなさに悔し涙を流す娘をなだめながら、え、理解できるって同じレベルかよ~、とちょっと???のとんさんでした。
【今日の名言】
『求めないことの気楽さ』 とん
【写真】国産キウイ。
切ったら、きれいだった。だけどおいしくなかった・・・。
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アタシにも子供がいたら…こんな会話したかったなあ。
こんなあったかいお母さんになりたかったなあ。
なんて書いたらいいかわからないんだけど、ライチさんのコメント読んだら、泣けました。多分「幸せ」って、なんだろうなー、と思ったからだと思います。