華麗なる方向転換

「ママ、指定校推薦は使わない」
朝ご飯を食べ始めた私に、パソコンに向かっていた高校３年生の娘が言った。推薦申し込み最終日。数日間あれこれ調べ、悩んでいた様子の娘。その決断だ。

「中国語を学びたい」との思いを抱き、本格的に中国語が学べる今の高校へ進学。初心を貫き、毎日の予習・復習、夏休みの短期留学など本気で勉強してきた。もともと学ぶ学生の少ない専門科目だけに、語学の評定を生かせる推薦制度を使って進学するものだと思っていた。

一方「語学はあくまでもコミュニケーションの手段。それを生かして何をするの？」と常に問い続けてきたのも事実。

数日前。
いよいよ進路の決定を迫られた娘が言ったのだ。
「一般入試で、大学行くから」
朝ご飯を食べながら軽い口調で。

オープンキャンパスに行ったり、インターネットで調べたりして「この教授から学びたい」という思いが生まれたらしい。大学で商売や経営、マーケティング等について学び、語学力を生かし「商売を通して」世界と日本をつなぐ仕事がしたい、という夢が明確になったようだ。

「それと、塾、行かないから」

…。
いろいろと覚悟を決めているみたい。今まで一般入試を考えていなかった娘が、塾にも行かず、今のタイミングから受験勉強を始めて大学合格を勝ち取ろうというのだ。なかなかの度胸。チャレンジャーだね。

情報を収集し、使えるものは使い、とにかくやってみなさい！
現役合格したら、誉めてあげる。


【今日の名言】
『やってみたい、そう思うことがスタートです』
とん

【写真】
昨年秋の「第18回高校生中国語発表大会」。教室でも手をあげないほど目立つのが嫌いな我が娘。この壇上でスピーチできるとは思わなかった。去年は一つ苦手をクリアしましたね。どうぞ、これからもチャレンジを！

有限会社E-スタヂオ
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