埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

業務分析と方向転換

2006-01-16 23:48:56 | ライフ&ワーク
1年前。私がとっても信頼している社会保険労務士さんに自分の事業の方向性などについてご相談。法人化を決めた私は自分が今後続けていく事業の方向性を明確にしたかった。どこでどのように利益を出していけるのか、いつ何をやったら良いのかを目に見える形で整理して計画したかった。そうしてアドバイスをいただく。

まず、「自分の仕事を客観的に把握すること」。私は彼のアドバイスを受け今までの仕事を振り返る。私のお客様は誰?その人はどんな人?いつ、どのような仕事を下さった?それはどのように進めた?いくらになった?などなど。請求書を見ながらデータを整理する。スタッフに「訪問のついでになぜとんさんに仕事を下さるのかと聞いてきて」とお願いしたこともある。そうして半年後、ある共通点を見つける。

お客様にヒアリングしたスタッフは「みなさんとんさんのファンです。とんさんが好きだからがんばって欲しいのです」と言った。整理した結果からは「私(とん)への仕事依頼」がほとんどで、私が行うことを前提に依頼されているのだという結果が出た。つまり私宛に仕事の依頼が来て、私が行う。「打合せもとんさんが出て行かないことには進まない。いえ、お客様はとんさんと話したいのです」という報告。お客様は言ってくださった。「とんさんは、私たちの話を良く聞いてくれて本当に必要なことを提案してくれる。こちらが言葉でうまく伝えられないことをくみとって提案してくれる」。ありがたくて涙が出た。でも、じゃ、この会社で稼げるのは、私だけ??

確かに。
ヒアリングからも、今までの仕事の実績からもそのような結果が見えた。「お客様の話しは、とんさんにしか聞けないです」とスタッフ。私は昨年の夏、この結果に愕然とした。法人化したら私がひとりで動くのではなく組織として動かなければならないのに・・・。私は焦った。私以外の人が動き、売上が伸びるそんな組織にしなければ!そうして自分以外の人に自分の仕事を教え、振り分けていくという行動に出る。

この判断。私はこの時ちょいと道を誤った。

私にもわが会社の仕事に適した「組織」が作れると思った。でも実際は作れなかった。お客様がそんなすぐに変わるわけがない。仕事は私が行う前提のものばかり。「私の代わり」を期待したが、お客様に納得していただけるものを提案できるまでに人を育てる時間もお金もなかった。自分の仕事量だけが大きく膨らみ、それとは対照的にスタッフ管理に時間を取られる結果となった。このままでは私は病気になり、会社ごとなくなってしまう~。

そこで、今年、原点に返る。
1年前の結果とこの1年の動きから業務の分析をし直した。その結果はこうだ。「これからも私宛てに仕事が来る。ますますその件数は増えている」そして思い切った方向転換。

私が実務をする。

私が研修に立ち、私が制作をする。私が出向いてアドバイスし、私が執筆をする。お客様のためにできることを、私の手で誠心誠意真心込めて行おう。そうして動き出した2006年。原点に立ち返りホームページの更新作業などを淡々とこなした。「社長がそんなことしていちゃダメ」。いやいや、まだまだそんな小さな会社なのです。私が制作に集中できるよう秘書のみきちゃんがお客様との取次ぎをしてくれる。私は山にこもりひたすら作る。

業務改善、そして大きな方向転換。
原点に返り、私はとても大事なことを思い出した気がしている。今、仕事が、とても楽しい。

そうそう。いつも直感型の私を客観的に導いてくれる社会保険労務士のasai氏にはとっても感謝している。いつもありがとう~!!

【写真】わがフランクリンプランナーと私の会社のWebマーケティングコンサルタントwakeさんのフランクリンプランナー。打合せ中、おそろいで撮影しました。自分らしい仕事、人生を生きていこうね!
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