母、ちょこっと泣いたんだ。

娘を上海（中国）においてきてから1週間。実を言うと一度だけうるっときたんです。
成田から帰ると、娘が荷造りするのに作ったチェックリストがテーブルの上にありました。何のことはない、一覧表。それはいつものことなんですがね。

（親があてにならないので！）彼女はいつも自分で想像し考えて、準備してました。「ゆかちゃんに伝えておきましたから大丈夫ですね」と先生に言われるほど、保育園の時からしっかり者。そんなことを思い出したりしたら、いつも通りだなぁ、大丈夫だなあ、こんなに大きな冒険ができるほどに育ったんだなぁと思って、母、ちょこっと涙が。

あらためて言いますが、私は「子育て」しない母親でした。「子どもは自ら育つ！」と、子どもの力を信じ、常に独立した一人の人間と思って体当たり。子ども相手に、違うものは違う！と言いきりました。「子どもだから…」みたいな考えは一切なし。私が泣きながら（！）5歳の娘を相手にケンカです(笑)　だからこそ彼女とは、良く話し、聴き、真剣に付き合ってきたと思う。

そんなふうに育てました。

私は今、娘に「やる気」をもらっています。
朝の8時から始まる大学の授業は、週40時間。他の学部で4年間で学ぶ語学を2年間で学び、卒業とともに中国を視野に入れた国際ビジネスの第一線で活躍できる人材を育成するというプログラム。さまざまな国の友人らと、学ぶことを選んだ娘は、復習と予習に追われていることでしょう。

彼女の大変さを想像したら、私の大変さなんてなんのその。
寂しがって泣いてる場合じゃありません。
彼女に負けないよう、がんばるのだ～！！

娘へ。
ありがとう。
あなたのチャレンジが、私を成長させています。
おたがい、がんばろうね！

追伸。
埼玉県立伊奈学園総合高校の先生方、先輩の皆さん。
娘を育て、支えていただきありがとうございました。
卒業した今でも、先生にご指導いただき、先輩の生き方に刺激を受けている彼女。親として、本当に良い高校を選び頑張ってくれた！と感謝しています。次は後輩の役にたてる人材になってもらいましょう～。弱気なことを言うようでしたら、カツ入れます。今後ともよろしくお願いいたします。


【写真】
娘のチェックリスト。「オロナイン」は必需品。

有限会社E-スタヂオ
まめぼん亭