二者択一

「ママ、どっちか選んで。」と、娘。「山か海か」。その質問に、「好きなのはどっち、とか、嫌いなのは、とか、選ぶったって、何を基準に選ぶのよ～」と私。「いいから、どっちかを選んで！あのね、人生には「どちらでも良い」なんて答えはなくて、どっちか選ばなくちゃいけない時があるの。正解はない」娘に言われて、なるほどなぁと思う。確かに、何でよ～、と思いながら選ばされてる毎日。正解もあいまいさも、ない。その通り。

１．山か海か
２．社長か副社長か
３．一戸建てかマンションか
４．田舎か都会か
５．天才か努力家か
６．時間か金か
７．ヨーロッパかアフリカか
８．男か女か
９．家庭か仕事か
１０．大人か子どもか
１１．野球かサッカーか
１２．バラかタンポポか
１３．北海道か九州か

※あなたなりに、選んでみてください。

正しい答えはない。
差別も、偏見もない。選んだ自分が「なぜ」を説明し、自分以外の人の「なぜ」に耳を傾け、発見し、共感する、それだけ。

娘に教えてもらった。私は、私たちは「自分以外の人」を意識しすぎて「自分のなぜ」をあいまいにしていないだろうか？自分以外の人のなぜ？を聞く姿勢をきちんと持っているだろうか。わかって欲しい「自分のなぜ」を、まわりに理解してもらえるようにきちんと説明しているだろうか。

娘の質問に、「どちらでもない」と3回答えた私。「仕事か、家庭か？そんな質問おかしいよ。男も女も大人なんだから、仕事もするし家庭も大事にする。そんな社会になるべき。その質問自体時代遅れだよぉ」大人なりの意見を質問ごとに挟む。これも、ブー！

「いいの！だから、とっちか選んで！」

そうです。
大人になるとあれこれ理屈並べて自分を正当化する、やだね。
この質問は「価値観と判断力」だもんね。そして、そのとっさの判断の意味。大きいと思う。私はこうして毎日娘に教えられ、娘とともに生きている。幸せです。大人が子どもを育てなきゃ！なんてとんでもない。たくさんの大人が、子どもの力をきちんと認めて見守って伸ばして上げられる、そんな社会であったらいいです。

ゴメン。今日はここまで。
今日は、あれこれ、ショックです・・・。

【今日の名言】
『自分の考えた通りに生きなければならない。
　そうでないと、自分が生きた通りに考えてしまう。』
　ブールジュ

【写真】武蔵浦和駅構内のこいのぼり
「武蔵浦和の駅構内に、幼稚園や保育園の子どもたちが作ったこいのぼりを飾る」それだけのこと、と思う方も多いでしょ。それでいいんです。それを実現するのに、どれだけの人の力と時間とお金がかかっているか、私はその「人と時間」について、ちょこっとだけ知っているので、このこいのぼりを見て、本当に涙が出ました。私たちが暮らしている中には、こんな「当たり前」の、涙が出ちゃう話しが実はいっぱいあるんですね～。

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