三日連続で休んでしまって申し訳ありませんでした。 ところで、毎日愛読いただいていた方には申し訳ありませんが、諸般の事情でブログ更新は、今度から週に一、二回程度にします。 ご寛恕ください。
今日は先日見た映画『神秘の法』と、日本人の宗教感について書きたい。
『ファイナル・ジャッジメント』に続く第二弾で、制作は宗教団体『幸福の科学』である。 どちらの映画も国名こそ架空だが、中国を悪の帝国と仮想しているのは明らかだ。 そして、その侵略から日米他の民主国家が連合して自由を守るという話しである。 今回も開始時間が18時40分だったにもかかわらず、私のほかに1名しかいなかった。 国防に関心のある人にはぜひ見てほしいから、残念である。
個人的な感想を言えば、アニメーションの質は非常に高いが、映画の内容は『ファイナル・ジャッジメント』の方が一般受けすると思う。 とくに、後半部分はほとんど宗教大戦の様相で、予備知識なしでは理解できないのではないか。 友人の薦めで幸福の科学の著書は10冊近く読んだから、なんとか後半部分もついていけたが。 逆に、子供の方が正義対悪魔の戦いとして純粋に楽しめるかもしれない。
私が幸福の科学を評価しているのは、なんといっても外交、国防に関する政策である。 国内政策ではリフレ政策。 10年以上も前から中国共産党の危険性を訴え続け、尖閣問題でも意味不明な言辞(遺憾である)しかたれられない政治家、メディアの中で、反中の旗幟をここまで鮮明にしていることには、本当に大したものだと思う。 また、国内政策に関しては、日銀政策を真っ向から批判し、リフレと『小さな政府』を唱え、役人王国から脱皮して、真の民主国家へかわることを強く主張している。 だから、次期選挙ではなんとかして議席を取らせたい。
ただ、最大の弱点は、宗教色が強すぎることだ。 創価学会と公明党のように政治と宗教を分離してしまえば、支持率も上がるのだが、『政教一致』が基本理念だから、方法論としてもそこは曲げられないようだ。 結果を望めば方法論で妥協が必要だし、方法論にこだわりすぎれば結果がついてこない。 世間は難しい。
しかし、一般的には『政教分離』VS『政教一致』という言葉しかないが、幸福の科学の思想は『政宗一致』と呼んだ方が良いように思う。 宗教音痴の日本人は、『政教分離』を宗教と政治の完全分離と勘違いしているが、欧米は現在でも、『政教分離』かつ『政宗一致』というのが正しい見方だろう。
宗教という字は、『宗』と『教』からできている。 宗は『真理が実現された理想郷』、教は『そのための方法論(行動規範)』という意味である。
聖書を読めばすぐにわかるが(とくに旧約)、そこには日常守らなければならない戒律が、日本人にはとても想像できないほど、微に入り細にわたって書かれている。 供物を備える祭壇の作り方から、裁判手続、戦場で大将が居る天幕の張り方まで決められている。 現代でもイスラム教の豚肉禁食や禁酒、ユダヤ教の割礼などは有名だが、政教分離以前のキリスト教も、これら二宗に負けないくらい細かな戒律が多数あった。
一神教だけではない。 仏教、儒教も同様である。 たとえば、仏教には戒律だけを研究する律宗という宗派がある。 儒教では、喪に服する日数だけでなく、葬式での泣き声の大きさまで決められている。 だから韓国には今でも、泣き女という職業がある。 古今東西の歴史をみると、宗教とはイコール戒律のことである、と断言してもよい。
ところが、仏教も儒教も、日本に入ってくるとみんな戒律が無くなってしまう。 さらに、日本古来の神道は、驚くべきことに戒律が存在しないのだ。
今日も読了ありがとうございました。 おやすみなさい。
これも戒律の意味です。
小さな村々でも長を主にして村民の和を第一に人付き合いをしてきました。
大東亜戦争後は占領政策で日本の戒律をグチャグチャに解体して今日では
>仏教も儒教も、日本に入ってくるとみんな戒律が無くなってしまう。
のような世の中に変わってしまったのです。
宗教の 宗 とは字の形からもおわかりのように
「宇宙を示す」の 宇 と 示 を表しています。つまり
宇宙の起源まで説き明かしている事が真なる宗教の条件に含まれていると言うことです。
映画「神秘の法」でも他の星からの救援やコンタクトを取りながらストーリーが進んでいきます。
宇宙の法を説き明かしている主が創った映画の真意をお解りくださいませ。