永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

中成功とは(その4)!

2012-10-03 | 中成功までの哲学

タイトルどおり、本ブログでは大成功は扱わない。 さらに、もうひとつ私の経験、能力を超えた別次元のセイコウ者がいる。 仏陀、キリスト、近現代ではガンジー、マザーテレサなどの宗教的偉人、聖人たちである。 これら世俗の価値を超越した宗教的偉業は聖功と呼び、大成功同様、基本的に論じないことにする(正確には論じられない)。 本ブログで扱うのはあくまでも世俗の、普通の人にでも十分手の届く小・中成功に絞る。

ところが、世間に出まわっている成功本の多くは、聖功、大成功も一緒くたにした哲学や方法論を論じている。 だから、一般人にはとても実践できないような理想論や綺麗ごとが並ぶ。

家の宗派は禅宗の曹洞宗、開祖は鎌倉時代に活躍した道元禅師だが、彼はある時、老母を一人で養っている在家信者の質問を受けた。 『出家したいのですが、私が出家すると母を面倒みる者がいません。どうすればよいでしょうか?』。 禅師は答えた。 『子孫が一人出家すれば、七代先の先祖まで供養されるという。母親が餓死することになっても、彼女の魂は天国に成仏されるから、世俗の価値に迷うべきではありません』。  

15年ほど前になるが、当時大人気だったイニシャルYHの経営評論家も、すごいことを語っていた。 『感謝のこころ』を重視する彼は、『子どもを亡くしても感謝しなさい。なぜなら、あなたも一緒に死ねば供養する者がいなくなるからです。子どもの魂が不成仏霊にならないよう供養できる機会に感謝するべきです』。 以降、この人の著作を読むのを辞めた。

感謝の重要性に異論はないが、度を越していると思う。 実践できれば、聖功や大成功できるのかもしれないが、私はご遠慮申し上げたい。 皆さんはどうだろうか。

今日も読了ありがとうございました。 おやすみなさい。

 

 


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