寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

宝塚歌劇の本棚、70年代から近日スタートです。

2006年03月19日 19時16分33秒 | マイ宝塚歌劇
初めての社会人生活は阪急グループのある会社だった。
歌劇団に一番近い位置に身を置きながら
ついに縁することなく会社を去った。

【宝塚歌劇】を開く度に80年代の記憶が蘇る。
カタラジェンヌと同じように自らにも短い期間だったが、
間違いなく時代の真ん中を歩いていた時を憶えている。

今日、1970年の歌劇を開き、【上月晃】【甲にしき】に酔う。
本を閉じて現実に戻れば、上月すでに亡く、甲は東京宝塚劇場の支配人をしていた。

歌劇団を卒業して更に芸能界に飛翔する人。
華やかなスポットライトは浴びなくとも幸せな結婚をして良妻賢母に努めている人。
人生は波乱万丈。しかしいずれの人生にも歌劇団の誇りを胸に、
♪すみれの花咲くころ~と口ずさみながら
乙女たちはその後に選んだ其々の道をどこまでも真っ直ぐに歩んでいるに違いない。
舞台を降りた彼女たちひとりひとりの人生に幸多からんことを。

*宝塚歌劇の本棚~近日オープンします。