再検査の結果を受けて、バアバは元気なうちに白内障の手術をしたいという。
紹介状を持参して順天堂伊豆長岡病院の門を叩く。
施設の中は賑やかで明るく、病院という暗い?イメージは微塵もない。
診察の予約から会計まで全て機械操作、たった1枚のカードで済んでしまう。
しかし年寄りが独りで扱うには、かえって不便ではないだろうか。
手術の日取りは予約の順番で当分先になるが
身体に異常はないか、ひと通り検査を行う。
診察のなかで「オーダーメイド医療」という耳新しい話があった。
文部科学省の支援するプロジェクトで採血を7cc2本だけ余分に採り
遺伝子・蛋白質解析研究の為、東京大学ヒトゲノム解析センターへ送るという。
全国12の医療機関で協力し、来年3月まで実施しているとのこと。
この研究への参加=採血はまったくの自由意志であり、嫌なら断ればよい。
バアバは熱心に話を聞いたうえで、人の役に立てるならと快諾した。
病院を出る頃にはとうに昼時をすぎてしまったが
近所に橋本という伊豆長岡では有名な蕎麦屋があるので暖簾をくぐった。
《参考になったサイト》
個人の遺伝情報に応じた医療の実現プロジェクト
生そば 橋本