これから夏本番、親子野外授業でこどもも親もぐんと成長する。
梅雨明けまで待てないコテツに押し切られて、
親子二人カブトムシを捕りに未踏の原野を目指した。
山菜取りが、親しい友人にもその場所を教えないように
カブトムシやクワガタ捕りも決して場所を明かしたりはしない。
これは意地悪ではない、人に言うと口伝いに広がり
根こそぎ乱獲されて、その場所で種の絶滅が起こるからだ。
山菜も甲虫も必要最低限だけとれば良い。
アタマの中がカブトムシのことでいっぱいのコテツ、黙々とクヌギ林を目指す。
(・・・逞しくなったな、)
こんな山の中へ来ても、虫の居場所がそれとなく分かるみたいだ。
さあ月光天文台まで走って、お昼にしよう。
見当つけて飛び込んだ林の中で、幸先良くカブトムシの雄雌をゲット。
1本のクヌギの根元に開いたウロの奥深く潜っていた。
気をよくしたコテツはそのあと急に採集に身が入らず、あえなくこれでジエンド。
さあ、オラッチェで白いバターと低温殺菌牛乳を買って帰ろう。
父さんはカブトムシ・クワガタの昆虫採集に、過去の経験から掟をつくった。
一、同じ場所で同じ種類の虫を一度に2匹以上捕らない。
一、一週間飼ったら、捕った元の場所で逃がしてやる。
一、ショッピングセンターなどで虫は絶対に買わない。
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月光天文台