
国際医療福祉大学熱海病院へ行った。
かあさんのめまいは「脳脊髄液減少症」という病気かもしれない。
この病気はまだ医学会で認知されておらず、治療に保険も利かない。
熱海にあるこの病院でその治療ができると教えてもらうも、
紹介状がなければ診療は元より受付すらできない。
幸い町内にある静岡医療センター(旧国立東静病院)で
進歩的な先生が、かあさんの熱意に折れて紹介状を書いてくれた。
今、やっとスタートラインに立った。

かあさんが話しを聞いている間、待合コーナーに居た。
最近の病院は何処もきれいで快適、暗いイメージは微塵もない。
眼下に熱海ビーチライン(有料)が走る。
碧い海が水平線でゆるやかな弧を描いているのが分かる。
コテツも「地球って丸いんだ」と納得。

帰り道、足を伸ばして熱海後楽園ホテルへ寄る。
駐車場が空いているので聞いてみると先日の台風9号で「みさき館」が浸水、
電気系統をやられて宿泊が出来ないらしい。
市街が一望できる「タワー館」18階スカイレストランで遅い昼食にした。
9月17日には季節外れの花火大会に宿泊客で賑わうとのこと。
右端の円内が国際医療福祉大学熱海病院で、
このホテルと病院は其々熱海市街の東西両端に位置している。
彼我の距離は直線にして1700m、この中に熱海温泉がひしめき合っている。
※脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)については現在、全国から受診依頼があり、
平成18年8月より診療受付は全ての場合において文書による予約受付のみ可。
以下の必要書類を揃えて週明け、郵送することになった。
・診療申込書
・脳神経外科・篠永教授診療予約申込書No1
・同予約申込書No2
・他医療機関紹介状
・80円切手貼付の返信用封筒
《かあさんのめまい、その主な症状》
・めまいがすると何もできない→寝て自然回復を待つしかない
(一週間程度の安静を要する顕著なめまいは隔月1回/重症では生理が止まる)
・自身が回ったり、或いは動きの早いもの、回転するものを見ただけで酔う
(車の後部座席は酔う→これ等の症状日常茶飯事/1~2日安静)
・一点を凝視、或いは下を向いてする仕事ができない→裁縫、パソコン、掃除機
・気圧が下がると頭が重い(頭痛)肩こり、鬱になる→雨予想(天気)が当たる
(耳鼻科三半規管異常なし/神経内科診察異常なし)
・過去に鞭打ち症がある(運転中の追突事故)
総じて、誰でも普通にこなす簡単な作業が出来なかったり時間がかかる為、
ぐうたら病、怠け病と悪口だけで片付けられてきた。
実際これまでいくつも病院を替え、原因も治療も曖昧で経過を見るしかなかった。
しかし今は違う、こういう病気は歴として存在するのだと思う。
《かあさんと同じ症状と思われる方へ一度見て欲しいサイト》
とりあえず、生きてみよか・・・。(ゆめさんの、脳脊髄液減少症体験克服記)
脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧鞭打ち症患者支援協会)
脳脊髄液減少症の掲示板:脳脊髄液減少症と低髄圧症候群を治そう
国際医療福祉大学熱海病院
※このエントリーはカテゴリーを独立して不定期で連載します。