先の台風15号で幹が折れたクヌギは、この辺りでは甲虫たちの唯一のオアシスだった。この木も宅地造成のため、こどもたちの直訴も叶わず、ついに切られた。
ワイヤーロープを張って、書庫へ倒れるのを防ぐ。
まだ若木でこれからぐんぐんと樹勢を増してくるという矢先、
チェーンソーをかけるとものの1分で切られてしまった(先月24日)
作業のおじさんから切り株を貰った。
直径40cm、樹齢20年で、築20年の我が家とほぼ同じ。
根は大型の重機も手こずるほど大きく立派だった。
今年の夏休みは虫取りに遠出もあまりしないで、毎晩毎朝とこどもたちと観察をした。小さな容器で飼うよりも自然のままで観察する楽しさを学んだ。樹液に集まるのは甲虫だけではない。カブトムシやクワガタ、カナブンの他にも蛾やスズメバチ、ムカデ、ナメクジ、ゴキブリまで集まった。樹液が出るように内緒でナタを打って切り込みを入れておいた。
2006年8月、書庫を建てる前の風景。
2007年4月、満開の花ももとクヌギ。クヌギの若葉がまだ下を向いている。
台風15号通過直前、9月14日の風景。
昔は近所でも空き地や不耕作地が普通に在り、こどもたちの遊び場だった。足元には草が生い茂りバッタや蝶が集まり、それを狙って野鳥が群れていた。そんなエコロジーな場所がどんどん姿を消して、四角四面な都市景観が広がっていく。よく、整備された自然公園とかいうけれど、それは人間にとって都合が良いだけで本当に必要かと考えてみる・・・人の手を入れないことのほうがよほど自然の理に適っているのではないか。
《ブログ内関連記事》
となりの畑が宅地になる(2)埋蔵文化財調査~恵ヶ後遺跡・谷口遺跡第3次調査、の記事(11/10/15)
◎追記(2012/4/15)
隣地雑種地(現況畑)は3月上旬、立派な分譲住宅地(4軒)に変わった。もうカブトムシもクワガタも居ない。桜の花びらも大地に吸収されることなく、アスファルトに舞う迷惑なごみとなる・・・
ワイヤーロープを張って、書庫へ倒れるのを防ぐ。
まだ若木でこれからぐんぐんと樹勢を増してくるという矢先、
チェーンソーをかけるとものの1分で切られてしまった(先月24日)
作業のおじさんから切り株を貰った。
直径40cm、樹齢20年で、築20年の我が家とほぼ同じ。
根は大型の重機も手こずるほど大きく立派だった。
今年の夏休みは虫取りに遠出もあまりしないで、毎晩毎朝とこどもたちと観察をした。小さな容器で飼うよりも自然のままで観察する楽しさを学んだ。樹液に集まるのは甲虫だけではない。カブトムシやクワガタ、カナブンの他にも蛾やスズメバチ、ムカデ、ナメクジ、ゴキブリまで集まった。樹液が出るように内緒でナタを打って切り込みを入れておいた。
2006年8月、書庫を建てる前の風景。
2007年4月、満開の花ももとクヌギ。クヌギの若葉がまだ下を向いている。
台風15号通過直前、9月14日の風景。
昔は近所でも空き地や不耕作地が普通に在り、こどもたちの遊び場だった。足元には草が生い茂りバッタや蝶が集まり、それを狙って野鳥が群れていた。そんなエコロジーな場所がどんどん姿を消して、四角四面な都市景観が広がっていく。よく、整備された自然公園とかいうけれど、それは人間にとって都合が良いだけで本当に必要かと考えてみる・・・人の手を入れないことのほうがよほど自然の理に適っているのではないか。
《ブログ内関連記事》
となりの畑が宅地になる(2)埋蔵文化財調査~恵ヶ後遺跡・谷口遺跡第3次調査、の記事(11/10/15)
◎追記(2012/4/15)
隣地雑種地(現況畑)は3月上旬、立派な分譲住宅地(4軒)に変わった。もうカブトムシもクワガタも居ない。桜の花びらも大地に吸収されることなく、アスファルトに舞う迷惑なごみとなる・・・