朝4時、新聞配達に出ようと玄関を開けると外は雪。
毎晩、就寝前に気象庁のページで明朝の天気をチェックするのだが、こんなときに限って忘れている。その後、雪は午前8時前に止み、雲間から徐々に日が差して、午後には気温も10度(15時/2階軒下)まで上昇した。気象庁のページで昨日からの天気図を見ると、春を告げる南岸低気圧が夜半に発生して明け方、太平洋南岸沖(関東沖)を通過している。この低気圧が、八丈島より北側を通ると雨、ちょうど八丈島付近を通過すれば関東地方は大雪になると云われるので、この時期、テレビで天気図を見たら降雪の目安にできる。

地球温暖化は既に他人事ではない。近年、ここ南駿(なんすん)では年が明けてから雪は降っても、先ず積もることはない。気温は標高100m毎に約0,5~0,6度下がるので、殆ど海抜0mに近い沼津市街、清水町(サントムーン柿田川付近海抜約20m)長泉町(御殿場線下土狩駅40m)あたりで粉雪がチラついても、裾野市(〃岩波駅220m)御殿場市(〃御殿場駅460m)と北駿(ほくすん)に上がるにつれ、今日あたりでも5~10cmくらいは積もっているだろう。天気予報でよく使われる~例年に比べ気温が何度高い低い~という言い方は、過去30年間の統計比較であるから、単純計算すれば昭和55年以前のデータは使われていないことになる。駿東地区の中学校社会科教育副読本『駿東』(S41年版=1966年)を見ると、三島市の1月平均気温が2,8度に対し御殿場では0,0度とあるが、気象庁のページから昨年(2009年)の数値を見ると、其々三島6,2度と御殿場3,3度で、いかに温暖化が進んでいるか分かる。

豪雪地帯の人が見たらなんと思うだろう。こんなミニ雪ダルマでも、こどもにとって雪は楽しくて、嬉しくて、明るい。

◎駿東=すんとう(中学校社会科副読本/S41年/駿東地区教育協会)
◎東駿地誌=とうすんちし(S34年/同協会)
駿東地区の中学校で、社会科副読本として全生徒に配布された『駿東』は、先に発刊された『東駿地誌』のポケット版(廉価版)だが、どちらも非売品で古書の価値は高い。
《毎日見て暮らしに役立つサイト》
気象庁のホームページ
●追記~
気象庁のサイトでは、全国の過去の気象データがつぶさに調べられる。
例えば、寅の子文庫の15年戦争の本棚でも取り上げる[2・26事件/1936年2月26日]は大雪の中でのクーデターとして有名だが、データを見ると26日に降った雪は6,7cmで、その三日前の23日に43,0cmの記録的降雪がある。恐らくは気温が上がらず溶けずに固まっていた上に事件当日未明、新たに6,7cmの雪が降り積もったと見るほうが正しい解釈だろう。
●追記2~2/26
静岡県沼津土木事務所のページに雪ライブカメラが設置されて、東部伊豆地方の山間部主要道路各峠付近の積雪状況がリアルタイムで閲覧出来、たいへん便利です。
静岡県『沼津土木スノーライブカメラ映像』のページ
●追記3~3/31(水)
29日夕刻から県東部全域で降雪=春の大雪となり山間部では10~20cmの積雪となった。

御殿場市印野(いんの)の大野原。標高600m付近、見渡す限りの野焼きの跡=陸上自衛隊東冨士演習場。ここで20日(土)午前、恒例の春の野焼があり不幸にも三名が炎に巻かれて死亡した。

標高840mの「忠ちゃん牧場」脇のヒノキ林の陽の当たらない緩斜面にはまだ15cmの残雪があった。路肩に駐車すればこどもたちは束の間の雪遊びに大喜び。
●追記4~4/25(日)
朝5時、軒下の温度計は3度。もう5月になろうというのに気象が完全に狂っている。
夜通しの雨となったが、富士山でまた積雪、画像はないが真っ白となった。
毎晩、就寝前に気象庁のページで明朝の天気をチェックするのだが、こんなときに限って忘れている。その後、雪は午前8時前に止み、雲間から徐々に日が差して、午後には気温も10度(15時/2階軒下)まで上昇した。気象庁のページで昨日からの天気図を見ると、春を告げる南岸低気圧が夜半に発生して明け方、太平洋南岸沖(関東沖)を通過している。この低気圧が、八丈島より北側を通ると雨、ちょうど八丈島付近を通過すれば関東地方は大雪になると云われるので、この時期、テレビで天気図を見たら降雪の目安にできる。

地球温暖化は既に他人事ではない。近年、ここ南駿(なんすん)では年が明けてから雪は降っても、先ず積もることはない。気温は標高100m毎に約0,5~0,6度下がるので、殆ど海抜0mに近い沼津市街、清水町(サントムーン柿田川付近海抜約20m)長泉町(御殿場線下土狩駅40m)あたりで粉雪がチラついても、裾野市(〃岩波駅220m)御殿場市(〃御殿場駅460m)と北駿(ほくすん)に上がるにつれ、今日あたりでも5~10cmくらいは積もっているだろう。天気予報でよく使われる~例年に比べ気温が何度高い低い~という言い方は、過去30年間の統計比較であるから、単純計算すれば昭和55年以前のデータは使われていないことになる。駿東地区の中学校社会科教育副読本『駿東』(S41年版=1966年)を見ると、三島市の1月平均気温が2,8度に対し御殿場では0,0度とあるが、気象庁のページから昨年(2009年)の数値を見ると、其々三島6,2度と御殿場3,3度で、いかに温暖化が進んでいるか分かる。

豪雪地帯の人が見たらなんと思うだろう。こんなミニ雪ダルマでも、こどもにとって雪は楽しくて、嬉しくて、明るい。

◎駿東=すんとう(中学校社会科副読本/S41年/駿東地区教育協会)
◎東駿地誌=とうすんちし(S34年/同協会)
駿東地区の中学校で、社会科副読本として全生徒に配布された『駿東』は、先に発刊された『東駿地誌』のポケット版(廉価版)だが、どちらも非売品で古書の価値は高い。
《毎日見て暮らしに役立つサイト》
気象庁のホームページ
●追記~
気象庁のサイトでは、全国の過去の気象データがつぶさに調べられる。
例えば、寅の子文庫の15年戦争の本棚でも取り上げる[2・26事件/1936年2月26日]は大雪の中でのクーデターとして有名だが、データを見ると26日に降った雪は6,7cmで、その三日前の23日に43,0cmの記録的降雪がある。恐らくは気温が上がらず溶けずに固まっていた上に事件当日未明、新たに6,7cmの雪が降り積もったと見るほうが正しい解釈だろう。
●追記2~2/26
静岡県沼津土木事務所のページに雪ライブカメラが設置されて、東部伊豆地方の山間部主要道路各峠付近の積雪状況がリアルタイムで閲覧出来、たいへん便利です。
静岡県『沼津土木スノーライブカメラ映像』のページ
●追記3~3/31(水)
29日夕刻から県東部全域で降雪=春の大雪となり山間部では10~20cmの積雪となった。

御殿場市印野(いんの)の大野原。標高600m付近、見渡す限りの野焼きの跡=陸上自衛隊東冨士演習場。ここで20日(土)午前、恒例の春の野焼があり不幸にも三名が炎に巻かれて死亡した。

標高840mの「忠ちゃん牧場」脇のヒノキ林の陽の当たらない緩斜面にはまだ15cmの残雪があった。路肩に駐車すればこどもたちは束の間の雪遊びに大喜び。
●追記4~4/25(日)
朝5時、軒下の温度計は3度。もう5月になろうというのに気象が完全に狂っている。
夜通しの雨となったが、富士山でまた積雪、画像はないが真っ白となった。