2月10日のことです。
午後9時ごろ 仕事から帰ってきたら
母が 「夕方 近所の人が来た時にチビが脱走したけど
どこかに挟まれて帰って来られないみたい」と言います。
確かに 近くでチビの鳴き声が聞こえます。
あちこち探してみると うちの家に隣接する駐車場の屋根で
2階の 母の部屋に向かって わおんわおんと鳴いていたのでした
雨がシトシト降っているし 何とか来た道を戻らせようと
向かって右側の方に 魚を投げてみたのですが 動きません
それで一生懸命考えて
こちらの窓に向けて板を渡したら 猫なら歩いてこれるだろうと思い
(適当な板がなかったので)スキーの板を裏向けて渡してみましたが・・・
(いい考えだと思ったのですけどね
)
いくら呼んでも板を渡ろうとはせず 更に離れていってしまいました。
雨はどんどんひどくなり 鳴きもせずうずくまって動かなくなってしまったので
このまま一晩中 濡れたまま放っておいては死んでしまうと思い
思いあまって 消防署に電話をして相談してみました
隣の建物の裏の 物置の屋根から登ったはずなので
来た道を戻れば帰れるのに
登ってしまえば どちらを見ても 鉄の板しか見えず
方向がわからなくなってしまってパニックになったのでしょう
思い切って 消防署の方に事情を説明したら
「途中で緊急事態が発生すれば そちらを優先することになりますが
すぐに向かいます」と言って
有難い事に 4人で来て下さいました
午後10時頃 雨が本降りの中
私が野菜を作っている 向こう側からと
家の2階の窓側からと
両方から梯子をかけて挟んで追うことになりました。
雨で滑りやすいのに 1人の隊員さんが屋根の上に乗って下さり
チビの方に向かって行くと・・・(本当にすみません)
びっくりしたチビは 一旦 右側のトユのところに隠れたものの
追われてうまく下に飛び降りたのです
捕獲しなくても地面に降りたらもう大丈夫
雨に濡れながら 危険を顧みず 猫を救出して下さって
申し訳ない気持ちと 有難い気持ちでいっぱいでした
「雨が降る中 猫のため尽力して下さって本当に有難うございました
」と言うと
「猫も家族の一員ですからね」
とやさしいお言葉をいただき 更に恐縮してしまいました
それから1時間ほどして
裏口に帰ってきたチビ
雨が降っていたけど 外の気温は10度くらいあったので
何とか無事に帰れたけど
もっと寒い時だったら死んでしまうところでした
大騒動の間 ミニーはちゃっかり チビの寝床を占領
チビっ
もう自分で降りられないような所に登ったらあかんよ
反省しなさい
やさしくて頼もしい消防隊員の皆さま 本当に有難うございました