風のうわさ

気ままな私の独り言

金木犀

2016年10月02日 | くさばな

庭の金木犀が咲き始めた。

いつも大きくならないようにバサバサ切ってしまうので

花の数が少なかったが 今年はいっぱい。

廻りにいい香りを放っている。

 

 

 

 

金木犀が秋に咲くと知ったのは

星野富弘さんの詩集を読んでから。

 

たしか

金木犀が咲くころに運動会があり

母親がしまってあった着物を着て見に来てくれた。

それは樟脳の匂いがした・・・

 

そんな内容だった気がする。

(そうか、 金木犀って運動会の頃に咲くのかーと

改めて認識したのだった。)

 

 

富弘少年のお母さんに対する思いがあふれ出ていて

なぜか涙がにじんだ。

 

 

子供にとっての母親の存在

ただいるだけでそれはそれは嬉しいもの。

 

若かりし頃の私は母親としてどうだったのだろうか。

ふと、 そんなことを考えた。

 

 

 

私の好きな富弘さんの作品

 

 

思い出の向こう側から

1人の少年が走ってくる

あれは

白い運動靴を

初めて買ってもらった日の

私かもしれない

白い布に草の汁を

飛び散らせながら

あんなにもあんなにも嬉しそうに

今に向かって走ってくる

 

 

嬉しい少年の思いがそのまま胸に飛び込んでくる。

その純粋さに涙がにじみ

朗読しようとすると声が詰まる。

 

 

 

 

 

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