先週、
南図書館で「襤褸(らんる)の旗」という
田中正造の半生を描いた映画を観てきた。
襤褸という文字も読めないし、意味もわからず
何となく暗い映画だったという印象しかなかった。
主演が三國連太郎ということもあったのだろうか。
観客は400名を超え
補助の椅子を出してまでの映画会だったが
暗い映画だったなという思い。
たしかにあの映画は足尾鉱毒事件の話で
皆は生きていくのにやっとといった時代。
国政として銅の生産に力を入れるあまり
その周りの環境破壊には目をつぶってきた。
それに立ち上がったのが田中正造。
先日Oさんのブログを拝見していたら
「襤褸」の言う言葉が出てきたので
おやっと思い改めて「襤褸」の意味を調べてみた。
「ぼろ」という意味だった。
今までお目にかかることもなかった「襤褸(らんる)」という言葉
なぜこの1週間のうちに2回も聞くの?
ふ。し。ぎ。
(子供に話したら認知性バイアスというそうな。
その言葉が意識の底に眠っているので
目にした時結び付くのだそうだ。)
映画を観終わって あの時代があって今がある、
そして今私たちは何と恵まれているのだろうかと
改めて思ったのだった。
先人たちがひとときひとときを築き上げてきて
今がある。
このひとときに感謝して大事に過ごしていかなければ・・・
罰(ばち)が当たるよね。