私の好きな俳優さん、片桐はいりさん、黒木華さんとダブルで観られるなんてラッキーとチケットを取りました。
江戸川乱歩の短編をベースにした芝居で舞台のセット、衣装も大正から昭和の戦争の足音が聞こえてくる前のなんとも妖しげな時代、夕暮れ時になるとマントを羽織った人さらいとかが出てきそうな。
そんな感じです。
乱歩センセーの有名な「押し絵と旅する男」や「D坂の殺人」、「二銭銅貨」、「廃人」登場するお勢というミステリアスな女性を中心に1つの世界を作ってしまった。
可愛らしくもミステリアスなお勢を黒木華さん。
片桐はいりさんと梶原善さんがいろんな役で登場します。
乱歩センセーの小説に出てくるキャラの違う人を何人も演じるお二人、テレビも良いけどやっぱり舞台で観るのが良いなあと。
「D坂の殺人」を初めて読んだ時の衝撃、それを生の舞台で再現されるのですからそうなんだこの事件にはこんな背景があったのかと本を読んだ人と語り合いたかったです。
あと「押し絵と旅する男」と「廃人」のシーンもいろんなことが衝撃でした。
乱歩の世界をこんな風に表現された舞台、とても素晴らしかったです。
まだまだ乱歩センセーの作品はありますのでお勢さんに再び登場していただきたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます