金魚cafe

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LIFE~夢のカタチ~ペンキで描くアフリカンアート単身アフリカで修行した若き画家に密着

2018-05-29 23:13:55 | 佐々木蔵之介さん
久々にLIFE~の感想です。

今回は美味しいスイーツではなくポップなアフリカンアートの世界です。

鮮やかな色で描くアフリカの子供たちと動物たち、イキイキとしてとても素敵な絵でした。
タンザニアで生まれたティンガティンガと呼ばれている6色のペンキと
3本の筆だけで下書なしで描くポップなアフリカンアート、外国人で初めてその画家となることを許されたSHOGENさん、サラリーマンをしていたのですが京都でこのティンガティンガに出会って単身アフリカに渡りました。

言葉も何もわからなくてただ絵が習いたいその一心のSHOGENさん、最初に覚えた言葉がクラ(食べる)、ニナ(私)、ニナ クラで(私 食べる)。

これさえ伝わればまあ生きて行けますね。(^^)

クラ(蔵)が食べるなんて。(^^)

きっとこのナレーションなさってるときに蔵之介さん、タンザニア行きたいな~~~~。と思ったかなと想像してしまいました。(^^)

アルゼンチンでイキイキとペンギンさんやクジラさんを写真におさめてありがとうとお礼をおっしゃっていた蔵之介さん。

サイやゾウ、カメレオンに遭遇してありがとうとおっしゃるのかしら?

もしかして旅好きなのでもうアフリカ行ってますか?

楽しそうなナレーションの回でした。。(^^)




三鬼 三島屋変調百物語四之続

2018-05-22 23:49:43 | 読んだ本
宮部みゆき著 日本経済新聞出版社。

これは図書館で一年前から予約してやっとこちらに本が回ってきました。

地元の図書館の貸し出しリクエストの1位でしたのでかなり待ちますよと司書さんに言われたのですがまさか1年待ったとは。

忘れた頃に予約本が来ましたよと連絡。

1年待ったのに読むとなったら565ページあってかなりの厚さなのにサクサクと読んでしまいました。

これは宮部センセーの文章がテンポが良いということなんでしょうね。

江戸の袋物問屋三島屋は繁盛しているだけでなく、黒白の間という部屋を持っていてそこで百物語を聞くという変わったことをしていました。

話を聞くのは主の姪で看板娘のおちかさん。

彼女は川崎の旅籠の娘で何不自由ない暮らしをしていたのですが悲しい出来事があり生きる気力を失い。
江戸に来て働くことで以前のおちかさんに戻れるようにとこの百物語聞き役をつとめているのです。

でこのシリーズも4冊目となりおちかさんも最初は私は生きていていいのだろうか、幸せになってもいいのだろうかと悩んでいたのですがだんだんと日常を取り戻してきたような感じがしました。

この「三鬼」では4人の語りべが登場します。

老若男女、身分も皆バラバラ。

普通の幽霊だお化けがとかそういうありふれた話ではなく何十人と話を聞いてきたおちかさんも聞いたことがない不思議なことばかり。

最初の「迷いの旅籠」はこっちの世界とあっちの世界とを行き来ができるのか?それは良いことなのか?
活躍するのは13歳の少女。
じっちゃんと子供が活躍するところが宮部センセーらしさが出ていました。

「食客ひだる神」ひだる神とは旅の途中で行き倒れて死んだ人のことで餓鬼ともいうそうです。
憑りつかれるとお腹が空いて体が動けなくなるそうです。
そんなとき一口でも食べ物を口にするとひだる神はいなくなるのですが。

旅の途中でひだる神に憑りつかれてしまった男の人の話で災難かと思えばほのぼのとした話でした。

「三鬼」題名ともなった話は初老の武士が黒白の間を訪れ自身の若いころの体験しことを語るのですが「荒神」を思いださせるところもあってあやかしは人の中の黒い気持ちが生み出すのだろうかと。

「おくらさま」一番不思議で悲しい話でした。家のために犠牲になるのはいつも弱い立場の人。
人間真っ当に働かないで栄えるとそれはしっぺ返しがくるのだと。
この最後の「おくらさま」ではおちかさんの運命をガラッと変えてしまう出来事があり、もう新刊が出ているのでどうなっているのかわかりませんが悲しいけれどおちかさんは川崎の旅籠で起こった悲しい出来事からふっきれたのだなあと。

team申で朗読劇を何回か公演がありました。

そこで選ばれたのが宮部センセーの小説でした。

「食客ひだる神」はページ数も丁度良く、ユーモラスなところもあり朗読してくださらないかしらと思ってしまいました。




中国王朝英雄たちの伝説

2018-05-14 00:18:20 | 佐々木蔵之介さん
3月に放送されて5月のGW中に再放送されていたのを観ました。

最近BSプレミアムの海外ロケ多いんで蔵之介さんインターナショナルになったんだなあと。


3回にわたって中国が大きく転換した時期を選んでるのですが、自分の国の歴史はまあなんとかなのですが、世界史はざっくり世界ですから中国の時は清王朝より後の方を詳しく習ったような記憶があるのですが。

まずは中国を統一する前の三国志の時代、明から清へ、清王朝の崩壊とその節目にはいつも王朝を打開しようとした英雄が現れたということです。

蔵之介さん歴史詳しかったっけ?と思ってたら最初に横山光輝センセーの漫画の三国志でお勉強。

私も三国志はもう漫画で覚えたので同じだわと。

三国志って長編なので劉備が諸葛亮孔明を軍師に迎えるために三願の礼をもって通ったぐらいまでしか読んでおりません。

蔵之介さんは全部読まれたのかな?


三国志で取り上げたのが劉備でもなく関羽でもなく対する曹操だったので曹操側から見た歴史も面白いだろうなあと。

漫画では曹操はヒール役なのでそういうビジュアルだったのですが、実際の曹操は中国を統一して法を重んじる社会を築こうとしていたそうです。

当時政治が腐敗して賄賂が飛び交っていたので法によって正しい政をしようとしていたなんて漫画や映画からは想像できないです。

大河ドラマでもヒール役ポジションの吉良上野介や井伊直弼が自分の藩では名君だったと言われていますので歴史というのは勝ったものが都合の良いようにさじ加減するのだなあと。

明から清へと変わる節目にも、清王朝に腐敗が蔓延したときも革命を起こそうと立ち上がった英雄たち。

教科書には載ってたっけ?ぐらい知名度が。

実際中国に行けばよくわかるのかもしれませんね。

共通しているのが政を正そうと立ち上がったのにいずれも成功しなかったこと。


その理由を簡潔に説明してくださる蔵之介さん。

ロケに行った先の研究者の方々の話を聞いて(通訳をはさんでですが)国が大きすぎで民が多すぎで平等に食料や財産を分配するのが大変、それを実行しようとすると無理がでる。

平等に分配されないので団結していたのが不満が起こる。
などなど。

というのを自分の意見で簡潔にまとめて説明する。

蔵之介さんは聞き上手で理解してわかりやすく説明のできる方だからこういうロケに選ばれるのかなと思いました。

それと現在中国の人口正確なことは調べられなかったのでわかりませんが、あれだけ多くの人であふれている街にスッと立っているだけで存在感半端ない、スマホでパシャパシャ撮ってる方がたいらっしゃいましたね。(日本のアクターって知ってるのかな)

蔵之介さん、北京ではファーでモフモフしたコートを着て耳が真っ赤で息が凍ってましたが、広州ではすっかり薄着だったので中国って広いなあと思いました。


GWに読んだ本(3)

2018-05-07 00:00:25 | 読んだ本
もうGW終わってしまうのですね~~。

私の地元ものんびりとしたところで何もないのですが、公園は雨の日もありましたがお天気の日は駐車場が満杯で皆広場で」バドミントンやキャッチボールして楽しまれてました。

どこへお出かけしても人が多いのでこういうときはインドア生活にかぎると読んだ本の3冊目が「上流階級 富久丸百貨店外商部Ⅱ」です。

高殿円著 光文社。

前に読んだ「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ2です。

今回は主人公の鮫島静緒の後輩の桝修平のお家事情がからんできます。

この2人は神戸の老舗富久丸百貨店の外商部に勤務しています。

外商部を利用できる顧客になろうとしたら年間1000万ぐらいは買わなければなりません。

外商部の静緒、桝たちの月の営業のノルマが1500万なので普通のお金持ちではないのです。

そんなセレブたちとお近づきになるためにはあの芦屋というところに住んでその雰囲気をつかむのも勉強ということなのですが、芦屋でお家を探すといっても手軽な値段のところがなくて先輩の外商葉鳥さんのお世話で後輩の桝とルームシェアとすることになりました。

一緒に住んでも静緒は桝に対して恋愛感情はないし、桝自身の事情、実家の事情があって支障はなく互いに干渉せずで上手くいっていたのですが、今回桝の実家のことでこのルームシェアの危機が訪れます。

私が前回のを読んだのが2年前だったでしょうか。

その間に百貨店を取り巻く事情が変わってきたようです。

今まで高額なものをお買い物をしてくださったお得意様は高齢化して資金は豊富なのだけどこれといって欲しいものがない。

そのお得意様の子供たちの代はといいますと、ネットでポチする世代なのでわざわざ外商を利用しない。


前回も書きましたが百貨店の大きな売り上げがこの外商なのです。

買っていただけなくなるとピンチです。

なんとか打開しなければと百貨店の外商部は戦略をたてますが、なかなかいいアイデアが浮かばない。

一番辛い立場なのがアルバイトからのたたき上げで外商部に配属された静緒。

上手くいかなければまたバイトに格下げになるかもというピンチ。

自分のお得意様の問題もクリアしながら外商の売り上げを回復できるのか。

ゆりかごから墓場までのなんでもありの外商部。

絶対お目にかかることはないと思うので私たちの知らないところで高級車一台買えるぐらいの高級時計や宝石をジュラルミンケースに詰め込んで回っているのだろうなあと。

百貨店で北海道フェアやってる九州物産展やってると聞けばスイーツや名物を楽しみに出かけようかなと思うのでやっぱり魅力はあると思うのです。







GWに読んだ本(2)

2018-05-05 00:45:00 | 読んだ本
全部一気に書けなくて一冊ずつですいません。

次に読んだのが「フォークロアの鍵」です。

川瀬七緒著 講談社。

川瀬センセーは本の題名のつけ方が独特のセンスだなあと。

背表紙の題名を見てつい手に取っちゃう、そして読みだしたらその世界にハマってしまう。

「フォークロア」というのはウィキで調べたら「民俗」という意味でした。

民俗学を専攻している大学院生羽野千夏、彼女の専門は「口頭伝承」これは言い伝え、民話、昔話などなどです。


彼女はこの「口頭伝承」を集めるためにはいろんな老人たちから聞きたい、そのため認知症の入居者ばかりのグループホームに協力を依頼します。

施設の経営者側も入居者たちが千夏と接して昔の話をすることで認知症に良い結果が出るのではないかと互いのメリットがあると許可してくれます。


前に読んだのが児童の教育で今回は認知症の老人問題と川瀬センセーも?と思いながら読んでいきますと。

一筋縄ではいかぬ入居者のみなさん、そして経営者側から千夏の研究に協力するよう言われて入居者のケアだけでも大変なのに余計なことをと思ってる現場の人たち。

なかなか上手くいかないけれども自ら彼らから話を聞きとるのだという千夏の辛抱強さとめげなさで入居者の皆様も心を開くようになります。

ただ要介護4のルリ子さんだけは上手くコミュニケーションが取れません。

自分の世界に閉じこもっているルリ子さんは脱走の常習犯で彼女がなぜ脱走しようとするのか理由がわかりません。

ルリ子さんが「おろくんち」という謎の言葉が脱走の原因なのだろうと。

そこに「おろくんち」の意味を知っているという登校拒否の高校生大地。

千夏と大地で謎の言葉の意味を捜していくのですが。

昔話にはなにがしかの意味がありそれは現代(いま)に受け継がれている。

良いことならばよいのですがもし、悪いことならば。

介護の問題と登校拒否の問題とかいろいろ川瀬センセーに思うことがあるのだなあと。


私は川瀬センセーの作品を全部は読んでおりません。

好きな昆虫法医学者シリーズでも感じだことなのですが。

自分たちよりも長く生きていろんな経験を摘んでいる人の話には気づかないけれど大事なことがあるのだと温かい目で見ているように思いました。